ビルメン面接対策。頻出質問からマナーまで徹底解説!全部出来れば内定率8割超!
今回はコメントや配信での良く頂く質問の1つである、ビルメンの面接対策についてお話します。
私はビルメン渡り鳥なので、今まで通算で30社以上の面接を受けています。
たくさんの面接を経験していく過程で最終的には内定率が8割を超えるくらいにまで成長し、ビルメン会社なら系列系だろうとほぼ面接で落ちない自信までありました。
今回お話する内容を実践すれば「誰でも内定率8割を超える」という保証は出来ないですが、少なくともマイナスになることは絶対に無いと断言できますので、面接に不慣れな方は是非読んでいってください!
- 面接に受からない
- 面接でどんな質問をされるのか知りたい
- 面接時のマナーを知りたい
ビルメンで転職活動をするなら無料で使える転職エージェントの利用が絶対おススメです!
一般の求人サイトには出てこない自社ビルメンなどの非公開求人を紹介してもらえますし、職務経歴書の添削サービスにより書類選考通過率が格段に上がります。
さらに内定後は年収アップの交渉まで代わりにしてくれます。
以下の記事では、私も使ったことがあるビルメン用の転職エージェントを紹介していますので是非活用してください!
転職成功者のほとんどは年収・年間休日アップに成功しているので、利用しない選択肢は無いと思います。
ビルメン面接で大事な要素
まず初めに、ビルメンの面接を突破するために重要となる要素を5つピックアップしましたので、それぞれ紹介していきたいと思います。
- ビルメンの実務経験(重要度★★★★★)
- 資格(重要度★★★★)
- 社交性(重要度★★★)
- 転職回数(重要度★★★)
- マナー、身だしなみなど(重要度★★)
(星の数は内定に影響しそうな指標です)
それぞれについて解説していきます。
ビルメンの実務経験
一番重要なのが、ビルメンとして働いたことがある実務経験です。
未経験からの転職の場合は実務経験はゼロなので、最初のビルメン会社から内定を貰うのに苦戦するのはこのためです。
私も最初のビルメン会社に入社するのは苦戦しました・・。
ちなみに実務経験は2年くらいあれば十分で、それ以上の年数があっても面接結果にさほど影響は無いと思います。
また関連する仕事の経験でも評価される場合もあります。
例えば、職種なら警備員、電気工事士、施工管理、業種ならサブコン、ゼネコン、不動産関係などが関連する仕事に該当します。
この中でも電気工事士や施工管理の実務経験があるとかなり評価されますね。
ビルメン関連の資格
実務経験と同じくらい重要なのが資格です。
ビルメン4点セットと呼ばれる資格が揃っていれば、未経験者でも十分に評価してもらえるはずです。
資格の取得方法は以下の記事で紹介していますので、まだ資格を持っていない方は参考にしてみてください。
無資格未経験の人が4点セットを揃えれば書類選考突破率は倍以上になります。
これは当たり前のことで、例えば自分が面接官になった場合を想像してみてください。
同じくらいの年齢・学歴のビルメン未経験者が応募してきた場合、片方は資格を持っているが、もう一方は何も資格を持っていなかったら、資格を持っている人を面接に呼びませんか?
少なくともその人は資格を勉強する努力が出来る人間なので、無資格者より真面目に勤務してくれる可能性が高いですよね。
あと最低限の知能レベルがある担保にもなりますね
というわけで、未経験者はなるべく資格を取得してから応募してみることをお勧めします。
ビルメン未経験者はどの資格を持ってると面接で好印象?
4点セット全部揃えるとなると結構大変なので、おススメなのは「第二種電気工事士」と「危険物取扱者乙種4類」の2つを取得することです。
この2つだけでもビルメン面接では十分に評価してもらえます。
少し先の話になりますが、実務経験を2年以上積んで、電験三種とビル管理士の資格が揃えば40歳以下なら書類選考はほぼ通るようになります。(レベルの高いビルメン会社は除く)
余談ですが、ビルメン会社によっては資格を保有しているだけで毎月資格手当という名目で、1資格につき1,000円~10,000万円程度給料に上乗せされることがあります。
このように入社後も資格は恩恵を与えてくれますので、ビルメン業界で一生働くつもりがあるなら無駄になりません。
資格手当の金額の相場を以下の記事で公開していますので参考までに確認しておいてください!
社交性(コミュ力はビルメンでも重要)
「ビルメン=機械のメンテナンスだけをしていれば良い仕事」と思われる方が多いと思います。
しかし、ビルメンはサービス業なので、実はお客様(テナント、ビルオーナー、ビルに訪れる客)とコミュニケーションをとる機会が結構あります。
また、お客様以外にも現場の同僚や、外部の業者等ともコミュニケーションを取ります。
そのため、面接ではとにかく社交的な人間を演じておくと、面接官に好印象を与えられます。
ビルメンに限らず、どの仕事でもコミュ力は高いに越したことはないですけどね。
もちろん、実際に働いているビルメンの中にはコミュ障の人はたくさんいますが、面接を担当する人事や役員の立場からすれば、なるべく社交的な人を雇うほうが後々トラブルも発生しにくいですし都合が良いわけです。
つまり、コミュ障の人でも面接の時は明るくコミュ力が高い人間を演じておくと面接の突破率が上がるということです!
コミュ障の人のビルメン面接対策は?
コミュ障の人がコミュ力の高い人間を演じるのは難しいと思うかもしれませんが、どの会社の面接も似たようなことしか聞いてきません。
対策としては、予め質問に対して好印象を与えそうな回答を考えて暗記しておくことです。
後ほどビルメン面接で良く聞かれる質問と回答例を紹介しますので、コミュ障なら必ず予習をしてから面接に行ってください。
これだけ見るとコミュ障の人はビルメンとして働けないと思ってしまうかもしれませんが、フツーに人と意思疎通が出来れば十分なので安心してください。
コミュ力が高いビルメンなんてごく僅かしかいません笑
【関連記事】ビルメンに求められるコミュ力を解説します
転職回数(ビルメン渡り鳥は注意)
転職回数が面接結果に影響するかどうかは面接を受けるビルメン会社によりますが、やはり転職が多いと面接は受かりにくいです。
年齢にもよりますが、転職回数が4回あたりから面接で突っ込まれる確率が高くなりますので、あまりにも転職回数が多い方は過去の職歴を一つにまとめてしまうのも手です。
この辺のテクニックは複雑なので、YouTubeの私の動画を参考にしてください(以下参照)
★当たり前のことですが基本的にはやらないほうが良いので自己責任でお願いします。
面接に必要なマナー「ビルメンでも軽視してはいけない!」
ビルメンは現場で汚い仕事をするイメージが強いため、面接時の服装やマナーを軽視する方がいらっしゃいますが、先ほどもお話したとおりビルメンはサービス業なのでお客様とお話をする機会もあります。
そのため、一般レベルの社会常識を持ってない人は面接で落とされます。
以下は、私が面接のときに注意していたマナーなどを紹介しますので、一般的なマナーに疎い方は必ず目を通しておいてください。
- 服装はスーツ
- 面接時間には余裕を持つ
- 面接会場に入るとき
- 口臭や体臭、ヘアスタイルなど
- 履歴書・職務経歴書
- カバン
- 足元
- 携帯電話は電源オフ
- 手帳を持っていく
社会人としては当たり前のことばかりですが、これらが出来ていない方がいたら次回の面接から直してみると面接突破率が上がるかもしれません。
服装はスーツで行く
ネクタイを付けるのは当然ですが、スーツがヨレヨレの場合は事前にクリーニングに出しておくと良いです。
たまに私服で行く人もいるみたいですが論外です。
ちなみに真夏だとクールビズを意識した服装でも良いという会社もありますが、それでもスーツ+ネクタイで行くことをオススメします。
ただし、汗が噴き出した状態で面接を受けるわけにはいきませんので、早めに最寄り駅に着いて喫茶店やコンビニなどで涼んでから面接会場に向かいましょう。
面接時間には余裕を持って到着
面接開始時間の10分前には会社に到着し、5分前に呼び鈴を鳴らしてコンタクトを取る。
早く着くことで気持ちを落ち着ける効果もありますので結構重要な事だと思います。
ちなみに、あまり早く到着しすぎてもダメなので注意してください。
施設の内外には防犯カメラが設置されていることがほとんどです。
場合によっては防犯カメラに自分が映っている可能性もあるので、早めに到着してビルの近辺で待つときも異常な行動は取らないように注意しましょう笑
面接会場に入るとき
扉は3回ノックしてください。
「どうぞ」と言われたら、「失礼します」と言って入室します。
ちなみに2回ノックはトイレのドアをノックするときなので失礼にあたります。
その後、面接官から「座ってください」と言われるまで着席しないでください。
細かいことですが、こういうところも見られていますので気を付けてくださいね!
口臭や体臭、ヘアスタイルなど
口臭や体臭が気になる人はケアしておきましょう。
とはいえ、きつい匂いの香水をつけるのはNGです。
また、ボサボサな髪形はNGです。なるべく短めに切って必要であればワックスなどで整えます。
中途半端に白髪がある人は、アレルギーなどが無ければ白髪染めをしましょう。
白髪染めは1,000円以下で買えますのでケチらないでくださいね。
とにかく清潔感が大事です!
誰も不潔な人となんて一緒に働きたくないですからね。
履歴書【重要】
履歴書、職務経歴書はパソコンで作成してOKです。
※まれに手書きの履歴書を要求してくる会社があるので、その場合は指示に従ってください。
書類は必ずクリアファイルか無地の封筒に入れて持ち運びましょう。
面接官に渡すときはクリアファイル・封筒から出して渡してください。
★ビルメンのための履歴書・職務経歴書の作成方法をまとめた記事を書いていますので、こちらも必ず目を通しておいてください。
カバン
ビジネス用のカバンが無難です。
4~5千円程度の物でもOKですので持っていない方は買いましょう。
リュックサックは子供みたいなので、面接の際は止めたほうが良いと思います。
足元にも気を使う
革靴が汚れていたら磨いておきましょう。
靴下は黒系のもので、座った時に素肌が見えないものにしてください。
面接って下のイラストみたいに目の前にテーブルが無い事が多いので、足元って丸見えになるんですよね。
面接官の目線からだと、汚い靴は気になりますよね。
携帯電話は電源オフ
当たり前のことですが電源は切っておいてください。
マナーモードではなく、電源自体を切っておくことが無難です。
面接中に携帯電話が鳴ったら印象は最悪です。
手帳を持っていく
面接官から「必要であればメモしてください」と言われる場合があります。この場合はパフォーマンスでも良いのでメモとペンを出しておいた方が無難です。
面接に現場の人がいる場合、具体的な業務内容が聞けたりしますので必要に応じてメモしておくと良いでしょう。
ビルメンで転職活動をするなら無料で使える転職エージェントの利用が絶対おススメです!
一般の求人サイトには出てこない自社ビルメンなどの非公開求人を紹介してもらえますし、職務経歴書の添削サービスにより書類選考通過率が格段に上がります。
さらに内定後は年収アップの交渉まで代わりにしてくれます。
以下の記事では、私も使ったことがあるビルメン用の転職エージェントを紹介していますので是非活用してください!
転職成功者のほとんどは年収・年間休日アップに成功しているので、利用しない選択肢は無いと思います。
ビルメンの面接で頻出の質問と回答例
ここではビルメンの面接で頻繁に聞かれる質問と回答例を紹介します。
- 過去の職場の退職理由
- 志望動機
- 長所と短所
- 前の職場の情報
- 今まであったトラブルと解決方法
- ビルメンを目指した理由
- 人間関係に関する質問
- 今後追及したい分野
- 入社したらやってみたいこと
- 他社の面接も受けているか
- 希望年収
- 通勤可能時間
なお、面接では自分を良く見せるために、時には嘘をつく必要もあることをご理解ください。
※逆に会社側も嘘をついていることがあるので、注意して見極めてください。
過去の職場の退職理由
転職者の場合、退職理由は確実に聞かれます。
このとき、それが事実であってもネガティブな理由は避けてください。
例えば「意地悪な上司がいた」、「通勤時間が長かった」などがネガティブな理由になります。
上記理由ですが、私的には立派な退職理由だと理解できます。
しかし、企業側には「自分の会社に入社しても同じような理由で辞めちゃうのかな?」という印象を与えてしまいかねません。
そのため、相手側がこれなら退職しても仕方ないと納得してもらえる退職理由を考えたほうが良いです。
私が使っていた退職理由の例を紹介します。
雇用形態を理由にする
実際は正社員で雇用されていたとしても、正社員登用ありの契約社員で入社したと偽ります。
そして、正社員登用試験になかなか受からないので退職しましたみたいな言い方をしておくと、ほぼ確実に納得してもらえます。
この理由にしておくと、「最初から雇用形態が正社員である御社に応募しました」みたいな感じで、志望動機もセットで決めることが出来ます。
ちなみに、契約社員や正社員の雇用形態というのは、前職調査をされない限り基本的に相手にバレません。
みんな正社員になりたいですからね・・・。
私はこの理由を何度も使っています笑
入札で現場を失注した(ビルメン限定の理由?)
ビルメンからビルメンへの転職の場合はこちらの理由もお勧めです。
要は、自分が配属されていたビルが他のビルメン会社に管理の仕事を取られてしまったというパターンです。
これは実際に起こることで、こういった場合は別の管理物件を異動を命じられます。
この時、「片道2時間近くかかるところに異動するよう命じられた」と説明すれば、普通の面接官なら納得してくれます。
小規模な独立系ビルメン会社に勤務していた場合は、「管理物件が少なく異動先が無くなり退職しました」と伝えてもOKです。
こちらの理由も何度も使ってます。
仮に「片道2時間でも我慢して通うべきではないですか?」とか言われたら、その会社はブラックなのでむしろ入社しないほうがいいですね。
スキルアップしたい
これは現在小規模のビルメン会社に在職していて、大手のビルメン会社に転職する場合に使っていた理由になります。
具体的には、「今の会社だと管理物件が少なく、これ以上ビルメンとしてスキルアップができそうにないため、大手企業で大規模なビルの管理を経験してビルメンとしてスキルアップしていきたい」とアピールします。
このような前向きな理由なら、面接官からとくにツッコミは受けないはずです。
退職理由まとめ
この他だと、コロナ以降の退職であれば「コロナが原因で人員整理があった」とかもアリだと思います。
これらの理由が真実なのかどうかは面接官は調べることもできませんし、応募者が何人もいる中でイチイチ調査するなんて面倒なことはしません。
あとは自分なりにリアルな理由を考えておいて、どんな質問が来ても対応出来るようにしておきます。
例えば契約社員のパターンであれば「その会社の正社員登用される条件」、現場異動のパターンであれば「異動先の所在地」、スキルアップパターンであれば「転職後に具体的に何をしたいか」などですね。
正社員登用条件は、筆記試験+部長面談を通過とかが多いですね。
準備さえしっかりしておけば、面接で突っ込まれても受け流すことが出来ますので準備はとにかく大事です。
退職の理由がバックレや人間関係などの場合、そのまま正直に説明してもスムーズに受け答えできるわけもなく、面接官としても詳しく理由を聞かないわけにもいかないので、面接が無駄に長引いてしまい次々にボロが出てしまいます。
面接の攻略方法を記事にしているブログによっては、退職理由を馬鹿正直に答えることをお勧めしているものもあります。
しかし、それをやっても上手くいった試しがありません。
バックレとかで短期離職した地雷人材を雇ってくれる会社なんてあるわけないですからね・・。
せっかく交通費をかけて面接会場まで行くわけですから、多少嘘をついてでも内定を貰うことが重要だと思います。
そして、入社後は必死に働いて会社に貢献することで恩返しすれば良いと思います。
以上、簡潔にまとめますと、面接官が納得してくれそうな退職理由を自分の中で考えて、面接官から不要な追加質問を受けないように短時間で面接を終わらせることが重要ということで。
私の経験では、短時間(20分以内)で終わった面接の方が突破率が良かったです。
志望動機
志望動機も確実に聞かれます。
底辺独立系などは適当に答えても内定を貰えると思いますが、系列系ビルメン会社など大規模な会社を受けるときは、ビルメン用の志望動機を考えてしっかり答えるようにした方が良いです。
なお、ビルメン用の志望動機を考えるには、応募するビルメン会社のホームページや求人票などで公開されている情報をしっかり確認することがとても大切です。
それらの情報を吟味して、私の場合は以下のような志望動機を伝えています。
スキルアップしたい
ビルメン会社のホームページには、受託している管理物件が載っていることがほとんです。
おそらくホームページには大規模な施設も掲載されていると思いますので、「そういった大規模な施設で働いてスキルアップを目指したいと考えており、御社であればそういった大規模物件に配属されるチャンスがあるかもと思い応募しました」などと答えておくと好印象です。
※大規模なビルは様々設備が設置されていますし、定期的な点検の種類も多いため勉強になります。
これは系列系ビルメン会社などランクの高いビルメン会社に応募するときに有用な志望動機ですかね。
この志望動機は、巡回型ビルメンになることを避けるためにも使えます。
大規模施設で働きたい=常駐ビルメンになりたいってことですからね。
福利厚生など待遇に惹かれた
福利厚生が充実している会社なら、具体的にその例をあげて「社員を大切にしている会社と感じたので、定年まで長く勤めていけると思ったからです」みたいなことを伝えると好印象です。
給料や休みが多いからとストレートに言うよりは、福利厚生など補助的な部分に惹かれたと言った方が、会社の情報をよく見ているねと好印象を与えられます。
個人的にオススメの福利厚生だと思っているのは、カフェテリアプラン、住宅補助、財形貯蓄などですかね。
これらの福利厚生は、ほとんどの人が恩恵を受けられるはずです。
定年の年齢が高い
他の企業と比べて定年退職の年齢が高く設定されている企業に対しては、「定年の年齢が高いので雇用の安心感がある」と伝えたところ、しっかりホームページを見ているねと好印象でした。
定年について触れておくと、長く勤務するつもりがある人材と思わせることが出来るので好印象になるはずです。
志望動機まとめ
志望動機は各ビルメン会社のホームページや求人に記載されていることを理由にすれば良いかなと思います。
上手に伝えることが出来れば、今度は面接官の方から該当箇所の詳細な説明を聞けたりするので会話のキャッチボールが出来るようになります。
面接の最初の段階でこれが上手くハマると、面接途中でもこれは受かったなという感触が実感出来るようになるはずです。
長所と短所(ビルメン用にアレンジすることが大切!)
自分の長所と短所も良く聞かれる質問です。
長所は正直に答えて良いと思いますが、短所はあまりにも社会人の品格を欠如していることを言ってはいけません。
例えば、「時間にルーズで寝坊をよくする」、「飽きっぽいからすぐ仕事を辞めてしまう」、「人付き合いが苦手」とかは誰が見てもやばい特徴ですよね。
つまり、自分が雇用する立場だった場合に、「こんな短所がある人は雇いたくない」と思ってしまうようなことは言わないほうが無難です。
私が良く使っていた短所は、「心配性」や「熱中しすぎて周りが見えなくなってしまうことがある」とかです。
これら二つの理由は、長所に変換することも出来るのでおススメです。
心配性ということは、仕事を着実に進めていく慎重さがあるということですし、熱中しすぎることは集中力があると置き換えることが出来ます。
こういった感じで、短所を話すときは「心配性ですが、その分仕事を慎重を進めて行くことが出来ると思います」とか、「熱中しすぎてしまうところがありますが、その分一つの事に集中して作業出来るので丁寧な仕事が出来ると思います」みたいに回答をアレンジすると良いです。
慎重に仕事を進める事も、丁寧に作業することもビルメンにとっては不可欠な性質です。
このように、「長所に変換できるような短所」を答えておくと良いかなと思います。
ちなみに長所は本当のことを言ってもOKです!
長所は誰とでも仲良くなれる、真面目な性格、嘘をつかないなど何でも良いと思います。
自分の良いと思うところをアピールしていきましょう。
前の職場の情報(ビルメンの場合は注意)
この質問に関しては、それぞれ経験してきた仕事が違うと思いますので「こんな会社でした」って無難に説明をしていけばOKです。
しかし、前職にビルメンの経歴がある場合は具体的に勤務していた施設の情報を聞かれる場合があります。
例えば以下のような質問が来る可能性がありますので、これらはスムーズに答えられないといけません。
- 施設の名称
- 施設の所在地
- 施設の用途
- 施設の延べ床面積
- 施設の受電電圧、契約電力、設備容量など
- 変電所の数
- 停電時の対応方法
- 施設の給水方式
- 施設の空調方式
- 施設の消防用設備
- 自分が専門で担当していた業務
- 配属されていた設備員の人数
- エレベーター、エスカレーターの数
- 各種法定点検(消防設備点検、年次停電作業)などで担当した業務
- 受水槽、蓄熱槽などのタンクの容量
ちなみに、上記の内容はわかる範囲で職務経歴書に記載しておきましょう。
延べ床面積とかは有名な建物ならネット検索すれば出てきます。
実際に働いたことがある現場であれば何も見なくても答えられるとは思いますが、心配な人は面接本番までに職務経歴書を確認して頭に叩き込んでおくと良いですね。
特殊な設備がある現場の経験があると、その設備の話題で盛り上がったりします。
コージェネレーションシステムなど一般的なビルには無い設備は、なるべく詳細に書くと良いですよ。
※詳細に書きすぎて、職務経歴書が見づらくなってはダメですが・・
今までのビルメン現場で遭遇したトラブルと解決方法
これはビルメン経験がある人限定の質問になりますが、稀に聞かれたりしますので準備をしておいたほうが良いです。
マッタリビルメン現場しか経験したことがなくて大きなトラブルに遭遇したことがなければ、適当にストーリーを考えても良いと思います。
私は経験が乏しかったころは、先輩がやっていたトラブル対応を自分がやったことにして面接で話していました。
ビルメンの仕事に就きた理由
先ほど「志望動機」について説明しましたが、こちらはビルメンという職種に対しての志望動機になります。
私の場合は以下の2つを使っています。
- もともと機械の仕組みとかを調べたりするのが好きで、ビルメンの友人からビルメンの仕事の内容を聞いて興味を持ったからです。
- ビル設備管理は、建物がある限り無くならない将来性がある仕事であるため、今後も安心して働いていけると思ったからです。
また資格取得などでスキルアップしていけるところにも魅力を感じています。
今後は〇〇の資格を取得したいと考えています。
【注意】資格マニアと思われない程度に、その資格を取得したい理由も考えておくといいです。
当たり前のことですが「ビルメンが楽な仕事だと聞いたので」とか答えたらダメですからね!
人間関係に関する質問
人間関係に関する質問も聞かれます。
具体的には以下のようなことを聞かれますので、基本的には「大丈夫です」と答えてください。
- 上司が年下でも大丈夫?
- 同僚の年齢が離れていても大丈夫?
- 変わった人がいるけど大丈夫?
全て大丈夫と答えてください!
「無理」って答えたら話が進まないです。
上司が年下でも大丈夫?
年下の上司だとやりづらいと感じる人もいるため、この質問を聞いてくる場合があります。
当然「大丈夫です」と答えてください。
余計なことを言って突っ込まれないようにしておきましょう。
私の場合は、「仕事ですし、何とも思わないです」とか「以前の職場でも年下の上司がいましたが、問題無く業務を進めていました」といった感じで回答しています。
そもそも、30代以上で転職すれば年下上司がいる確率はかなり高くなります。
一緒に働く人の年齢が離れていても大丈夫ですか?
先ほどとは逆パターンです。
これも「大丈夫です」と答えるしかないです。
ビルメンは中高年が多いため、20代の人が面接を受けた場合に高確率で聞かれる可能性があります。
前職で高齢の人と働いた経験があるなら、そのエピソードも交えて回答すると良いと思います。
変わった人がいても大丈夫ですか?
この質問は独立系ビルメン会社の面接で聞かれたことがあります。
これも「大丈夫です」と答えるしかないです。
私の場合は、「仕事なので、どんな人とでも上手くやっていきます」みたいな回答をしています。
私がいた現場はそんなに変わった人はいませんでしたけどね。
実際に働いてみればわかりますが、変な人というよりはコミュ障の人が多い気がします。
コミュ力が不足しているため、変な人と思われてしまうのではないでしょうか。
今後どの分野を追及していきたいか
ビルメンの仕事の範囲は広いです。
そのため、どの分野を伸ばしていきたいか聞かれることがあります。
この質問に関しては、そのまま自分の好きなジャンルを答えれば良いと思います。
私の場合は「ビル設備管理において一番重要な電気の知識を極めたいです」と言ったら好印象でした。
「この分野を極めたい理由はこうだからです」くらいは言えたほうが良いので、事前に考えておくと良いですね!
入社したらやってみたいこと
系列系の面接だと良く聞かれる質問です。
成長した結果、こういうことが出来るようになりたいという回答方法がベストだと思います。
私の場合は以下のように回答しています。
1.実務経験を積みながら資格の取得も頑張り、設備管理のスペシャリストになりたいです。
2.マネジメントの実務経験を積んで、いずれは現場の所長などを経験してみたいです。
(現場の責任者になりたいは嘘でもいいから言っておくと好印象です)
他社の面接も受けているか?
私の場合は、嘘でもいいので「1社内定が出ています」と伝えています。
これは「他の企業も欲しがる人材であると思わせるため」「他に内定が出ているけど、この会社の面接に来たのは受かったらこの会社に入りたいという強い気持ちをアピールするため」という2つの理由からです。
この回答をしておくと、「他の企業に人材を取られたくない」と、面接の結果連絡を急いでくれるメリットもあります。
面接の結果連絡は早い方が良いに決まってますからね!
希望年収
これは自分の欲しい年収を答えて大丈夫です。
高く希望し過ぎたからと言って悪影響を与えることはなかったです。
私は時間外手当抜きで年収400万円以上と答えています。
想定年収に残業代を含めて伝えるかどうかは会社によって考え方が違うので、残業代を含めない年収である旨は伝えておく方が吉です。
通勤可能時間
自分が通える範囲の時間を言えばOKです。私は1時間くらいと答えています。
ちなみに都内勤務のビルメンだと通勤は1時間から1時間半が多い印象で、会社側もこのくらいの通勤時間は我慢してほしいと思っているようです。
電車通勤はツラいですが、スマホを使って資格の勉強や読書などをしているとあっという間に過ぎますよ!
【関連記事】スマホを使った勉強や読書に最適な電子書籍【Kindle Unlimited】
ビルメン面接で有効な逆質問
面接の後半になると、面接官から「質問はありますか?」と必ず聞かれます。
ここで「とくに質問は無いです」と答えると、面接官から自分の会社に興味無いのかなと思われてしまうので、2,3個で良いので質問をしましょう。
いくつか質問例を用意しましたので、アレンジして使ってみてください。
- 現場で働く人たちの年齢層
- 今後取得した方が良い資格
- 所長などマネジメント職になるまでにどのくらいの期間がかかるのか
- どのような人材を求めているか
- 企業のホームページを見て気になったことの質問
例)研修センターではどのような教育を受けられるか
上記の中でも、企業のホームページ内容からピックアップ質問するのは本当に有効です。
管理ビルがホームページに掲載されているなら、そのビルの特徴を聞いてみたりするのも良いですね。
ちなみに給料や残業時間に関してはあまり聞かないほうが良いです。
こういった質問は内定が出た後に聞くようにしましょう。
ビルメンでもSPI試験対策は必要?
YouTubeで配信をしているとリスナーの方からSPI試験の相談を受けます。
結論から言うと、SPI試験の対策をしたことが無い方や、勉強に自信が無い方は対策をしてください。
私が入社したことがあるビルメン会社の中にSPI試験を導入している会社があったのですが、入社後に「SPI試験の結果は選考に影響があったのですか?」と人事の方に質問したところ、「あります」と返答がありました。
そこの会社では、一定点数以下の人は問答無用で落としているとのことでした。
ビルメンであれば、資格の勉強などで理数系の問題には慣れているかと思いますが、資格で勉強した知識だけではカバー出来ない分野もSPI試験には含まれているので、絶対に受かりたいなら必ず練習しましょう!
私もSPI試験を導入している企業を受けるときは、一週間くらい前から以下の書籍などを使って勉強をしていました。
小学校、中学校の学習内容に自信が無い方は、復習のつもりで1か月くらいかけて勉強しても良いかもです。
とりあえず書籍を購入して、どんな問題が出題されるのか確認をしましょう!!
【関連記事】ビルメンでもSPI試験を受けるの?対策方法など徹底解説!
本番形式でSPI試験を受けたい方は以下のサイトに登録を検討してみてはいかがでしょうか。
SMART SPI-G(出題傾向や解き方のコツなど、 解答テクニックを掲載)
玉手箱などのSPIのテストセンター以外の主要な適性テストも受検可能なため、より多くの企業に対して筆記試験対策が行えます。
適性検査で何度も落とされて自信喪失している方は、ここで特訓したほうが良いですよ!
まとめ(ビルメンの面接でも油断しないことが大事)
この記事で紹介した内容は、私が30社以上のビルメン会社の面接を受けてきた経験の集大成です。
どれも基本的なことばかりですが、20代の頃の私は何一つできてなかった気がします・・。
なかなか面接に通らないという人は、この記事を参考に自分に抜けている部分がないか確認してみてください。
最後になりますが、ビルメン転職サイト選びは以下の記事を参考にしてみてください。
ブラックビルメン会社を避けるには転職サイト選びも大事です。
ビルメンで転職活動をするなら無料で使える転職エージェントの利用が絶対おススメです!
一般の求人サイトには出てこない自社ビルメンなどの非公開求人を紹介してもらえますし、職務経歴書の添削サービスにより書類選考通過率が格段に上がります。
さらに内定後は年収アップの交渉まで代わりにしてくれます。
以下の記事では、私も使ったことがあるビルメン用の転職エージェントを紹介していますので是非活用してください!
転職成功者のほとんどは年収・年間休日アップに成功しているので、利用しない選択肢は無いと思います。
ディスカッション
コメント一覧
参考にさせていただきます。貴重な情報をありがとうございます。
面接頑張ってくださいね!
ヘタレイさん初めましてビルメン転職を目指している20代です、面接対策の記事とても参考になりました有難うございます。明日面接なので良い結果になるように頑張ってきます。
あまり緊張せずリラックスして挑んでくださいね!
頑張ってくださいー
いつも参考にさせて頂いています。現在、転職活動をしていて二次面接に進むことになりました。二次面接は役員面接かと思うのですが、一次面接と同じ質問がされるのでしょうか?同じ返答でも構わないのでしょうか?よろしくお願いします。
1次面接で答えた内容の確認はされると思いますが、全く同じ質問をされることは基本的に無いと思います。
もし同じ質問をされたら当然同じように回答したほうがいいですね!
ありがとうございます!
推奨はしないですがweb適性検査の
非言語(数学)は問題文の最初何文字かを検索すると
問題と回答が書かれたyahoo知恵袋の質問が出てきます
全く同じ問題です。
自己責任ですが私はこれで系列3社の適性検査を突破しました。