ビル管理士試験一問一答オリジナル問題⑱【過去問ベースだから安心】
ビル管理士試験一問一答(他の問題に挑戦する)ビル管理士試験のオリジナル問題を過去問ベースで作成しました。
一問一答形式で出題しますので、試験を受ける前の最終確認にご利用ください。
過去問をしっかり学習していれば解ける内容になっています!
- この問題は既に過去問を3周以上した向けの内容となっています。
- 全部で18問あり、苦手分野を発見するために本試験と同じ割合で全部の科目を掲載しています。
- 回答するときは、必ずその答えになる理由を頭に思い浮かべてください。
- 理由が思い浮かばない場合は、過去問又はテキストで復習をしてください。
- 8割以上正答を目指してください。
※問題や回答にミスがあったらコメ欄又はメールで教えて頂ければ幸いです。
建築物衛生行政概論
【問1】
建築物衛生法に基づく事業登録を受けた登録業者が、機械器具その他の設備の維持管理の方法を変更したとしても軽微な変更なので、届け出をする必要はない。
答え
答え ×
機械器具その他の設備の維持管理の方法を変更した場合は届け出が必要です。
【変更した場合に届け出が必要になるもの】
・氏名又は名称、住所、法人にあっては代表者の氏名、営業所の名称及び所在地並びに責任者の氏名
・登録基準に係る主要な機械器具その他の設備
・監督者等
・作業及び作業に用いる機械器具その他の設備の維持管理の方法
【令和4年問12-肢4】
【問2】
建築衛生法に基づく都道府県知事による立入検査において、立入検査を行う職員はその身分を示す証明書を携帯し、立入の際には必ず提示しなければならない。
答え
答え ×
職員の身分証明書の携帯は必須事項ですが、提示に関しては相手から求められた場合のみでOKです。
【建築物における衛生的環境の確保に関する法律】
第七条の十五 厚生労働大臣は、この法律の施行に関し必要があると認めるときは、登録講習機関に対し、業務に関して必要な報告をさせ、又はその職員に、登録講習機関の業務を行う場所に立ち入り、帳簿書類その他の物件を検査させ、若しくは関係者に質問させることができる。
2 前項の規定により立入検査を行う職員は、その身分を示す証明書を携帯し、関係者の請求があつたときは、これを提示しなければならない。
【令和4年問13-肢4】
建築物の環境衛生
【問3】
たばこの煙に含まれるニコチンやタ―ルは、主流煙より副流煙の方が多く含まれる。
答え
答え 〇
正しいです。
タバコの煙には、喫煙者が直接吸い込む「主流煙」と、点火部から立ち上る「副流煙」があります。
有害成分は低温の不完全燃焼時により多く発生するため、副流煙は主流煙よりも多量の有害物質を含みます。
【令和3年問31-肢4】
【問4】
騒音性難聴は、8,000Hz付近の聴力低下から始まる。
答え
答え ×
4,000Hz付近の聴力低下から始まります。
騒音性難聴は、別名を職業性難聴ともいいます。
職業柄(工場の機械音や工事音など)、騒音にさらされながら仕事をする方が発症しやすい難聴のひとつです。
また、コンサートやライブハウスで大きな音を聞いた後におこる事も多い病気です。
【令和3年問33-肢1】
空気環境の調整
【問5】
吸音力の単位は㎡である
答え
答え 〇
正しいです。
吸音力:音を吸収する能力。 音が吸収される割合を示す吸音率と吸音材の表面積を掛けた値で表される。
【令和2年問46-肢4】
【問6】
固体壁の厚さが大きいほど、熱貫流抵抗が高い。
答え
答え 〇
正しいです。
熱貫流抵抗とは、熱貫流率の逆数で熱の伝わりにくさを示す数値です。
この値が大きいほど熱が 伝わりにくく断熱性がよいと言えます。
【令和2年問48-肢5】
【問7】
床衝撃音に対する遮音等級は、値が大きいほど遮音性能が優れている。
答え
答え ×
遮音等級は、値が小さいほど遮音性能が優れています。
【令和元年問83-肢1】
【問8】
空調に使われるスパイラルダクトは丸ダクトに比べて、「はぜ」により高い強度が得られる。
答え
答え 〇
正しいです。
「はぜ」とは、ダクトの鉄板を組み合わせていく際に、鉄板同士を接続させる箇所に用いる折り曲げ部分です。
★はぜの折り方の動画
【令和元年問72-肢5】
【問9】
歯車ポンプは容積式に分類される。
答え
答え 〇
正しいです。
歯車ポンプとは、歯車の歯のかみ合わせ部分を使って流体を輸送するポンプです。
【令和元年問74-肢2】
建築物の構造概論
【問10】
木材の引火点は、340~370℃程度である。
答え
答え ×
木材の引火点は、240~270℃程度です。
【令和元年問98-肢1】
【問11】
地階を除く階数が、10階以上の階に、非常コンセント設備の設置が義務付けられている。
答え
答え ×
11階以上です。
【消防法施行令】
(非常コンセント設備に関する基準)
第二十九条の二 非常コンセント設備は、次に掲げる防火対象物に設置するものとする。
一 別表第一に掲げる建築物で、地階を除く階数が十一以上のもの
二 別表第一(十六の二)項に掲げる防火対象物で、延べ面積が千平方メートル以上のもの
【令和元年問100-肢5】
給水・排水の管理
【問12】
ポンプの点検項目として、吐出側の圧力、軸受温度、電流値は毎日行う。
答え
答え 〇
正しいです。
他に振動や、騒音なども毎日点検します。
【令和元年問116-肢1,4,5】
【問13】
一般水栓の最低必要水圧は、50kPaである。
答え
答え ×
一般水栓の最低必要水圧は30kPaです。
【令和3年問112-肢3】
【問14】
建物の揺れ、配管の振動等による変位を吸収するため、貯水槽と配管との接続には可とう継手等を使用する。
清掃
【問15】
し尿を含まないビルピットの汚泥は、一般廃棄物である。
答え
答え ×
し尿を含まないビルピット汚泥は産業廃棄物です。
僅かであってもし尿が含まれる汚泥や汚水は産業廃棄物ではなく一般廃棄物に該当します。
そのため市区町村により処理します。
【令和3年問161-肢1】
【問16】
以下の建築物内の廃棄物保管場所の算定面積は50㎡である。
延べ床面積:20,000㎡、廃棄物発生量:0.05kg/(m2・日)、保管容器:10kg/個、保管容器1個は0.1m2を占め、保管日数は3日とする。なお、保管容器は平積みとする。
※作業場の必要面積及び粗大ごみ・再利用物の管理面積は考えない。
答え
答え ×
算定面積は30㎡である。
廃棄物発生量:0.05kg/(m2・日)なので、この建築物においては1㎡あたり0.05kgの廃棄物が1日当たり発生することがわかる。
延床面積は20,000㎡なので、先ほどの0.05をかけた値が、この建築物から1日に発生する廃物の量となる。
20000×0.05=1000[kg]
保管日数は3日間なので、1000×3=3000[kg]がこの建築物内で保管することになる最大の廃棄物の量となる。
この廃棄物は、1個あたり10kg入る容器に入れて保管することになっているので、先ほどの3000[kg]を10で割る。
3000÷10=300 ※3000[kg]の廃棄物を補完するのに、300個の容器が必要ということです。
容器1個あたりの面積は0.1㎡なので、300×0.1=30
よって、算定面積は30㎡となる。
【令和3年問164】
ねずみ・昆虫等の防除
【問17】
チャパネゴキブリは、休眠性である。
答え
答え ×
チャバネゴキブリなどは越冬休眠をせず、冬の間は暖房の効いたビルや飲食店などで生息しています。
【令和4年問168-肢4】
【問18】
リン化亜鉛は、急性毒タイプ殺鼠剤である。
答え
答え 〇
正しいです。
胃液中の酸性物質により胃中でリン化水素ガスを発生。これが強力な神経毒となって中枢神経に作用し短時間で死亡します。
【令和4年問177-肢1】
ビル管理士試験一問一答(他の問題に挑戦する)