常駐型ビルメン求人の判別方法を解説します!
これってビルメン求人なんかなぁ?
こんにちは!これもビルメン求人ですが、ネットで楽だと噂されているビルメンの仕事とはかなり違います。
楽をしたくてビルメンになる方にはおススメ出来ないビルメン求人ですね。
この記事では、ビルメン未経験者向けにビルメン求人を探すときに確認するべきポイントを解説致します。
ビルメンとは「ビルメンテナンス」の略なのですが、ビルメンテナンスの仕事範囲はとても広く未経験の方だと求人に書かれている業務内容のイメージが出来ないと思います。
ネットで楽だと言われているタイプ以外のビルメン求人に応募してしまうと、業務内容の大変さに付いていけず即退職なんてことになりかねないので、出来ればこの記事を見てビルメン求人の確認するべきポイントを覚えていってください。
ちなみに冒頭で紹介した求人は「巡回型ビルメン」の求人になります。
ネットで楽だと言われているのは「常駐型ビルメン」となり、「巡回型ビルメン」は一般的に激務になりやすいと言われています。
まずは簡単に巡回型ビルメンと常駐型ビルメンの違いを説明してから、実際の求人を使って判別方法を解説していきたいと思います。
- ビルメン未経験で求人の見方がわからない人
- 常駐型ビルメンになりたい人
常駐型ビルメンと巡回型ビルメンの違い
それでは簡単に常駐型ビルメンと巡回型ビルメンの違いを解説しますね。
そもそもビルメン(設備管理)の仕事は、ビル内に設置してある設備を維持管理することです。
我々が住んでいる日本には様々な規模のビルが存在しまして、当然ですが小規模ビルは設置されている設備の数が少なく、点検の頻度を少なくしても問題無い場合があります。
小規模ビルをまとめて管理する巡回型ビルメン
さて、先ほど申し上げたとおり小規模ビルは点検する箇所が少ないため、月に1、2回程度の点検や検針で十分となります。
テナントの水光熱費を請求するためのメーター検針だけでも十分な場合もあります。
※水光熱メーター:電気、水道メーターの事です。
基本的に水光熱費はビルオーナーが一括して各種インフラ会社に支払い、入居しているテナントに対しては、テナントごとに設置しているメーターの数値を計測して、ビルオーナーからテナントへ請求しています。
当然ですが、その程度の仕事量だとビルメンを常駐させておく必要がないですよね。
というわけで、こういう点検項目が少ない小規模ビルに関しては、まとめて複数棟を同時に管理していこうという仕組みが出来ました。
これが巡回型ビルメンなんです。
小さなビルだし管理は楽じゃないの?
ビルの規模が小さいので管理は楽だと思われるかもしれませんが、巡回型ビルメンは基本的に担当したビルについては一人で管理することになります。
そのため、設備が故障した場合の工事の手配や立ち会い、ビルオーナーやテナントとの折衝など全て自分が担当しなくてはいけなくなります。
一つ一つのビルの規模が小さくても、10~20棟と複数管理することになれば、トラブルが発生する確率も高くなりますので、常に何かしらの案件を抱えている状態になります。
また通常時は、自分の会社(本社や支社)に出社し、そこを拠点に各ビルを巡回します。
各ビルまでは徒歩、自転車、車、電車など様々な手段を使って移動しますが、拠点から遠方にある物件もありますし、悪天候の時だって何かトラブルがあれば向かわなければいけません。
これが楽な仕事のわけがありませんよね。
雨に打たれながら自転車を漕ぐのは屈辱でした
常駐型ビルメンは業務を分担できる
ちなみに常駐型ビルメンが勤務している中規模以上のビルは、1つのビルを複数人で管理するためトラブルがあれば協力しながら進めていけますし、通常の点検業務やテナントとの折衝も分散できます。
建物自体は広いですが、広さに応じて適切な人数が配置されていることもあり、個人にかかる業務負荷は巡回型ビルメンとは比べられないほど少ないです。
全てのビルメン会社に当てはまるわけではありません
ここで紹介している常駐型ビルメンと巡回型ビルメンの説明は、一般的なものではありますが、全てのビルメン会社に当てはまるわけではありません。
中には常駐型ビルメンでも、完全に業務を担当制にしていて、他の業務は手伝ってくれない現場もあるかもしれませんし、管理物件が少ない楽な巡回型ビルメンもあるかもしれません。
あくまで私の経験談での話となります。
とはいえ、確率的に巡回型ビルメンのほうが激務になりやすいので、巡回型ビルメンは避けたほうが無難です!!!
常駐型ビルメンと巡回型ビルメン求人の判別方法
それではビルメン求人の判別方法を、実際の求人を例にしてご説明します。
常駐型ビルメンの求人
まずは常駐型ビルメン求人から見ていきます。
常駐型ビルメン求人①
例えばこの求人は典型的な常駐型ビルメンの求人であると言えます。
求人票の上から2行目に常駐とハッキリと書いてありますね。
主な業務に中央監視センターでの設備オペレーションと記載がある点も常駐ビルメンの特徴です。
監視業務というの名の待機時間ですね笑
常駐型ビルメン求人②
こちらの求人も常駐型ですね。
上から4行目に管理対象のビル名が記載されていますので、このビルに常駐して管理するということになります。
ちなみに商業ビルは常駐型であることが多いですね。
他にも、公共施設、ホテル、病院、工場なんかは常駐型多いです。
巡回型ビルメンの求人
続いて巡回型ビルメン求人を見てみましょう!
巡回型ビルメン求人①
まずは冒頭でも紹介したこちらの求人ですね。
主な仕事の流れの部分を見て頂ければわかると思いますが、ビルメン会社のコールセンターにビルオーナーやテナントからトラブルの連絡が入ったら、ビルメンが出動するスタイルとなっています。
典型的な巡回型ビルメンですね。
また、下から3行目に車の使用がある旨が記載されています。
一般的に常駐型ビルメンは車を使用しませんので、車の使用の有無でも常駐型ビルメンかどうかを判別可能です。
面倒な事が増えるので、仕事で車を使うのは避けたいところです。
巡回型ビルメン求人②
この求人は、「一日の流れ」の紹介で巡回型ビルメンということがわかります。
ポイントは、会社に出社後に午前午後で別々の管理物件へ移動しているところです。
複数の物件を管理しているので巡回型ビルメンですね。
実際にこの流れのとおりにいけば18時に帰れるのですが、巡回の途中で別の担当物件からトラブル対応の依頼がくれば、担当者である自分がその対応をしなくてはいけません。
そうすると、報告書を作成する時間が遅れてしまい結局残業になります。
これが巡回型ビルメンの恐ろしいところですね。
シフト制の常駐型ビルメンであれば、残業になりそうな時は業務を引き継いだりも出来るので、ワークライフバランスは保たれるんですよね。
巡回型ビルメン求人③
この求人は赤坂の事務所を拠点に、「~管理施設を巡回」と記載されていますので、巡回型ビルメンですね。
「具体的には」の部分に記載されている業務内容は常駐型ビルメンと変わらないため、注意が必要な求人ですね。
常駐型ビルメンと巡回型ビルメン求人のまとめ
最終的には電話や面接で業務内容を聞くのが確実ですが、求人内容を見るだけでも判断出来るものは、それだけで候補から除外した方が早いです。
常駐型ビルメン求人の特徴 | 巡回型ビルメン求人の特徴 |
---|---|
・〇〇ビルに常駐と具体的な建物名が書いてある ・商業施設や病院など比較的大きな建物 ・監視業務がある | ・必要な資格に自動車免許がある ・〇〇を拠点に巡回と記載がある ・出社後に管理物件へ移動と記載がある |
常駐型ビルメンは特徴を掴みにくいため、巡回型ビルメンの特徴をおさえておけばOKです。
例)運転免許必須や、管理物件が複数あるなど
ビルメンにも釣り求人がある
底辺独立系ビルメン会社の場合、求人票には〇〇ビルの常駐管理と書いておきながら、いざ面接に行ってみると、「その現場は人が決まってしまったから巡回型ビルメンなら雇用してあげる」みたいなことを言ってくることがあります。
求人票には8種類近くの常駐現場が載っていたのに、全て人が決まってしまったなんてありえませんので、面接官は噓を付いているんだと思います笑
こういう場合、相手の口車に乗せられずに断固拒否して別のビルメン会社を受けましょう。
「巡回でもいいか」みたいな軽い気持ちで入社すると地獄を見ることになります。
以下の記事では、私が釣り求人に騙された時の思い出を書いています。
貴重な時間を割いて、交通費も使って面接に行ってるわけですから、こういう企業は求人を掲載しているサイトにクレームを入れておきましょう。
これもビルメン求人だけど・・(危険なビルメン求人)
常駐型、巡回型どちらにも該当しないようなビルメン求人も紹介しておきます。
ビル管理や設備管理の検索ワードでヒットするので、こちらも要注意です。
危険なビルメン求人①
この求人は設備管理やビル管理で検索するとヒットしますが、車を使うようなので常駐型ビルメンではないことがわかります。
さらに読み進めて行くと巡回型ビルメンですら無いこともわかります。
基本的に巡回型ビルメンというのは、小修繕程度はしますが実際に自分の手で作業することは少ないです。
何かあれば専門業者を手配して、専門業者の作業を監督することが巡回型ビルメンの仕事です。
不器用で小修繕をしたくない人は、あえて巡回型ビルメンを選択するのもアリですね。
しかしこの求人は、契約しているビルやマンションを巡回して、自分たちの手で消防設備点検や受水槽、排水管清掃までやっているようです。
一応、これらはビルの設備なので、仕事内容自体はビルメンと呼んでも良いのですが、私が話しているビルメンの仕事とは全く違いますので気を付けてくださいね!
危険なビルメン求人②
これもビル管理、設備管理などの検索ワードでヒットする求人です。
ビルメンよりビルマネジメントに近い業務内容ですかね。
自分は現場で働くビルメンを管理する側の立場で働くことになります。
現場で働くビルメン、専門業者、テナント、ビルオーナーとの間に入って業務の調整を行うなど、高いコミュニケーション能力が求められる仕事内容になっています。
実際に働いてみれば面白いかもしれませんが、私のような楽をしたくてビルメンになった人には向かない業務内容だと思います。
この求人は管理職的な立場で働くことになるので、未経験者は採用されないと思いますが念のため紹介しました。(中には未経験者にもこういう仕事をさせる底辺独立系ビルメン会社もあるため)
絶対に常駐型ビルメンになりたいなら
最後に常駐型ビルメンになるために私が使っていた対策をご紹介します。
私は一度巡回型ビルメンを経験してから巡回型ビルメン恐怖症なので、以下の方法を使って巡回型ビルメンを100%回避してきました。
一般の転職サイトで常駐物件の求人を探すのでも良いですが、私は転職エージェントを使っていたので、転職エージェントの担当者に常駐物件で働けるビルメン会社を紹介してとお願いします。
さらにダメ押しで、求人が見つかり面接が確定した後にも、事前に転職エージェントの担当者から企業側に自分の意思(常駐型ビルメン希望の旨)を伝えておいてもらいます。
ここまでしおけば、普通の企業であれば常駐物件で働きたい理由を面接で聞いてきますので、ここで理由をしっかり説明出来れば常駐物件に配属してもらえるはずです。
- まだビルメンとしての経験が浅いため、巡回型ビルメンではなく腰を据えて落ち着いて働ける常駐物件で、ビルメンとしてのスキルを上げていきたい。
- 電験三種やビル管理士などの資格を活かしたいので、様々な設備がある常駐型物件で働きたい。
上記は一例ですので、自分なりの理由を考えてみてください。
絶対に楽をしたいから常駐型ビルメン希望ですとか答えたらダメですよ。
というわけで、もし巡回型ビルメンを回避したい方は私と同じ方法を使ってみることをおススメします!
以下に私のお勧めの転職エージェントを載せておきます。
ビルメンで転職活動をするなら無料で使える転職エージェントの利用が絶対おススメです!
一般の求人サイトには出てこない自社ビルメンなどの非公開求人を紹介してもらえますし、職務経歴書の添削サービスにより書類選考通過率が格段に上がります。
さらに内定後は年収アップの交渉まで代わりにしてくれます。
以下の記事では、私も使ったことがあるビルメン用の転職エージェントを紹介していますので是非活用してください!
転職成功者のほとんどは年収・年間休日アップに成功しているので、利用しない選択肢は無いと思います。
早速試してみまぁす
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