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第1種、第2種電気工事士の学科試験免除回数が拡大されました【ビルメン資格情報】

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第1種、第2種電気工事士の試験に関して、一部制度が変更となりましたのでお知らせします。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

これまでよりも資格に合格しやすくなりましたよ!

変更されたのは学科試験の免除回数

変更となったのは学科試験の免除回数です。

これまでの試験では筆記試験に合格した人がその回の実技試験に不合格だった場合、次回の試験のみ学科試験を免除することが可能でした。

しかし、今回の変更により学科試験が免除される期間が「次回」に加え、「次々回」まで拡大されるようになったのです。

例えば、令和7年上期の電気工事士の学科試験に合格した方がその回の技能試験に不合格だった場合、令和7年下期と令和8年上期まで学科試験が免除されることになります。

つまり、これまでよりも資格が取得しやくなったということですね!

いつから実施されるのか?

この制度は2025年1月1日から正式に運用されますが、令和6年上期の学科試験に合格された方もこの制度を利用することが出来ます。

以下、電気試験技術者センターより抜粋。

令和6年度上期学科試験に合格された方も、申請により、次々回の試験に該当する令和7年度上期学科試験を免除の上、技能試験を受験することができます。 令和6年度下期学科試験に合格された方については、申請により、次回の試験に該当する令和7年度上期学科試験に加えて、次々回の試験に該当する令和7年度下期学科試験も免除の上、技能試験を受験することができます。 なお、令和7年度上期学科試験の免除を申請することができる方(令和6年度上期学科試験合格者)には、当センターから別途ご連絡をさせて頂きます。

電気試験技術者センター

該当者には試験センターからお知らせが来るようなので連絡を待ちましょう!利用しない手はないですからね。

なぜ免除回数の変更をしたのか?

免除回数の拡大を行った理由ですが、電気工事士の試験が年1回から年2回実施に変更になったことが原因のようです。

年1回の試験制度だった頃は、実技試験に不合格だった人が次回の試験に挑戦する場合、実技試験の勉強期間を1年間取ることが出来ました。

しかし、年2回の試験制度に変更されてからは半年しか実技試験の勉強期間を取ることが出来ず、たっぷり勉強したい人にとっては年1回の頃と比べて不利な条件となっていたのです。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

第1種は最近になって年2回実施に変更となりましたが、第2種はかなり前から年2回実施だったんですけどね・・。

さらに取得しやすくなった電気工事士を是非取得しましょう!

理由はどうあれ今回の変更は受験者にとってメリットしかないです。

電気工事士は合格すれば一生有効な国家資格なので、気になっている方は是非挑戦してみてくださいね。

ちなみにセンターから発表されている免除回数の変更理由ですが、個人的には結構強引かなと思っています。

確かに勉強期間を長く取りたい人もいるかもしれませんが、現実的には実技試験の勉強に1年も要する人はいないですよね・・。

おそらく電気工事士の担い手が不足しているため、電験三種と同様に試験に合格しやすくすることで有資格者を増やしたいことが根底にありそうな気がします。

なお、試験を易化することで技術者のレベルが下がり電気事故などが多発することを心配している声も聞きます。

しかし、電気工事士はニートやリストラされた中高年がビルメンに転職するための足掛かりとなる資格のため、出来るだけ簡単にして社会復帰の手助けになってほしいと思っていますので複雑な気持ちです。

そもそも有資格者であっても、試験で勉強した内容なんて2,3か月もすれば忘れてしまいます。

それよりも資格取得後の実務に取り組む姿勢の方が大事なので、こういった意見は気にしなくても良いと思いますね!

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この記事を書いた人

ヘタ・レイ(ビルメンYouTuber&ブロガー)
経歴:20代はニート・フリーター、その後ビルメンに転職して業界歴は10年以上
保有資格:電験三種、ビル管理士、行政書士、宅建士、電工一種、危険物乙4、消防設備士、2級ボイラー技士、2種冷凍機械、日商簿記2級、FP2級など。