【令和5年】ビル管理士合格率発表!今年は難しかった?【建築物環境衛生管理技術者2023年】
どうもヘタ・レイです。
11月1日(水)、令和5年(2023年)度の建築物環境衛生管理技術者試験の合格発表がありました。
合格された方、本当におめでとうございます。
この記事では過去試験の合格率との比較や、ビル管理士取得後のビルメンとしての働き方などを解説したいと思います。
ビル管理士令和5年(2023年)の合格率
試験センターで公開された令和5年度のビル管理士試験の合格率から発表致します。
試験センターのURL→https://www.jahmec.or.jp/
建築物環境衛生管理技術者試験 令和5年(2023年) | ||
---|---|---|
受験者 | 8,232人 | |
合格者 | 1,819人 | |
合格率 | 22.1% | |
合格基準点 | 117点以上(180点中) |
ビル管理士試験、令和5年(2023年)の合格率は22.1%でした!
前回の令和4年の合格率が17.9%でしたので、昨年よりも合格率は4.2%も上昇したようです。
ちなみに、受験者数8,232人でした。
(前回の令和4年の受験者数が9,413人だったので、マイナス1,811人ですね)
合格基準点の調整は無く、117点以上(65%以上)で合格となっています。
昨年の合格率が低かったので、そのぶん今年の受験者が多かったのかもしれませんね!
過去10年分のビル管理士試験の結果と比較
以下の表は、過去10年分のビル管理士試験の合格率との比較です。
年度 | 受験者(人) | 合格者(人) | 合格率 |
---|---|---|---|
令和5年 | 8,232 | 1,819 | 22.1% |
令和4年 | 9,413 | 1,681 | 17.9% |
令和3年 | 9,651 | 1,707 | 17.7% |
令和2年 | 9,924 | 1,933 | 19.5% |
令和元年 | 10,146 | 1,245 | 12.3% |
平成30年 | 11,096 | 2,339 | 21.1% |
平成29年 | 10,209 | 1,387 | 13.6% |
平成28年 | 10,394 | 2,956 | 28.4% |
平成27年 | 9,827 | 1,861 | 18.9% |
平成26年 | 10,095 | 2,335 | 23.1% |
平成25年 | 9,441 | 1,000 | 10.6% |
さらに過去の合格率を知りたい方は以下の記事をご確認ください!
合格率の推移
平成25年から令和5年までのビル管理士試験の合格率の推移をグラフにしました。
今年は当たり回だったといえますね!
来年は難化するかもしれませんので、受験予定の方は少し早めに学習を開始したほうが良いかもしれません。
受験者数の推移
平成25年から令和5年までのビル管理士試験の受験者数の推移をグラフにしました。
グラフにしてみると受験者が減少していることがわかります。
ビルメンの人気が落ちてきているのか・・・。
ビルメン志望の方は増えている気がしていたので意外な結果です。
ビル管理士試験に不合格だった方へ
ビル管理士合格に必要な勉強時間は200~300時間なので、今すぐビル管理士の勉強を再開する必要は無いと思います。
ただし、せっかく身に付いた勉強グセを失うのも勿体ないので、消防設備士など難易度の低い資格の勉強をしても良いかもしれません。
そして、年が明けたら気持ちを切り替えてビル管理士の勉強を再開してみませんか。
なお、勉強方法に不安がある方は、ビル管理士試験に受かるための勉強方法をまとめた記事を書いていますので、良かったら確認してみてください。
ビル管理士は範囲が広いため闇雲に勉強しても受かるものではありません。
ビル管理士を取得したら現場責任者になるの?
ビル管理士取ったら現場の責任者に任命されたりするの?
現場で所長をやっている人は、基本的にビル管理士を所持しています。
私が配属されたことがある現場でも、ビル管理士を持っていない所長はいませんでした。
では、ビル管理士を取得したら必ず所長に任命されるのでしょうか?
安心してください。そんなことは全くありません。
私もビル管理士を取得してから7年以上経過しており、その間に転職もしていますが一度も所長の話が出たことはありません。
また、同僚でもビル管理士を持っているけど平社員という方も大勢いました。
そのためビル管理士を取得したからといって、所長に任命されるかもという心配は不要かと思います。
しかし、これは絶対では無いので、運が悪ければ所長の話が出てくる可能性もあるのでご了承ください。
ビル管理士の次に取得する資格は?
ビル管理士はビルメン業界では最強の資格とも言えますので、これさえ持っていれば他の資格は無理して取らなくても良いと私は思っています。
それでも別の資格に挑戦したいという方は、以下の記事を参考に新たなビルメン資格に挑戦してみてはいかがでしょうか。
独占業務を持つ国家資格はいくらあっても無駄ではないので、せっかくついた勉強グセを失わないためにも是非検討してみてくださいね!
オススメは電験三種か消防設備士ですかね・・。
ビルメンで転職活動をするなら無料で使える転職エージェントの利用が絶対おススメです!
一般の求人サイトには出てこない自社ビルメンなどの非公開求人を紹介してもらえますし、職務経歴書の添削サービスにより書類選考通過率が格段に上がります。
さらに内定後は年収アップの交渉まで代わりにしてくれます。
以下の記事では、私も使ったことがあるビルメン用の転職エージェントを紹介していますので是非活用してください!
転職成功者のほとんどは年収・年間休日アップに成功しているので、利用しない選択肢は無いと思います。
ディスカッション
コメント一覧
私がはじめて現場に入ったとき、私以外は全員ビル管は持っていました。
なので受験可能になったら速攻受験し一発合格した記憶があります。
現場にも依りますが、ビル管は実務経験証明くらいに考えた方がいいのかも?
その先、電験三種またはエネルギー管理士のどちらかは持っていると評価もグンと変わります。
電験三種取って選任とかになるとなかなか給料と割に合わないと言うこともあります。
難しい舵取りですね。
全員ビル管持ちはレベルの高い現場ですねー。
ビル管理士持っていれば実務の証明になるので大切ですよね!
平成18年に、ビル管理試験を受けましたが、合格率9、4パーセントでとても難しく、試験が終わって、頭がくらくらしてとても疲れたのを、今でも忘れらません。
9.4%はえぐいですね・・・。
試験時間長いから疲れますよね