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ビルメンに宅建は必要なの?3000円で宅建に合格する方法を教えます!

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皆さんは宅建士という資格をご存知でしょうか。

正式名称は宅地建物取引士という名前で、不動産業界で働く場合に必要な資格です。

今回はそんな宅建士について、取得方法やビルメンとの相性などを解説したいと思います!

キヨシ

また資格か・・・。
もうおなか一杯やで。

ヘタ・レイ

まあ、そう言わずに。
ビルメンにも全く関係が無いわけではありませんよ!

この記事はこんな方におすすめ
  • ビルメンに宅建士が必要なのか知りたい
  • 宅建士がどういう資格か知りたい
  • 宅建士の勉強方法が知りたい

宅建士とは?

先ほども紹介しましたが、正式名称は宅地建物取引士です。

名前が長ったらしいので宅建士と略されています。

ちなみに、2015年までは「宅地建物取引主任者」という名称でした。

法改正があり、その際に名前が「宅地建物取引士」に変更されたのです。

ヘタ・レイ

名前なんてどうでもいいですよね笑

資格のジャンルは法律系になり、数字を扱う問題も少しだけ出ますが、小学生レベルの算数が出来れば十分です。

何が出来る資格なの?

宅建士は不動産の売買や賃貸に関する説明や手続きなどの業務を行うことが出来ます。

独占業務

宅建士の業務の中でも、売買・賃貸契約の際の「重要事項説明書(35条書面)」への記名・押印及び重要事項の説明と、「契約内容記載書(37条書面)」への記名・押印に関しては宅建士の独占業務となっています。

宅建士の独占業務

➀重要事項説明書(35条書面)の記名及び押印と、その書面の説明

➁契約内容記載書(37条書面)の記名及び押印

なぜ宅建士にこのような業務が任されているかというと、不動産の取引は高額な金額の契約を不動産の知識を全く持たない素人が行うことになります。

そうすると、売買・賃貸どちらの場合でも知識の無い人が一方的に不利な契約をして損害を受ける可能性があります。

そのような事態を防止するため、不動産のプロである宅建士が両者の間に入り、公平な取引が出来るように契約締結の判断に重大な影響を与える事項について説明することを義務付けているのです。

ヘタ・レイ

ビルメン関連資格だと、電験三種やビル管理士も独占業務を持つ資格ですね。

5人に1人の設置義務

これは宅建士が出来る事とは話がズレるかもしれませんが、宅建士の資格の必要性に関わることなので紹介しておきます。

不動産業を営む時は事務所ごとに、業務従事者5人につき1人以上の割合で「専任の宅建士」を設置することが義務付けられています。

もし専任の宅建士が退職してしまい、人数が不足してしまった場合は2週間以内に補充しないと法的な措置を受ける場合があります。

急な退職の備えるためにも、雇用する宅建士の人数は余裕を持たせておく必要があります。

宅建士試験の概要

試験を管轄している団体

団体名一般財団法人不動産適正取引推進機構
URLhttps://www.retio.or.jp/

試験の最新情報などは上記URLで必ず確認してください。

受験資格

日本国内に居住している人なら誰でも受験可能です。

受験料と申し込み方法

受験料

受験手数料8,200円

申し込み方法

web申し込み毎年7月第1営業日から中旬まで
郵送毎年7月第1営業日から7月下旬まで

試験日

試験日10月の第3日曜日
試験時間午後1時~午後3時(2時間)
登録講習修了者は、午後1時10分~午後3時(1時間50分)
登録講習修了者とは

登録講習実施機関が行う登録講習を修了し、その修了試験に合格した日から3年以内に行われる宅建士試験を受けようとする者は、試験問題のうちラスト5問が免除されます。

※ビルメン資格でいう、冷凍機械責任者試験の講習みたいなものです。しかし宅建士試験の場合は、宅建業従事者しかこの講習を受けることが出来ないため、ビルメンの場合は5問免除は受けられないと思ってください。

なお、免除対象の5問はそんなに難しい問題ではなく、試験の前日に2時間程度勉強するだけでも8割(5問中4問)は正解出来ます。

試験内容

宅建士の試験は全部で50問あります。

科目の内訳は以下の通りです。

科目問題数
権利関係14問
法令上の制限8問
税その他3問
宅建業法20問
免除科目5問

合格点

宅建士試験は合格点が決められておらず、合格率が15~17%程度の人数になるように合格点を調整しています。

例えば50問中35問正解したからと言って、必ず合格出来るわけでありません。

ヘタ・レイ

試験終了後に各予備校が合格点の予想をします。
ギリギリのライン上にいる人は合格発表に日まで生きた心地がしません笑

宅建士証の申請

宅建士の試験に合格すれば合格証書を貰うことは出来るのですが、宅建士証(免許)は手に入りません。

宅建士証を取得するには、不動産屋等で実務経験(2年以上)を積むか、予備校などが実施している有料の宅建登録実務講習を受講したあと、各都道府県に宅建士としての登録申請をする必要があります。

講習の費用は予備校によって様々ですが1万5000円前後が相場で、宅建士の登録申請は37000円+免許申請費が45000円となっています。

なお宅建士の資格を使って仕事をしないのであれば、宅建士証(免許)を手に入れる必要はありませんのでこの講習も受けなくてOKです。

逆に言うと、宅建士証を持っていないと重要事項説明などの宅建士の独占業務は出来ないことになります。

宅建士証の写真はスーツ着用?

ビルメンの資格と違って宅建士証は顧客に提示する機会があります。
具体的には重要事項説明をお客様に説明するときです。
これは宅建業法で決められルールですので、拒絶することは出来ません。
※IT重説のときも、カメラに映るように宅建士証を相手に見せます。

このとき、宅建士証の写真が、私服のだらしない格好だとお客様はどう思うでしょうか?
自分がお客様の立場だったら、この人で大丈夫かなって気持ちにならないでしょうか?

というわけで、スーツ着用で撮影した写真が無難だと思いますよ!
趣味で宅建を取得するだけで、業務上は絶対に使わないというなら別ですけどね・・・。

ヘタ・レイ

とりあえず合格証だけ持っておいて、もし資格を使う機会が出てきたらその時に申請すれば良いんじゃないかな。めっちゃお金かかりますからね・・。

ビルメンが宅建士を取るメリットは?

現場の設備員として働くだけであれば、宅建士を持っていても全く意味が無いと思われます。

先ほど宅建士の出来ることで紹介した書類の記名・押印や重要事項の説明をビルメンがやるわけないですからね。

しかしビルも不動産である以上、ビルマネ業務の方面に進路変更したくなった時などに宅建士の資格が活きてくる可能性はあります。

私が勤務していた大手のビルメン会社でも、宅建士持ちのビルマネ担当の方が数名いらっしゃいましので、ビルマネに異動したいなら取得しておくとアピールになると思います。

ヘタ・レイ

施工管理技士と違って、宅建を持ってるだけで配属先が異動になるというのは聞いたことが無いので、ビルマネに異動するのが怖い人は安心してください。

資格手当の存在

一部のビルメン会社では資格手当が支給されることも見逃せません。

私のYouTubeチャンネルでアンケートを取ったところ、宅建士を所持していると最大で1万円ほど資格手当を支給するビルメン会社があることがわかりました。

ヘタ・レイ

ただし、宅建士に資格手当を支給してくれるビルメン会社自体は少ないのでご注意ください。

副業をする

少しでも収入を上げたい方は、宅建士の資格を活かして副業をするのもアリだと思います。

求人を調べてみると週1から2くらいで、重要事項説明に関する業務のみを担当する宅建士の募集がありますので、そういった仕事であればビルメンを続けながらお小遣いを稼ぐことも可能です。

資格が必要なこともあり、時給も1,500円以上と高額ですのでおススメですね。

また重要事項説明は非対面(オンライン)でも可能なため、webカメラを使うことで在宅でも仕事が出来るようです。

上記のようなオンライン重要事項説明のことをIT重説と呼びます。

以下はIT重説の求人の転載です。

IT重説の求人
ヘタ・レイ

不動産関係の仕事をメインにするとストレスですぐ辞めてしまいそうですが、
副業としてやる分には気楽に始められそうですね。
リクナビ派遣とかにも求人募集がありました。

宅建士の難易度

さて、これまでの記事を読んでみて宅建士を取得しようと考えた方は、宅建士の難易度が気になると思います。

私の体感ですが、宅建士はビル管理士と同程度の難易度であると考えます。

ただし、先ほど話したように合格率が15~17%で調整される相対評価の試験のため、実際はビル管理士より受かりにくい試験であると言えます。

ビルメンなら宅建士は余裕?

ビル管理士よりも少し受かりにくいと説明しましたが、ビルメンなら宅建士はそこまで苦戦することなく合格出来ると思います。

理由は、元々ビルメンをやってる人は資格試験に慣れており、他の職業の人たちよりも資格試験が得意です。

私も宅建を取得したのはビルメン資格をある程度取った後だったので、資格勉強のノウハウなどわかっていたため、宅建でそこまで苦戦した記憶がありません。

そのため試験を受ける直前には絶対に受かる自信がありました。

ヘタ・レイ

私の配信に来てくれるリスナーさんの中にも、職業はビルメンだけど宅建士を持っている人が数名います。

宅建士を取得しても良いビルメン

先ほどもお話しましたがビルメンに宅建士は不要です。

それでも宅建士が気になるというビルメンのために、こんなビルメンなら宅建士を取得しても良いかもという特徴を3つピックアップしてみました。

➀他に欲しいビルメン資格が無い

4点セットや3種の神器もいくつか取得してしまって、他に欲しいビルメン資格が無い人なら宅建士を取得してもいいかもしれません。

施工管理系の資格と違ってきつい部署に異動の可能性も低いですし、資格手当が貰える会社もあります。

そもそも不動産は日本で生きていく上で誰もが関わることになりますし、勉強をしておいて損は無いです。

➁副業で稼いでみたい

副業でお金を稼げる可能性があります。

先ほど説明しましたが、オンラインでも重要事項説明が可能ですので副業にピッタリと言えます。

また、IT重説は令和3年から始まったばかりの新しいルールです。

それまでは重説は対面で行われていました。

そのため、今後さらに法改正でIT重説と同じような副業しやすい仕組みが導入される可能性もあります。

美味しい資格と認知されてしまうと受験者がさらに増えてしまい、難易度が上がってしまうので取得するなら早い方が良いと思います。

③定年までビルメンをやるつもりがない

現在ビルメンをやってる方の中には、定年までビルメンをやるつもりがない人もいると思います。

ビルメンを辞めた後の仕事が特に決まってないようであれば、将来の保険として資格を取得しておくと良いかなと思います。

不動産業を営む場合、従業員のうち5人に1人以上は専任の宅建士を設置しなければいけない義務がありますし、重要事項説明などの独占業務がある資格ですので、資格を持っているだけで転職がしやすくなることは確実です。

宅建士の勉強方法

宅建士は難しい試験だと言われていますが、勉強方法は他の資格試験と同じです。

まずはテキストを一回読んでそのあとは過去問の反復学習です。

たったこれだけで宅建士は受かります。

宅建の勉強で必要な教材(宅建士に3000円で受かる理由)

宅建士のテキスト

テキストは市販の3000円程度で購入出来るもので十分です。

私はスッキリわかる宅建士シリーズを購入しました。

ちなみにテキストを購入をする場合は、必ず最新の物を買ってください。

古いものは法改正に対応していなかったり、直近の過去問の対策が出来ていなかったりするためです。

3000円程度ケチったがために、1年を棒に振るようなことがないようにしましょう!

宅建士の過去問

私は市販の過去問を購入しましたが、正直なところ過去問の購入は不要だと思います。

理由はスマホで使える無料の過去問アプリが充実しているからです。

私が勉強開始した当初は、このアプリの存在を知らなかったため市販の過去問を購入しましたが、アプリを導入してからは市販の過去問は使っていません。

使っていた過去問アプリのリンクを以下に貼っておきます。

宅建過去問アプリ(iPhone版)

宅建過去問アプリ(アンドロイド版)

このアプリは宅建の過去問10年分を「一問一答形式」と「4択」両方で解くことができ、かつ間違えた問題にチェックを付けたり正答率を表示することも出来たりと、無料とは思えないクオリティです。

この記事のタイトルに「3000円で受かる」と書いているのは、購入する教材が3000円程度のテキスト1冊で十分だからです。

ヘタ・レイ

このアプリを宣伝しても私には一銭も入りません。
本当に良いアプリなので紹介しています笑

どうしても心配なら以下のようなオンライン講座を受講するのもアリです。

通学よりも費用を抑えられますし、オンラインで講義を受けられるのでテキストを読むよりも理解が早くなります。

資格試験のオンライン講座【資格スクエア】

宅建士の勉強に必要な学習時間

法律初学者が確実に合格するためには、250時間~300時間くらいは必要だと思います。

私は先ほどのテキストとアプリを使って、250時間くらい勉強したところ令和元年の宅建士試験に42点で合格しました。

多少余裕のある点数ですのでもう少し勉強時間を減らしても良いとは思いますが、ボーダーライン上の点数で合格発表を冷や冷やしながら待つのは精神衛生上よろしくないので、なるべく余裕を持った勉強時間を確保しましょう。

勉強時間の配分は最初に20~30時間程度かけてテキスト全体を読み込み、その後は過去問をひたすら解きまくります。

過去問の解説を読んでも理解できない部分は、再度テキストで学習すればOKです。

テキストを時間をかけてダラダラと読むのだけは絶対に止めましょう。

そんなことを続けても試験に受かる実力は身に付きません。

宅建士勉強のポイント

試験概要でも説明したましたが、宅建士試験は下記の5分野に分かれます。

科目問題数
権利関係14問
法令上の制限8問
税その他3問
宅建業法20問
免除科目5問

その中でも問題数の多い権利関係と宅建業法を中心に学習することをおススメします。

権利関係が難しくて捨てる方もいるようですが、3か月以上の勉強期間を取っていれば難しい分野を克服することは十分可能ですので、苦手だからと言って逃げないようにしましょう。

ヘタ・レイ

どの資格試験にも言えることですが、捨て分野を作ると一発合格の可能性が遠のくので苦手分野を克服する努力をした方が良いです!

権利関係を学習するポイントは、基礎(条文)をしっかり理解することです。

もし学習中につまづいてしまった場合は、私のライブ配信で質問して頂ければわかる範囲で教えます。

解説するのにちょっと時間を頂くと思いますが・・・w

まとめ(宅建士は持っていて損は無いです)

今回は宅建士についての紹介でした。

YouTubeで配信をしているときに、現役ビルメンの方で宅建取得に興味がある方を数名見かけましたので、需要があるかと思い記事にしてみました。

独占業務がある資格はいくら持っていても損はありませんので、時間に余裕のある方は是非取得してみましょう!

仮に会社から資格取得の費用が出ないにしても、宅建士を取るために必要なお金は受験料(8,200円)+テキスト(3,000円)+受験会場に行く交通費くらいですので2万円もかかりませんので安いものです。

ヘタ・レイ

宅建士証が欲しいなら、実務講習を受講しないといけないので+数万円かかりますが・・・

宅建士勉強,宅建士,資格