【Sランクビルメン】自社ビルメン(設備管理)を徹底解説!転職にする方法は?【高待遇で休みも多い設備管理】
自社ビルメンってなんですか?
自分が雇用されている会社のビル設備を管理するビルメンのことです。
会社によっては系列系ビルメン会社よりも待遇が良い場合もあるので、Sランクのビルメンであるとも言っても過言ではありません。
ビルメンをある程度経験していると、同僚などから自社ビルメンという言葉を耳にすることがあると思います。
今回はそんな自社ビルメンについて、現役自社ビルメンの私が特徴や待遇などを解説します。
このサイトは現役自社ビルメンのブログです!
私のことを知らない人もいると思いますので簡単に自己紹介をしておきます。
私はビルメン業界で何度か転職を繰り返し、現在は自社ビルメンとして働いています。
もちろん系列系、独立系のビルメン会社も経験しており、それぞれのメリット・デメリットもおおよそ理解しているつもりです。
この記事では現役の自社ビルメン目線で、請負型のビルメンと比較した自社ビルメンの特徴を解説します!
自社ビルメンはオススメですよ!
自社ビルメンの概要(系列系ビルメンと似てるけど・・・)
自社ビルメンとは、自分の会社が所有しているビルの設備管理をしているビルメンのことです。
系列系ビルメンと似ていますが全く違います。
系列系ビルメン会社は親会社が所有しているビルを優先的に管理しているビルメン会社なので、自分が雇用されているビルメン会社が所有するビルを管理しているわけではありません。
あくまで親会社が所有しているビルを管理しているだけです。
そのため同じグループの会社ではあるのですが、親会社はお客さんでもあります。
また、系列系は必ずしも親会社が保有しているビルの管理に配属されるわけでもなく、個人オーナーや他社グループのビルを管理している場合もあり、そういった物件に配属された場合は、独立系ビルメン会社と変わらない働き方になります。
下図は、系列系ビルメン会社のイメージです。
このように親会社や個人オーナービルなどへ派遣されて常駐管理しています。
以上を踏まえて、もう一度自社ビルメンのことを解説しますと、自社ビルメンは自社で所有しているビルだけを管理するので、他の企業(個人オーナー含む)が保有しているビルを管理することはありません。
また、自社ビルメンの会社は個人オーナーや中小零細企業の場合が多いので、管理するビルの数も少なく基本的に異動や転勤がありません。
場合によっては1棟だけしか管理物件が無いなんてこともあります。
自社ビルメンの良いところ
ここでは自社ビルメンの良いところを紹介します。
ちなみに、全ての自社ビルメンに当てはまるわけではありませんのでご注意ください。
①自社ビルメンは待遇が良い
待遇がその会社の一般社員と同一のものになるため、一般的なビルメンテナンス会社よりも良い場合が多いです。
例えば、年収や昇給、年間休日、退職金、福利厚生などが該当します。
ビルメンの場合、1年の昇給が500円しか上がらなかったとか悲しい話を聞きますが、自社ビルメンの場合は一般企業のサラリーマンと同じ扱いなので5000~10000円くらい上がる場合が多いようです。
私の現在勤めている会社も5000円から10000万円程度昇給しています。
②自社ビルメンは転勤が無い
会社の規模にもよりますが、零細企業であれば所有している物件数も少ないため、異動や転勤などが存在しません。
複数の建物を管理している場合もありますが、それでも電車や車などで移動して巡回点検する程度になります。
最近は無理な転勤をさせる企業も減ってきてはいますが、絶対に転勤が無いというのは転勤が嫌いな人にとっては魅力的な点だと思います。
私が自社ビルメンを選んでいる一番の理由は転勤が無いことです!
③自社ビルメンは立場が強い
ビルオーナー側の立場でビルを管理していくため、ビルに入居しているテナントがビルメンの言うことを聞いてくれます。
ビルメンはテナントから下に見られがちみたいなことがネットに書かれたりしていますが、自社ビルメンの場合は家主側の立場からテナントと接していくため、テナントからも丁寧に対応してもらえます。
また、病院ビルメンはナースから無視されるなんてことも聞きますが、直雇用の病院ビルメン(自社ビルメンの病院版)ではそういった酷い扱いを受けることも無いようです。(その人自体に問題がある場合は無理されるかもしれませんが・・)
私はこのことを自社ビルメンになるまで知りませんでした。
ビルオーナーの立場は本当に強いです。
自社ビルメンの悪いところ
続いて自社ビルメンの悪いところご紹介します。
良いところと同様に、全ての自社ビルメン会社に当てはまるわけではありませんのでご注意くださいね。
➀自社ビルメンは人間関係が濃い
会社の規模が小さいため、人間関係が濃くなります。
もしパワハラタイプの人が職場にいた場合、その人と同じ空間でずっと働いていかなければいけません。
一般的なビルメンテナンス会社であれば、会社の指示で定期的な現場異動があったり、どうしても合わない人がいれば自ら異動願いを出したりもできます。
しかし自社ビルメンは管理物件が1棟しか無い場合もあるので、どうしても合わない人がいれば最悪辞めるという選択肢まで考えなければいけなくなります。
もちろん上司に相談しても良いですが、肝心のトップがパワハラ体質の場合は諦めるしかありません。
人間関係に関してはビルメン以外の職場でも同様のことが言えますけどね。
➁自社ビルメンは責任が重い
良いところでも書きましたが、自社ビルメンはビルオーナー側の立場で建物を管理していきます。
そうなると、テナントが建物を正常に利用出来るようにするため、維持管理は勿論、改修工事なども適切に進めていかなければいけません。
普通のビルメンでも建物の管理を任されてるので、建物を正常に維持管理していくのは当然の仕事ではありますが、自社ビルメンはそれ以上の責任があると思った方が良いです。
③自社ビルメンには多様な業務がある
自社ビルメンは業務が多岐に渡ります。
一般的なビルメン会社であれば、ビルオーナーと管理委託契約を結ぶ際に事前に業務の範囲を決めているため、契約外の事をする必要はありません。
しかし自社ビルメンは、その会社の便利屋みたいな位置づけなので何でもやらされます。
そのため、本来ビルメンの業務では無さそうな仕事も任されることがあります。
ビルメンの業務(点検や営繕など)以外は絶対にやりたくないという人には、自社ビルメンは厳しいです。
私の会社にも設備管理の仕事だけやってればいいと思って入社してきた新人が、業務内容のミスマッチを理由に自ら辞めていくというケースがありました。
自社ビルメン求人の探し方
自社ビルメンも普通の求人媒体で探すことはできます。
ハローワークは当然として、リクナビNEXT、マイナビ、エン転職などなど。
しかし自社ビルメンの求人はかなり少ないため、中々見つかりませんので根気よく探さなくてはいけません。
求人の検索ワードは「ビルメンテナンス、設備管理、施設管理、保全、建物管理」など、一般的なビルメン求人を探す場合と同じです。
上記のワードで検索するとビルメン求人が大量にヒットしてしまいますが、あまり検索ワードを限定してしまうと、自社ビルメン求人なのに検索に引っかからないケースもあるので要注意です。
一例として、「自社ビル 設備管理」というキーワードで検索した場合、自社ビルの管理というワードを求人内容に入れていない自社ビルメン会社に関しては、検索に引っかからなくなる可能性があります。
なお、私のこの記事の系列、独立ビルメン会社一覧に記載がなくて、会社名に「~ビルメンテナンス」、「~ファシリティーズ」、「~管財」、「~建物管理」とかの名称が付いてなく、求人概要に自社ビルの設備管理とかの記載があれば自社ビルメンの可能性大です。(絶対ではないですけどね)
また、総務のポジションで設備管理のような仕事をしている場合もあるので、総務というキーワードで探すのもありかもしれません。(その代わり、ビルメン以外の業務も多そうですが・・・)
自社ビルメンの求人探しは本当に大変です。
リクナビ、マイナビなどで探す場合はとにかくとにかく色んなワードで検索にかけるしかないです。
自社ビルメン求人探しは転職エージェントを使うのが近道
一般の求人サイトで自社ビルメン求人を探すのが面倒な方は、転職エージェントに頼んで自社ビル系の設備管理を紹介してくださいと頼んでしまう方が時短なのでオススメです。
また、一般求人サイトに出ていない非公開の自社ビルメン求人を扱っているもこともあるため、自社ビルメン求人に出会える可能性が高くなります。
自社ビル求人はすぐに見つからない場合が多いので複数のエージェントに登録して、気長に待つのが良いですよ!
私が今の会社に入社したときも、転職エージェントに登録して3か月後くらいに紹介して貰えました。
なので、すぐに転職希望の方は自社ビルメンは厳しいかもしれません。
★以下の記事では私も使ったことがある、おススメのビルメン転職エージェントを紹介しています。
自社設備管理の病院、工場、大学という選択肢もあります
自社ビルメンなのでビルの設備管理に限定したいところですが、病院、工場、大学も自社で設備管理をしている場合があるので念のため説明しておきます。
最近は建物管理をビルメン会社に外注してるところがほとんどですが、病院と工場は自社で設備管理要員を雇っている場合が結構あります。※大学はマネジメントだけ自社の場合が多い
ちなみに私の父は病院の直雇用ビルメンでした。
※父のことは以下の動画で少し話しています。
直雇用なので給料や年間休日などの待遇も悪くなく、定年まで安心して働ける環境だったようです。
当時の私は子供でしたが、父が仕事で忙しそうにしているところは一度も見たことがなかったです笑
病院、工場、大学などの直雇用ビルメンに関しても、一般の求人サイトで探すか以下のような転職エージェントで探すと効率が良いです。
以前、転職エージェントから病院直雇用(自社管理)のかなり待遇の良い求人を紹介されたことがあります。
その時は書類選考で落ちてしまいましたが・・・。
自社ビルメンの入社難易度は高い?
結論を先に言いますが、一般的なビルメン会社よりも求められるレベルは低い場合が多いです。
今までいくつかの自社ビル求人を見てきましたが、どれも未経験・無資格可の求人ばかりでした。
おそらく自社ビルメンの会社は社員数も少ないため、自分の会社の色に染まってくれる人を求めています。
そのため過去の経歴などは気にせず、「会社のために長く尽くしてくれる人」、「他の社員と上手にやっていける人」など内面的な部分を重視して見ていると思われます。
特にコミュ力は大事です!
なので、経験や資格に自信が無い方も自社ビルメン求人を見かけたら、恐れずにとりあえず応募してみましょう!
面接は同レベルの人が受けに来た場合、先着順で内定が決まる場合もあるので早く動くことが大事ですよ!
結局自社ビルメンが一番なのか?
私は、系列系、独立系、自社ビルと3種類のビルメンを経験してきましたが、どれも一長一短があると思います。
それでもあえて優劣をつけるのであれば、系列系ビルメン>自社ビルメン>独立系ビルメンかなと思いました。
系列系ビルメン会社にも種類がたくさんありますのでホワイトなビルメン会社に限りますが、やはり会社の規模の大きさや安定感を考えると自社ビルメンを超えるというのが私の結論です。
ただし、これは私の価値観によるものなので、みなさんも一度は自社ビルメンを経験してみてもいいのかなと思います。
求人探しは大変ですが、請負とは違う待遇の良さがありますよ!
【重要】自社ビル・工場・病院の求人情報公開中
以下の記事では、自社ビル、自社工場、直雇用病院の設備管理求人を掲載しています。
都内はビル管理の求人が豊富ですが、地方はビル管理求人が少ないです。
そんな地方在住の方のために、待遇の良さそうな自社系求人をピックアップしていますので良かったら確認してください!
とくに私が良いなと思った自社系設備管理求人については、以下の求人カテゴリで特集を組んでいます。
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