Sランクビルメン会社の就職難易度って高いの?エリートしか入社出来ないって本当?
ビルメン経験1年なのですが、Sランクのビルメン会社に転職って出来ますか?
年齢は30歳で資格は4点セットくらいしか持ってないです・・・。
ビルメンへ転職・就職をする目的は様々だと思いますが、せっかく労働するなら少しでも待遇が良い会社で働きたいですよね。
そこで候補に挙がるのがSランクビルメン会社になりますが、一般的なSランクのイメージは就職難易度が高くスーパーマンのようなビルメンじゃないと入社出来ないと思われているようです。
しかし、Sランクビルメン会社を経験した私からすれば、Sランクは「入社難易度は高いが手が届かない企業ではない」という印象でした。
というわけで、この記事ではSランクビルメン会社転職に関する真実や、面接に受かりやすい人の特徴などを紹介します!
この記事はYouTubeに投稿している以下の動画を元に作成しています。
ブログでは動画よりも詳しく解説していますので、動画を視聴済みの方も最後まで読んで頂ければ幸いです。
【いきなり結論】Sランクビルメン会社って実は・・
私はビルメンランキングを作成しているくらいなので、Sランクビルメン会社の経験もあります。
そんな私から業界の真実をお伝えします。
Sランクビルメン会社だからといって全社員が高スペックなわけではありません!
- ビルメン三種の神器は当たり前
- ポンプの整備や分電盤の改造も可能
- コミュ力が高い
- 学歴は大卒
Sランクビルメン会社に上記のようなイメージを持たれている方はいませんか?
私もビルメン業界の事をよく知らなかった頃は、有名企業のグループビルメン会社は難関資格保持者じゃないと入社出来ないんだろうなと勝手に思い込み、就職先の候補から勝手に除外していました。
本当は応募した企業もありましたが、書類選考で落ちましたけどね。
まぁ、私の場合は職歴が酷かったから仕方ないと思います・・。
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しかし、実際に私が入社してみてわかったSランクビルメン会社の状況は以下の通りです。
- ビルメン三種の神器保持者もいるが、所持率率は2~3割程度
- ポンプの整備や分電盤の改造なんて出来ない
- コミュ力が高い人もいるがコミュ障もいる
- 大卒・高卒が混在している(新卒は別)
いかがでしょうか。業界未経験者や経験の浅い人が持たれているイメージとは違いませんか?
もちろん三種の神器をコンプリートしている方や、プロレベルの整備が出来る人もいます。
しかし、これって偶々その人のスキルが高いだけで、Sランクビルメン会社に入社する条件というわけではありません。
それに高スペック人材は独立系ビルメン会社にもいますし、専門的な作業は業者に外注することが多いです。
また、コミュ力は高いに越したことはないのですが、陽キャみたいな感じじゃなくても協調性があれば十分にやっていける印象でした。少し考えればわかると思いますが、コミュ力が高い人はそもそもビルメンなんてやりませんしね。
逆にコミュ力が高くても協調性が無く周りと衝突するタイプは周りから煙たがられていました。
話すのが得意なだけではコミュ力が高いとは言えませんよね。
周りの空気を読みながら会話出来る人が真のコミュ強です!
学歴に関しても高卒の私が入社出来ているわけですから、そこまで重視されていないことがわかります。ただし、新卒採用は大卒又は専門卒が多い印象でした。
Sランクビルメン会社に採用されやすい人の特徴
Sランクビルメン会社といえども、入社難易度はそこまで高くないことはわかって頂けたと思います。
とはいえ、面接を受けた人すべてが内定を貰えるわけではありません。
ここではSランクビルメン会社に受かりやすい人、すなわち「会社が求めている人材」の特徴を紹介します。
※正社員採用限定(契約社員の場合は基準がゆるくなります)
あくまで受かりやすいというだけなので、条件を満たしていても落ちる人はいますし、逆に足りなくても内定を貰っている人はいました。
年齢が若い
どこの会社でも同じだと思いますが、企業は長く働いてくれる人材を求めています。
年齢が若ければ企業に貢献する期間が長くなりますので面接でも有利になります。
具体的には、30~35歳くらいまでなら年齢のアドバンテージを活かせるはずです。
30代を超えていても上場企業のグループ会社に入れるのはビルメンならではですよね!
コミュ力が高い
ビルメンはテナントやビルオーナー、専門業者など様々な人たちと関わる機会があります。
先ほどもコミュ力について触れましたが、これだけの人達と関わるのですから一定レベル以上のコミュ力は求められるということです。
面接でも人とコミュニケーションを取ることに抵抗は無いか質問もされますし、しっかり受け答えが出来ているかもチェックされます。
とはいえコミュ障気味の人も働いていますので、面接を上手く突破出来れば入社後は何とかなったりします。
面接でコミュ力がそこそこあることを演じることが出来ればOKです。
職歴がしっかりしている
ビルメンは誰でも出来る仕事なので職歴なんて気にしないだろなんて思う方もいるかもしれませんが、さすがにSランクの系列系ともなると、転職回数が多かったり無職期間が長かったりすると一気に選考が厳しくなります。
異業種でも構いませんので、同じ会社で長く勤務してきた人が有利ですね。
ちなみに、中高年でも前職(異業種)でマネジメント経験があるような人は評価されるようです。
保有資格が充実している
ビルメンなのでやはり資格も重要です。
とはいえ、実務未経験者が資格マニアのように多くの資格を持っていると、人事は引いてしまう可能性もあります。
逆に実務経験が10年以上あっても、資格が電工二種しか無いような人は努力をしないというイメージを持たれてしまいます。
これは私の体感ですが、実務経験が2年以上で電験三種かビル管理士を持っていると好印象です。
いずれにしても、自分の経験に見合った資格を取得しておくことが望ましいです。
もちろんビルメン4点セットなどの資格も持っている方が良いですね!
条件を満たせていなくても挑戦してみる価値あり
僕は転職回数が多いし、コミュ力も高いわけじゃないから無理かな・・。
先ほど紹介したものは、あくまで受かりやすい人の特徴です。
Sランクビルメン会社とはいえ、所詮は「不人気な職業」であるビルメンです。人気職業ランキングなどでもビルメンテナンス業がランクインすることは無いですよね。
そもそもスペックの高い人材はもっと給料や社会的評価の高い仕事を目指しますので、Sランクビルメン会社とはいえスペックの高い応募者はそこまで多くありません。
ビルメンという仕事の存在を知らない人も多いですからね
そんな少ないパイの中から選り好みしてたら人材不足で会社が回らなくなってしまうので、会社側もある程度は妥協するしかないのです。
というわけで、Sランクビルメン会社に興味がある方はご自身のスペックに自信が無くても、とりあえず応募してみることをオススメします。
仮に書類選考や面接で落ちたとしても、実務経験や資格を増やしてから再度応募すれば何の問題も無く選考をしてもらえます。
私も同じ企業に複数回応募して内定を貰ったこともあります。諦めずに何度でも挑戦すれば良いのです!
まとめ「一度は高ランクビルメン会社を経験しましょう」
この記事ではSランクビルメン会社の真実について解説しました。
高ランクのビルメン会社になるほど仕事が忙しいなどネガティブな発言をする方もいますが、結局は配属現場次第なのでSランクでもゆるい現場はあります。
それにランクの高いビルメン会社はケチケチしないので、飲み会の費用が会社経費になったり、業務で使う備品なども充実しています。
私が所属していたSランクの会社も、飲み会は全て会社持ちで年末はお昼にうな重を食べたりしていましたよ!
もちろん福利厚生も整っていますので、給料以上の金銭的恩恵を受けられる場合が多いです。
私はSランクのビルメン会社を経験してから独立系の貧乏な会社に転職したときに、文房具ですらまともに支給してもらえない内情を見て惨めな気持ちになりました。
独立系特有のゆるい雰囲気も良いですが、年齢が若い方は一度くらいSランクを経験することをオススメします!
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