テスター（回路計）おすすめランキング！【現役ビルメン監修・2024年最新】

2024年7月24日工具テスター,クランプ,回路計

テスター（回路計）って様々なメーカーから複数の機種が発売されているため、どれを購入すれば良いのか迷いますよね。

通販だと海外製のものも安く手に入りますし、選択肢が多すぎて困ってしまうと思います。

ちなみに、私は海外製のテスターを購入したことがありますが、安価な製品は数値の誤差が酷かったり、プローブ（線）が簡単に断線したりと良い印象がありません。

というわけで、この記事ではおすすめのテスター（回路計）を日本製に限定してランキング形式で紹介します！

テスター（回路計）とは

テスター（回路計・かいろけい）とは、主に電圧や抵抗（電流計測機能付きもあり）の値を測定する電気用計測機器のことです。

電気工事士や自動車整備、ビルメンなどの仕事で使うことがあり、電気工事の作業前や作業後の通電確認のために用いられることが多いです。

テスター（回路計）の使い方

測定対象に応じて、交流・直流のダイヤルを切り替えます。

抵抗の測定は、ダイヤルを「Ω」の記号の箇所に合わせます。

電圧の測定と同様にプローブを測定対象の両端に接触させると、テスターの画面に抵抗値が表示されます。

電圧や抵抗などの意味がわからない方は、第二種電気工事士の資格を勉強してみましょう！

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テスター（回路計）にはアナログとデジタルがある

テスターにはアナログ式とデジタル式があります。

アナログ式は測定結果が時計の針みたいに動くことで数値を確認出来るのに対し、デジタル式は画面に数字が直接現れます。

アナログテスタは、結果が針の動きでわかるため数値の変化がわかりやすく、変化に対する反応も早いので直感的な判断に適しています。

対して、デジタル式は高精度で読み取り誤差が少ないです。また、アナログ式と違って数値が直接画面に表示されるので、初心者でも測定結果が瞬時に読み取れます。

ちなみに、デジタル式は電池が無いと全く動作しませんが、アナログ式は電池が無くても電圧の測定だけは可能なので、ランニングコストは安く済みます。

しかし、もともとの価格はアナログ式のほうが高い場合が多いので、このあたりは好みにが分かれると思います。

アナログとデジタルの比較
	反応速度	数値の読み取りやすさ	価格	ランニングコスト
アナログ	〇	×	×	〇
デジタル	×	〇	〇	×

テスター（回路計）おすすめランキング

それではオススメのテスターをランキングで紹介します。

なお、このランキングは、Amazonの売れ筋ランキングと私が実際に使用した経験などを元に作成しています。

【三和電気計器】アナログマルチテスタ SP18D

おすすめNo.7は三和電気計器のアナログマルチテスタSP18Dです。

ケース一体型で傾向性に優れ、ボディーカバーは操作部やスケール板の保護にもつながります。

下記写真のように、保護ケースがスタンドになるので長時間の使用でも疲れません、

8,000円程度と高価格帯のテスターですが、丈夫なので長く使っていけます。

表示形式	アナログ	電源	単3形乾電池1.5Vx2
レンジ切り替え	マニュアル	重量	320g
直流電圧レンジ	3/12/30/120/600V	サイズ（縦）	‎159.5㎜
直流電流レンジ	60μ、30m、0.3A	サイズ（横）	129mm
交流電圧レンジ	12/30/120/300/600V	サイズ（奥行）	41.5mm
交流電流レンジ	計測不可	製品保証	3年
抵抗レンジ	2k/20k/2M/200MΩ	自動電源オフ機能	無

【購入者のクチコミ】

• 日本製で使いやすく、大変満足してます
• 専門ﾒｰｶｰであり安心感があります。
  切替SWが少し固めですが，確実性が感じられ満足です。
  測定ﾘｰﾄﾞ棒の先端のﾋﾟﾝが短く(狭い箇所でのｼｮｰﾄ防止？)，使いにくいので
  ﾋﾟﾝの被覆を内側に少し剥ぎ取り使用しています。
• サンワのテスターを四十数年愛用してたけど壊れて買い換えしました、何はともあれサンワで正解だと思ってます。

引用元：Amazon

クランプテスター（AC電流測定機能付き）おすすめ2選

純粋なテスターとは言えないかもしれませんが、AC電流の測定が出来るクランプテスターも便利なのでオススメを紹介しておきます。

電気工事などの実務では、AC（交流）の電流が測定出来ると何かと便利なので、ビルメンや電気工事士に転職予定の方はチェックしておくことをオススメします。

【日置電機】クランプテスター3280-10F【おすすめ】

日置電機のクランプテスター3280-10Fは、一般的なテスター機能の他にAC電流が測定できる優れものです。

また、オプションパーツの「ACフレキシブルカレントセンサCT6280」を装着すると、本体のクランプで挟めないサイズの電線の測定もが可能となります。

ズボンのポケットにも入るサイズなので携帯性も悪くなく、1ｍ上からコンクリート面に落下させても問題無い耐久性能も兼ね備えています。

価格は8000円弱と高価ですが、機能を考えるとコスパは悪くないと思います。

表示形式	デジタル	電源	コイン型リチウム電池CR2032 ×1
レンジ切り替え	オート	重量	100g
直流電圧レンジ	419.9 m〜600 V	サイズ（縦）	175mm
直流電流レンジ	計測不可	サイズ（横）	57mm
交流電圧レンジ	4.199〜600 V	サイズ（奥行）	16mm
交流電流レンジ	41.99〜1000 A	製品保証	1年
抵抗レンジ	419.9 Ω〜41.99 MΩ	自動電源オフ機能	無

【購入者のクチコミ】

• 高機能なのに良いお値段で買えて喜んでおります
• 簡便で使いやすく、お勧めです。
  ただし、クランプの径が大きくはないので、3線一体で配線されていたりすると、測定できません。
  そこが注意です。
• コアが細身で狭いところに挟みやすい
  本体が軽くて細いのでバッグの中で邪魔にならない

引用元：Amazon

【共立電気計器】デジタルマルチメータKEWMATE 2000A

共立電気計器のデジタルマルチメータKEWMATE 2000Aは、電圧・電流・抵抗全て測定出来ます。

各プローブの収まりも良く形態も抜群です。

ただし、クランプのサイズが小さいので電流計測に関してはオマケ程度だと考えてください。（小さいがゆえに配線が入り組んだ箇所などでは重宝します）

多機能ゆえに価格は8000円強と高価なので、購入するならお財布に余裕がある人限定ですかね。

表示形式	デジタル	電源	単4形乾電池×2
レンジ切り替え	オート	重量	210g
直流電圧レンジ	340.0mV/3.400/34.00/340.0/600V	サイズ（縦）	128mm
直流電流レンジ	60.0A	サイズ（横）	87mm
交流電圧レンジ	3.400/34.00/340.0/600V	サイズ（奥行）	24mm
交流電流レンジ	60.0A	製品保証	1年
抵抗レンジ	340.0Ω/3.400/34.00/340.0kΩ/3.400/34.00MΩ	自動電源オフ機能	有

【購入者のクチコミ】

• クランプは、挟む奴だと機内の点検はやりづらい!
  いろんな人に聞いたら、これでしょ!って事で購入。
  間違いありませんでした。
• 似たような測定器は沢山あるので選ぶのが大変ですがこのシリーズは仕事で使用しているので使い慣れているので家用に購入しました。片手で持って親指でダイヤル操作できるので気に入っています。
• クランプメーターとテスターが一緒になったものでお得かなと思い購入。
  主に電流値を測る時に使用しています。クランプメーターのみのものより感度が悪いかなと思う事が多々あるので注意点かもしれません。

引用元：Amazon

結局どのテスターを買えばいいの？

種類が多くてどれを買えば良いのか迷ってしまう方もいると思いますので、目的に応じて3つまで絞ってみました。

テスター初心者の方はこの中から選んでみてはいかがでしょうか。

機能重視ならこのテスターで決まり！

今回紹介したテスターの中で一番機能が充実しているのは「日置電機のクランプテスター3280-10F」だと思っています。

やはりAC電流の測定が出来る点は大きいですし、安心の日本製でこれだけの機能を備えていてるなら、価格も安いくらいだと思います。

価格重視ならこのテスターで決まり！

とりあえずお試しでテスターを使ってみたい人は、「オーム電機のデジタルテスターTST-KJ830 08-1288」がオススメです。

シンプルに値段が安く、テスターに必要な機能は全て揃っているので初心者ならこれで十分だと思います。

携帯性能重視ならこのテスターで決まり！

携帯性能で選ぶなら「三和電気計器デジタルマルチメーター PM-3」がオススメです。

胸ポケットに入るサイズですし、手帳型のケースもついているので持ち運びしやすいです。

まとめ

この記事では、オススメのテスターを日本製に限定して紹介しました。

日本製のテスターであれば、基本的な機能や耐久性は問題無いと思いますので、あとは目的に応じて何を購入するか選んでみてください。

なお、自分の持ち家であっても電気工事をするためには第二種電気工事士の資格が必要です。

無資格で工事をすると電気工事士法違反になりますので、必ず資格を取得してから工事をするようにしましょう！