ニチガスってやばいの?料金が高いって本当?実体験を元に値上げの真実を紹介!
※本記事は2023年頃のニチガス(プロパンガス)の情報を元に執筆しています。現在は異なる場合があります。
プロパンガスを契約中の方は、毎月の使用料金を確認していますか?
私は戸建住宅に住んでおり、ガス会社はニチガスを使用していましたが最近ガス会社を変更しています。
「なぜガス会社を変更したのか?」
それは異常なガス料金の値上げがあったからです。
この記事では私がニチガスを使用してきて「やばい」と感じた事や、ガス会社変更までの経緯などを紹介します。
ニチガスでも適性な料金を支払っている方は問題無いのですが、「最近ガス代が上がったかな?」と少しでも感じている方は是非最後まで読んでいってください!
ニチガスに限らずプロパンガスを利用している人は、適性価格とは言えない金額を支払っている場合があります。
ガスの料金比較サイトで金額を調べてみることをオススメします。
⇒【ガス料金比較サイト】プロパンガス料金をどこよりも安く!【ガス屋の窓口】
ニチガスの企業情報
ニチガス(日本瓦斯株式会社)は、1955年に設立された日本のエネルギー会社です。
主に都市ガス、LPガスの供給を行っており、首都圏を中心に全国的に事業を展開しており、近年ではガス供給だけでなく、電力販売やエネルギー関連サービスも提供しています。
社名 |
日本瓦斯株式会社 |
本社所在地 |
東京都渋谷区代々木4丁目31番8号 |
設立 |
昭和30年7月29日 |
従業員数 |
2,019名(連結) ※2024年4月1日時点 |
売上高 |
1,943億6,400万円(2024年3月期/連結) |
営業エリア |
神奈川・東京・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・静岡・山梨 |
- 都市ガス供給
- LPガス供給
- 電力供給
- エネルギー関連サービス
【ニチガスの会社紹介動画】
ニチガスの特徴
- 地域密着型のサービス
地域に根ざしたサービス提供を重視し、各地域の特性やニーズに応じたエネルギー供給を行っています。 - 先進技術の導入
最新のガス供給技術や安全管理システムを積極的に導入し、信頼性の高いサービスを提供しています。 - 環境への配慮
環境負荷を低減するための取り組みを行っており、再生可能エネルギーの普及や省エネ技術の導入を推進しています。 - お客様サポート
24時間対応のコールセンターやウェブサービスを通じて、迅速で丁寧な顧客対応を行っています。
ニチガスのやばいところ
次に、私がニチガスのLPガス(家庭用プロパン)を利用していて「やばい」と感じた事を紹介します。
地域や利用する時期によって違いがあると思いますので、あくまで個人の体験談だと思ってご覧ください。
現在ニチガスを利用している方は、出来れば最後まで読んでおくと良いですよ!
ニチガスのやばいところ①「最初の料金が安い」
一戸建てに住んでいるとニチガスの営業が訪問してくることがあります。
そこで提示される金額がやばいくらい安いです。
私が営業を受けたときの例をお話しますと、もともと契約していた某ガス会社の基本料金が1800円、1㎥あたりの単価が350円とかでした。
しかし、ニチガスが提示してきた料金は基本料金1500円、単価は230円という破格の金額でした。
ガス会社変更に伴う手数料も一切かからないということなので、このときはすぐにニチガスと契約をしました!
ニチガスの料金は本当に安いです。
このあと別のガス会社が「都市ガスを導入しませんか」と営業に来たのですが、提示された都市ガスの金額よりもニチガスの方がかなり安かったです。
ニチガスのやばいところ②「値上げがすごい」
さて、そんな激安のニチガスですが、値上げの頻度がやばいです。
契約時は基本料金1500円、単価230円だったとお話しましたが、最終的に基本料金2750円、単価605円(10㎥以上は少し値引き)になっていました。
契約時 | 数年後 | |
基本料金 | 1,500円 | 2,750円 |
単価 | 230円 | 605円 |
はい、2倍以上です。
日本経済はインフレ傾向にありますが、電気代や水道代は2倍になっていますでしょうか?
また、またインフレに合わせて給料は増額されていますでしょうか?
そんなことは全く無いですよね。
確かに電気代や水道代も少しずつ上昇傾向にありますが、1.1倍~1.2倍程度です。
しかし、何故かニチガスで契約しているプロパンガスの料金だけは2倍になっていたのです。
また、料金を上げる頻度も凄まじく、確認したところ4か月程度で単価が50円アップなんてこともありました。
私みたいな庶民にとって、この値上げは「本当にやばい」です。
ニチガスはwebアプリで料金を確認する仕様のため、スマホの買い替えのタイミングでアプリをインストールしなかったので値上げに気づかなかったです。(クレカで支払い料金はわかりますから油断していた)
また、料金を上げるタイミングが冬から春にかけてというタイミングだったので、ガスの使用量自体が減るため値上げに気づきにくくなっていました。
ちなみに値上げの通知などもwebアプリに来るようです。(そんな大事なお知らせは書面で送ってこい!)
以下の画像は解約直前にスクショした一番高い時期の使用明細です。
画像だけだと値上げしてるかわかりにくいため、契約当時の基本料金1500円、単価230円で上記4月の利用料金をシミュレーションしてみると以下のようになります。
1500[円]+230[円]×11.3[㎥]=4099[円]
上記金額は税抜きのため、税込みにすると4509円となります。
それが、一方的な値上げにより9,515円も支払っているのです。
この後、ガス会社の変更を行い、同じ使用量でも5000円未満の支払いで済むようになりました。
基本料金:1500円
単価:250円
燃料費など高騰しているため、単価230円とまではいきませんがかなり安い金額ですよね!
ニチガスのやばいところ③「業務停止処分を受けたことがある」
ニチガスは2023年に消費者庁から一部業務停止命令を受けています。
ニチガスは、電気やガスの訪問販売の際に、勧誘目的を伝えなかったり、契約の意思がない消費者に対してしつこく勧誘を続けたりしていたようです。
これらの行為が特定商取引法に違反するとして、消費者庁から2023年5月25日、勧誘活動などの一部業務の3カ月停止を命じられました。
調査によると「お知らせがあってお伺いしました」などと勧誘の目的を告げずに訪問し、契約を断った消費者に対して「簡単に済みます」などと執拗に勧誘を続けるといった違反行為があったようです。
さらに、消費者が契約していた他の事業者と比較して年間を通して料金が安くなる事実がないにもかかわらず、「これだけ使っているなら安くなりますよ」と虚偽の情報を伝えて勧誘する事例もあったようです。
テレビや漫画とかで見るような、悪質な訪問販売みたいなことをしていたようですね。
ちなみに、私が勧誘を受けたときは押し売りのような感じは一切せず、金額などもわかりやすく説明してもらっていますので、営業担当によって違うとは思います。
いずれにしても消費者庁から業務停止処分を命じられるとうことは結構やばいことですよね。
こういう事があったので、営業活動に関しては細心の注意を払うようになっているのではないでしょうか。
この件については、YouTuberの失敗小僧さんが動画で取り上げていました。
ニチガスに関するクチコミ「やばいクチコミはある?」
ネット上で見つけたニチガスの料金に関するやばいクチコミを紹介します。
ニチガス安いのは契約時だけ!契約時は従量単価300円台でしたが、理由をつけながら少しずつ値上げして、いまでは660円!倍くらいになってる!どんどん値上げする!みんなも気をつけて。今でも従量単価300円台でやってくれるところはたくさんありますよ。ググってみて!
引用元:https://bbs.kakaku.com/bbs/-/CategoryCD=7897/
ニチガスではないガス屋です。
事実のみ記載します。
平成28年2月に基本料金を理由の説明なく、300円~500円値上げしています。
例:1000円→1500円、1500円→1800円、1500円→2000円平成29年5月に理由の説明なく従量単価を30円~40円値上げしています。
例:240円→280円、320円→360円、450円→480円ちなみにHPの標準価格は基本1500円、従量単価380円
切替用の売り込み価格は
例:基本1000円、従量単価320円
基本1500円、従量単価250円
引用元:https://question.realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/12177482727/
値上げに対する口コミが数多く見つかりました。
しかも私と同じように上げる前に告知なども無かったようです。
もちろん普通に利用出来ている人もいると思いますので、ここで紹介している口コミが全てではありません。
また、解約の話を出せば減額交渉にも応じてくれますので、ガス料金が上がった場合は減額交渉をしてみるのも一つの手だと思います。(必ず減額できる保証はありませんが・・)
ニチガス以外にも値上げを頻繁にする会社はあると思いますが、ニチガスは全国展開しているため顧客の数も多くクチコミも大量に出てきます。
一方的な値上げの口コミを見ていると私自身も悔しい気持ちになります。
プロパンガス会社は利益だけを優先しないで、真っ当なビジネスをしてほしいです・・・。
プロパンガスは自由に料金を決められる
何故、ニチガスの料金は簡単に値上げされるのでしょうか。
これはプロパンガス市場が自由化されているため、プロパンガス(LPガス)の料金が自由に設定できるからです。
プロパンガスの自由料金制について詳しく解説します。
プロパンガスの会社全般に該当することなので、必ず知っておいた方が良い知識です。
自由料金設定の背景
- 市場の自由化
プロパンガスの料金は、法律によって規制されていないため、各ガス事業者は供給コストや市場の競争状況に基づいて、自主的に料金を設定することができるようになっています。 - 供給形態の違い
都市ガスと異なり、プロパンガスはタンクローリーで各家庭や施設に配送されます。この配送コストも料金に反映されるため、料金設定が事業者ごとに異なる要因となります 。
料金の構成
プロパンガスの料金は、一般的に以下の2つの要素で構成されます。
- 基本料金
メーターの設置や保守、配送車両の維持管理など、供給にかかる固定費用です。 - 従量料金
実際のガス使用量に応じて課される料金です。原料費や輸送費、その他の変動費用が含まれます。
このようにガス会社が自由に料金を決められるため、同じガスの使用量だとしてもガス会社Aだと5千円、ガス会社Bだと5万円かかるってことも起こり得るということです。
安いプロパンガス会社の探し方「ニチガス以外にもやばい会社はある」
ここまで読んで頂ければわかると思いますが、ニチガスに限らずプロパンガスのガス料金は契約時よりも高くなっている可能性があります。
消費者に出来ることは、定期的にガスの使用量と料金をチェックして、「料金が高くなったかな?」と感じたら地域のプロパンガス料金の相場を確認することです。
相場の確認には以下のサイトがオススメです。
⇒【ガス料金比較サイト】プロパンガス料金をどこよりも安く!【ガス屋の窓口】
上記サイトにて、お住いの地域や現在のガス料金などを入力すると、付近の料金が安いガス会社を何社か紹介してもらえます。
私の場合ですが、入力完了後すぐにガス会社の連絡が来ました。
確認したところニチガスと比べて半分以下の料金になるため、速攻で契約の手続きを進めてもらいました。
ちなみに新しく契約したガス会社は利用明細を紙媒体で送ってくれますし、値上げがある場合は2か月前に書面で送ってくれるそうです。
ガス会社変更前に、ニチガスから料金の減額をするから契約を継続してくれないかと電話が来ましたが、信用出来ないので無視しました。
なお、新しいガス会社とトラブル(いきなり値上げなど)があった場合、ガス屋の窓口が間に入って保証してくれるそうなので、この点も安心出来るなと感じました。
ニチガスでも安い料金のまま利用出来ている人もいると思いますので、絶対に「やばい」というわけではないと思いますが、少なくとも私は異常な値上げを体感してやばいと思ったため注意喚起のためにこの記事を執筆しました。
ニチガス以外のガス会社を利用している人も、自分が使っているガス会社は安心と考えずに一度料金を比較してみることをオススメします!
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