男で派遣社員はやばい?30代や40代の中高年派遣っているの?【社会復帰】
40代男で派遣ってやばいですかね?正社員の面接受けてるけどどこもダメでした。
肉体労働は苦手だから、派遣でも良いのでデスクワークの仕事がしたいです。
40代男性ならビルメン(正社員)をオススメしたいところですが、完全なデスクワークではないので難しそうですね・・。
最近では中高年の派遣社員も珍しくないので、派遣になること自体は全く問題無いと思いますよ!
【関連記事】中高年におすすめの仕事「ビルメン」
男女問わず、どの年齢層の方でも派遣社員で働くかどうかって悩むところですよね。
しかも30代、40代の男性だと世間体もあってか、派遣で働くことに対してを余計に意識してしまうと思います。
この記事では「男が派遣社員で働くことが本当にやばいのか」、そして「中高年にオススメの派遣会社」を元派遣社員である私が解説したいと思います。
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登録型派遣がやばい
この記事で扱う派遣社員は、登録型派遣を対象としています。
派遣社員には登録型派遣と常用型派遣の2種類があり、雇用期間の定めが無い常用型派遣の待遇は正社員とほぼ変わりませんので、男性でもやばいことは無いと思います。(独立系ビルメンも常用型派遣みたいなものですからね)
しかし、雇用期間の定めがある登録型派遣は雇用の不安定さもあるため、男性(とくに中高年)が働く場合は「やばい」と言われるかもしれません。
※常用型派遣でも契約社員として雇用されている場合は、雇用期間の定めがあります。
なるほど。
私は登録型派遣になりそうですね。
常用型派遣は特別なスキルを持った人が働いていることが多いです。
中高年が未経験の職種に挑戦したい場合は登録型派遣になってしまいますね。
登録型派遣と常用型派遣の違いについては以下の記事で詳しく解説しています。
【関連記事】ニート・無職は派遣社員で社会復帰できる?
男が派遣社員だとやばい理由4選「こんなデメリットがある」
それでは、男性が派遣社員で働くことがやばいと思われている理由を紹介したいと思います。
私が考える理由は以下の4つです。
ちなみに男女差別するわけではないのですが、世間の感覚的に女性の派遣社員は受け入れらている傾向にあるため、女性の派遣社員は何歳であっても気にしなくて良いと思います。
男はつらいよ・・。
男の派遣は世間体が悪いから「やばい」
男が派遣社員で働く理由で一番やばいと感じる理由は世間体ではないでしょうか。
とくに30代を超えると、同年代の友人などは会社内で役職が付き責任ある立場で仕事をしているはずなので、派遣社員という雇用形態では後ろめたさを感じるようです。
私も20代後半までアルバイトや派遣社員で働いていましたが、派遣先で直接雇用されている同世代の正社員を見ていると引け目を感じることがありました。
20代でもそのように感じてしまうので、これが30代以上であれば結構なダメージだと思います。
また、結婚を考えている人は相手の両親から「派遣社員では経済的に不安」と思われてしまい、結婚の許しを貰えない可能性もありますね。
確かに男が派遣社員で結婚してたらやばいですよね・・・。
個人的には働いてるだけでも偉いと思うんですがね。
男の派遣は雇用が不安定だから「やばい」
雇用の不安定さ派遣社員がやばい理由の一つです。
派遣社員は労働者派遣法に基づき、同じ事業所の同じ部署で就業できる期間が就業開始日から原則3年までとなっています。
また、定期的に契約の更新手続きが必要であったり、ニュースなどでよく取り上げられている「派遣切り」のように派遣先企業から一方的に解約の申し入れをされる場合もあります。
一方的な解約される理由としては、本人に問題がある場合もありますし、派遣先企業の経営状況や事業方針の変更によってなど様々です。
いずれにしても、正社員と違い雇用の安定性が低いため、守るものが増える中高年の男性にとって派遣社員はやばいと言えます。
派遣切りとは、派遣社員が派遣元である人材派遣業者との当該派遣労働者の派遣契約を打ち切られることをいいます。
派遣切りとなる理由は様々ですが、主な原因は派遣先企業の業績悪化や経営方針変更などがあり、基本的に派遣社員そのものに原因はありません。
有名な派遣切りとして、2008年に起きたリーマン・ショックを発端とする世界的不況において、自動車産業や電機メーカーなどを中心とする製造業による大規模な労働者派遣契約の打ち切りとそれに伴う派遣業者による労働者解雇・雇い止めが発生し、マスメディアを通じて一般の注目を集めるようになったことが、「派遣切り」という言葉を広める契機となりました。
派遣社員の中には、派遣契約を条件に会社の寮に住むことが出来るようになっている場合があり、派遣切りをされてしまうと寮も強制退去にになるため、給料も住処も同時に失ってしまった人もいたようです。
派遣切りは怖いですね・・
非正規雇用の一番怖いところだと思います。
会社都合の解雇は失業保険がすぐ貰えるのでお金は何とかなるかもしれませんが、定職が無いと賃貸物件を借りられない場合もありますからね・・。
男の派遣は給料が安いから「やばい」
派遣社員は基本的に時給で働きます。(稀に月給の場合もありますが)
金額は派遣先によって様々ですが、都内であれば時給1500円以上貰える仕事もたくさんあります。
例えば、時給1500円で毎日8時間働き、月に21日出勤したとすると残業無しでも総支給額は252,000円となります。
社会保険などを引かれても手取りでも20万円近くは貰えるはずなので、一人暮らしであれば何とか生活は可能だと思います。
しかし正社員と違いボーナスが無いため、月収は変わらなくても年収には大きな差が出ます。
また、派遣先によっては交通費が出ないこともあり、その場合はさらに手取りが下がることになります。
もちろん昇給は期待出来ませんし、派遣先が変われば時給が下がることもあります。
何かとお金が必要になってくる30代以上の男性だと、派遣社員の給料の低さはやばいといえるのではないでしょうか。
ビルメンも薄給とは言われていますが、雇用形態は正社員なのでボーナスや退職金制度はあります。
資格取得など頑張れば年収400万円以上も可能です。
【関連記事】ビルメンの年収相場
男の派遣はスキルアップが出来ないから「やばい」
登録型の派遣社員の場合、任される仕事は誰でも出来るようなものが多いです。
私が派遣社員として従事していた仕事も、家電製品が仕様書通りの動作をするか確認する作業や、電話の取次ぎ、資料をまとめるなど、1日あれば覚えられるような仕事ばかりでした。
もちろんCADオペレーターなどスキルが身に付く業務もあるとは思いますが、派遣で出来る大半の仕事は単純な労働が占めています。
30代や40代の男性の場合、まだまだ働き盛りの年齢であるためスキルアップ出来ない環境だと不満を感じるでしょうし、スキルアップによる収入アップやキャリアアップが期待出来ない状況はやばいといえるでしょう。
男の派遣社員がやばいと言わせないために「派遣を利用する」
さて、男性が派遣社員で働くデメリットを紹介しましたが、個人的には派遣社員という雇用形態も悪くないと思っていますので、その理由をいくつか紹介します。
先ほど紹介したデメリットを理解した上であれば、中高年以上の男性が派遣社員という働き方を選択しても「やばい」ことは無いと思いますよ!
男の派遣はワークライフバランスの良さを活用して資格を取得する
派遣社員は基本的に残業や休日出勤を強制されることが無く、指示された業務さえこなしていれば良いためストレスが溜まりにくいです。
そのようなホワイトな労働環境を利用して、難関資格の勉強をしたり個人で独立するための準備をしても良いのかなと思います。
私が派遣社員で働いていたときに、一緒の職場にいた30代の方で司法試験や税理士などの勉強をしている男性もいましたし、私自身も派遣社員をしながら資格の勉強をしていましたので、勉強のために派遣社員を活用している人は多いようです。
このように前向きな理由があれば、30代や40代の男性が派遣社員で働いていてもやばいことは無いですよね!
★社会復帰に役立つビルメンの資格については以下の記事で紹介しています。
★独立志向の方には行政書士という資格もオススメです。
男は派遣で未経験の職種に挑戦する
未経験の職種に挑戦できる点も派遣社員のメリットであるといえます。
先ほど派遣社員はスキルアップ出来ないと紹介しました。
しかし全くの未経験者よりは、派遣社員であっても関連する業務を経験することで、次に正社員の面接を受ける際にその業務の経験者として扱ってもらえる場合もあります。
そのため、派遣先はなるべく自分の興味があるジャンルの職種を選択するようにしましょう!
スキルアップしたいなら、派遣社員であっても一生懸命仕事したほうがいいですね!
男は紹介予定派遣を利用して正社員を目指す
紹介予定派遣という制度をご存知でしょうか?
紹介予定派遣は、派遣先の企業での直接雇用を前提とした制度です。
派遣期間中に、企業と派遣社員がそれぞれ直接雇用に関する契約を検討し、お互いに合意が得られれば、そのまま雇用契約が成立します。
つまり、紹介予定派遣で派遣社員として働いている期間は、実質的には試用期間みたいなものになります!
この制度を利用すれば、中高年では正社員として雇用されにくい事務などの職種も狙うことができます。
ちなみに、紹介予定派遣の制度は6か月以内に直接雇用するかどうかを判断しなければいけないため、無駄に派遣社員としての期間が長引くこともありません。
私の知人の男性にも、30代のときに紹介予定派遣を利用して総務の正社員に転職成功した人や、40代で契約社員の事務職になった人がいます。
こちらも資格取得と同様に前向きな理由で派遣社員を利用していますので、30代以降の男性でもやばいということは無いと思います。
ただし、あくまで「紹介予定」なので、企業側から合意を得られなければ直接雇用に至らないため派遣期間中に働きぶりをアピールしなくてはいけません。
実家(持ち家)がある男なら派遣でも問題無い?
実家暮らし、いわゆる「こどおじ」という状況であれば、年金がもらえる年齢まで派遣社員でも良いのではないでしょうか。
正社員と派遣社員では、仕事に対する責任の重さに雲泥の差があります。
正社員雇用だと、仕事が原因で感じるストレスは物凄いものになります。
私も今でこそ正社員として働いていますが、派遣社員のころのノーストレスな状況を思い出すと、また派遣社員に戻りたくなることがあります。
仕事はあくまでお金を稼ぐための手段でしかありませんので、雇用形態が正社員だろうが派遣社員だろうが関係無いのです。
派遣社員として働くデメリットに納得出来るのであれば、世間体なんて気にする必要はありませんので、派遣社員で生涯働く道を選んでもやばいことは無いです。
ただし高齢になるにつれて、派遣先が限られて来ますので早期リタイア出来るように節約や資産運用などを積極的にしていきましょう。
実家暮らしならお金は貯まるはずです!
★以下の記事では私が実際にやっている節約や資産運用を紹介しています。
男が派遣社員をやるときの心構え「意識していないとやばい」
元派遣社員である私から、男が派遣社員で働く場合に意識しておいてほしい心構えをお伝えしておきます。
それは派遣社員をダラダラと続けないことです。
先ほど男が派遣社員という選択をしても良い例をいくつか紹介しましたが、「実家暮らし」のパターン以外はそれぞれ目的があったと思います。
- 資格を取得するために派遣社員を活用する
- 未経験職種にチャレンジするために派遣社員を活用する
- 紹介予定派遣を利用して正社員を目指す
派遣社員って派遣先の環境にもよりますが、基本的に楽なんです。
責任ある仕事は任されませんし、生活に困らない程度の給料を貰えて休みもしっかり取れます。
自分に甘い人はこういった状況に置かれると、本来の目的を忘れてズルズルと派遣社員を続けてしまう可能性があります。
私が派遣社員になったときは正社員になるための繋ぎでやろうと思っていましたが、ゆるい派遣社員の働き方が楽しくて、正社員になることなどいつの間にか忘れていました。
実家暮らしの20代とはいえ、やばい生活だったと思います・・・。
そのため、それぞれの目的に向かって最短のルートを選ぶことが大切です。
難関資格を取得するなら予備校や通信講座を選択しても良いですし、未経験職種や紹介予定派遣を選ぶなら派遣会社の担当に要望をしっかり伝える必要があります。
私が派遣社員をやっていたときのように何の進展も無い日々を過ごさないためにも、意識して派遣社員をやるようにしてみてください。
中高年男性にオススメの派遣会社3選
最後に中高年の男性でも利用できる派遣会社を3つ紹介します。
- ランスタッド
- 工場求人ナビ
- リクナビ派遣
ランスタッドは事務職などオフィスワークの求人に強く、工場求人ナビは工場などコミュ障向きの求人に強い会社となっています。
そしてリクナビ派遣はあらゆるジャンルの求人を扱っている総合的な派遣会社です。
応募したい職種が決まっている場合は、ランスタッドか工場求人ナビを使い、どの職種か迷っている方はリクナビ派遣を利用してみてはいかがでしょうか。
それぞれの派遣会社の特徴を以下に記載しておきます。
①ランスタッド(オフィスワークに強い)
ランスタッド | ||
公式HP | https://www.randstad.co.jp/ |
ランスタッドは全世界に5500拠点を置く最大級の人材派遣会社です。
日本には北海道から沖縄まで93拠点をおき、優良な案件を多数紹介しているので、こだわり条件にピッタリな仕事がみつかるはずです。
もちろん紹介予定派遣も扱っているので、派遣から正社員・契約社員を目指している人にもピッタリです。
ランスタッドに登録する②工場求人ナビ(工場に強い)
工場求人ナビ | ||
公式HP | https://www.717450.net/ |
工場求人ナビは日総工産が運営する工場の求人に特化した転職支援サービスです。
全国に50以上の拠点を持っており、 勤務地・収入など、希望に合った工場系の仕事を紹介してもらえます。
また、拠点がない地域においても、臨時対応が可能なフォロー体制があり、 遠く離れた場所でもサポートができるようです。
扱っている企業には大手メーカーなどがあるため待遇も抜群です。
なお、派遣社員や紹介予定派遣の求人もありますが、期間工や正社員の求人も扱っていますので、直接雇用を希望する人にもオススメできる人材サービスとなっています。
工場求人ナビに登録する③リクナビ派遣
リクナビ派遣 | ||
公式HP | https://haken.rikunabi.com/ |
リクナビ派遣は、国内を8つのエリアに分け、オフィスワークから軽作業まで様々な職種の案件を広く掲載しています。
働き方も、扶養控除内や第二新卒など、自身の希望に合ったスタイルを見つけることができます。
長期やWワーク、単発の仕事などさまざまな働き方や、勤務時間、専門性など、個々の生活に適した希望に柔軟に対応します。
紹介予定派遣も専用のページがあるので探しやすくなっています!
リクナビ派遣に登録するまとめ「男で派遣社員はやばいとは言えない!」
この記事では、男性(特に30代以降)が登録型の派遣社員として働くことがやばいのかどうかについて、私の見解を紹介しました。
最終的に決めるのは自分自身になりますが、派遣社員という不安定な雇用形態も、上手に活用すればメリットがあることはわかって頂けたのではないでしょうか。
それに昨今は人手不足という状況もあり、派遣社員の需要も上がりつつあります。
需要が上昇しているということは、時給も高くなっているということです。
私が派遣社員をやっていた十数年前と比べても、派遣社員の時給の相場はかなり上昇していると感じます。
派遣社員でも生活に困らないくらいの収入は得られますので、なかなか正社員の面接に受からないという中高年の方は、とりあえず派遣社員に登録してみましょう!
私が派遣社員をやっていたときも、30代、40代の男性はたくさんいましたよ!
世間体なんて気にせず頑張ってみます。
派遣社員やるならビルメンの方が・・・
仕事が見つからなくて仕方なく派遣社員を選ぼうとしている方へ。
ビルメンならば、年齢関係無く未経験から正社員になれる可能性があります。
仕事もそこまできつくなく、年収もそれなりに貰えるので、スキル不足などが原因で派遣社員で妥協しようとしている方は、以下の記事を読んでビルメンも検討してみてください!
ビルメンは私をニートから社会復帰させてくれた最高の仕事です。
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