ビル管理士試験一問一答オリジナル問題⑭【過去問ベースだから安心】
ビル管理士試験一問一答(他の問題に挑戦する)ビル管理士試験のオリジナル問題を過去問ベースで作成しました。
一問一答形式で出題しますので、試験を受ける前の最終確認にご利用ください。
過去問をしっかり学習していれば解ける内容になっています!
- この問題は既に過去問を3周以上した向けの内容となっています。
- 全部で18問あり、苦手分野を発見するために本試験と同じ割合で全部の科目を掲載しています。
- 回答するときは、必ずその答えになる理由を頭に思い浮かべてください。
- 理由が思い浮かばない場合は、過去問又はテキストで復習をしてください。
- 8割以上正答を目指してください。
※問題や回答にミスがあったらコメ欄又はメールで教えて頂ければ幸いです。
建築物衛生行政概論
【問1】
水族館とスポーツジムは建築物衛生法に基づく特定建築物に該当する。
答え
答え ×
水族館は該当しますが、スポーツジムは特定建築物ではありません。
【令和4年問3-肢4,5】
【問2】
空気環境測定実施者は、建築物衛生法に基づく建築物環境衛生総合管理業の登録に必要な人的基準である監督者等に該当する。
建築物の環境衛生
【問3】
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律において、積極的疫学調査は「全ての類型の感染症」について実施される。
答え
答え 〇
正しいです。
積極的疫学調査:保健所では、医療機関等から感染症の発生届が届け出られた場合に、患者とその濃厚接触者に対して行動歴や家族状況等の聞き取り調査を行いますが、これが積極的疫学調査に該当します。
【令和3年問41-肢4】
【問4】
熱中症において、熱疲労と熱失神では、熱失神のほうが症状は重い。
答え
答え ×
熱疲労と熱失神では、熱疲労のほうが症状が重いです。
熱失神:炎天下にじっとしていたり、立ち上がったりした時、運動後等に起こる。皮膚血管の拡張と下肢への血液貯留のために血圧が低下、脳血流が減少して起こるもので、めまいや失神などの症状が見られます。⇒足を高くして寝かせると通常はすぐに回復する。
熱疲労:脱水によるもので、全身倦怠感、脱力感、めまい、吐き気、嘔吐、頭痛などの症状が起こる。体温の上昇は顕著ではない。⇒0.2%の食塩水、スポーツドリンクなどで水分塩分を補給することで通常は回復する。
※失神の方が症状が重そうに感じる名称なので間違って覚えないように注意してください!
【令和3年問26-肢2,3】
空気環境の調整
【問5】
白熱電球やHIDランプ(高輝度放電ランプ)は、蛍光ランプと比べ、周辺温度による光束変動が大きい。
答え
答え ×
逆です。
白熱電球やHIDランプ(高輝度放電ランプ)は、蛍光ランプと比べ、周辺温度による光束変動が小さいです。
【平成30年問90-肢3】
【問6】
浮遊粒子の動力学的性質に関して、粒径が小さくなると拡散係数は大きくなる。
答え
答え 〇
正しいです。
粉末のような粒が小さい物質の方がよく拡散します。
【令和3年問57-肢1,4】
【問7】
カビアレルゲンの大部分は、数mm以上の粒子である。
答え
答え ×
カビアレルゲンの大部分は、数μm以上の粒子です。
数mmでは大きすぎますよね・・・。
【令和3年問58-肢5】
【問8】
建築物環境衛生管理基準に基づく空気調和設備に関する衛生上必要な措置に関して、冷却塔及び冷却水の水管は、1年以内ごとに1回、定期に清掃を行うことが求められる。
答え
答え 〇
正しいです。
なお、冷却塔運用中は月1回以上の頻度で「点検」をする必要があります。↓
「冷却塔及び冷却水について、当該冷却塔の使用開始時及び使用を開始した後、一月以内ごとに一回、定期に、その汚れの状況を点検し、必要に応じ、その清掃及び換水等を行うこと。ただし、一月を超える期間使用しない冷却塔に係る当該使用しない期間においては、この限りでない。」
建築物における衛生的環境の確保に関する法律等関係法令 第3条の18の二より
【令和元年問82-肢1】
【問9】
遠心圧縮機は、容積式圧縮機と比較して、吸込み、圧縮できるガス量が小さい。
答え
答え ×
遠心圧縮機は、容積式圧縮機と比較して、吸込み、圧縮できるガス量が大きいです。
圧縮機は圧縮方法により遠心式と容積式に大別されます。
【容積式】
・往復式:シリンダ内をピストンが往復することによる容積変化で圧縮する
・スクリュー式:スクリュー型の溝を利用した容積変化で圧縮する
・ロータリー式:シリンダ内をロータが回転することによる容積変化で圧縮する
・スクロール式:渦巻き型の固定スクロールと旋回スクロールの組合せによる容積変化で圧縮する
【遠心式】
・遠心式:羽根車(インペラ)を高速回転させることで冷媒ガスに遠心力を与え圧縮する
【令和3年問65-肢4】
建築物の構造概論
【問10】
スランプ試験によるスランプ値が大きいほど、コンクリ―トの強度が高いと評価できる。
答え
答え ×
スランプ試験によりわかるのは、コンクリートの強度ではなく流動性(軟らかさ)です。
【令和3年問97-肢1】
【問11】
建築生産において、指名競争入札は、工事内容や入札条件等を公示して行われる。
答え
答え ×
工事内容や入札条件等を公示して行われるのは一般競争入札です。
指名競争入札とは、官公庁(発注者)があらかじめ指名した事業者だけが入札に参加できる入札方式です。
【令和3年問98-肢2】
給水・排水の管理
【問12】
大便器洗浄弁の最低必要水圧は30kPaである。
答え
答え ×
大便器洗浄弁の最低必要水圧は70kPaです。
ちなみに小便器も同じく70kPaになります。
【平成30年問112-肢5】
【問13】
伸頂通気方式の排水横主管の水平曲りは、排水立て管の底部より5m以内に設けない。
答え
答え ×
排水横主管の水平曲りは、排水立て管の底部より3m以内に設けてはいけません。
【令和元年問131-肢4】
【問14】
給湯設備に利用されるステンレス鋼管は、腐食することがない。
答え
答え ×
ステンレス鋼管も、隙間腐食やもらい錆等による腐食が生じる可能性があります。
【令和元年問121-肢5】
清掃
【問15】
超高速バフ機の回転数は、毎分150~300回転である。
答え
答え ×
超高速バフ機の回転数は、毎分1,000~3,000回転です。
一般的なバフィングマシンの回転数が150~300回転です。
※回転数は一般も高速型どちらも重要ですが、約10倍なので違いは覚えやすいですね。
【令和元年問148-肢5】
【問16】
木質系床材に利用される「なら」や「けやき」等の広葉樹は、木質が柔らかい。
答え
答え ×
ならやけやき等の広葉樹は木質が硬いです。
逆にスギやヒノキなどの針葉樹は木質が柔らかいです。
【令和4年問153-肢3】
ねずみ・昆虫等の防除
【問17】
防虫に用いる機器において、噴射できる薬剤の粒径は、噴霧機、ミスト機、煙霧機の中だと「煙霧機」が一番小さい。
答え
答え 〇
正しいです。
ちなみに次に小さいのがミスト機です。
【平成30年問178-肢4】
【問18】
ねずみ等の防除は発生時対策より発生予防対策を重点を置いて実施する。
答え
答え 〇
正しいです。
【平成30年問179-肢5】
ビル管理士試験一問一答(他の問題に挑戦する)