どうもヘタ・レイです。
本日11月11日(火)、令和7年度(2025年)の建築物環境衛生管理技術者試験の合格発表がありました。
合格された方は本当におめでとうございます。
この記事では過去試験の合格率との比較や、今年の難易度について解説したいと思います。
ビル管理士令和7年(2025年)の合格率
試験センターで公開された令和6年度のビル管理士試験の合格率から発表致します。
試験センターのURL→https://www.jahmec.or.jp/
| 建築物環境衛生管理技術者試験 令和7年(2025年) | ||
|---|---|---|
| 受験者 | 7,131人 | |
| 合格者 | 2,180人 | |
| 合格率 | 30.6% | |
| 合格基準点 | 117点以上(180点中) | |
令和7年度(2025年)ビル管理士試験の合格率は30.6%でした!
令和6年の合格率が23.2%でしたので、合格率は7.4%上昇したようです。
また、受験者数は7,131人でした。
(令和6年の受験者数が7,593人だったので、マイナス462人ですね)
合格基準点の調整は無く、117点以上(65%以上)で合格となっています。
ヘタ・レイ合格された方、本当におめでとうございます!
今年も試験当日に解答速報を作りましたが、全体的に過去問ベースの素直な問題が多く足切りになるような意地悪な科目もなかったので、合格率に関しては納得の数字だと思います。
過去10年分のビル管理士試験の結果と比較
以下の表は、過去10年分のビル管理士試験の合格率との比較です。
| 年度 | 受験者(人) | 合格者(人) | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和7年 | 7,131 | 2,180 | 30.6% |
| 令和6年 | 7,593 | 1,759 | 23.2% |
| 令和5年 | 8,232 | 1,819 | 22.1% |
| 令和4年 | 9,413 | 1,681 | 17.9% |
| 令和3年 | 9,651 | 1,707 | 17.7% |
| 令和2年 | 9,924 | 1,933 | 19.5% |
| 令和元年 | 10,146 | 1,245 | 12.3% |
| 平成30年 | 11,096 | 2,339 | 21.1% |
| 平成29年 | 10,209 | 1,387 | 13.6% |
| 平成28年 | 10,394 | 2,956 | 28.4% |
| 平成27年 | 9,827 | 1,861 | 18.9% |
さらに過去の合格率を知りたい方は以下の記事をご確認ください!


合格率の推移
平成27年から令和7年までのビル管理士試験の合格率の推移をグラフにしました。


平成27年からのデータと比較すると、今回の合格率(30.6%)が一番高かったようです。しかし、12.3%という低い合格率の回もありますので、難易度のバラツキがすごいですね・・。
合格者数の推移
平成27年から令和7年までのビル管理士試験の合格者数の推移をグラフにしました。


今回は合格率が高めだったので、当然ですが合格者数も多いですね。
受験者数の推移
平成27年から令和7年までのビル管理士試験の受験者数の推移をグラフにしました。


ビル管試験の受験者数は年々減少傾向にあり、今回も前年に比べて400人以上減りました。ビル管理士は講習で取得する方法もありますので、今後も筆記試験の受験者は減少していくかもしれませんね。
ビル管理士取得者の平均年収は?
「建築物環境衛生管理技術者」、通称「ビル管理士」。この資格は、病院、学校、オフィスビルといった大規模な特定建築物の衛生環境を管理・監督するために、法律で選任が義務付けられている国家資格です。
それだけ強い効力を持つ資格なのですから、資格保有者の年収も高くなくてはいけませんよね。
そこで、以前、現役ビルメンの方を対象に取った年収アンケートのデータを使って、ビル管理士保有者の平均年収を算出してみたところ、以下のような結果になりました。
| ビル管理士保有による年収の違い(電験・エネ管所持者は除外) | |
| ビル管理士有(全34人) | ビル管理士無(全118人) |
| 平均年収:383万円 | 平均年収:292万円 |
見て頂ければわかると思いますが、ビル管理士の有無で年収に91万円もの差がありました。
ビル管理士保有者で年収が380万円以上になる見込みが無い方は、転職を考えてみてもいいかもしれません。せっかく難しい資格を取ったのですから、それに見合った給料を貰うべきです。
ビルメンの転職には転職エージェントの利用をオススメします。私も転職エージェントを使って年収を大きく上げることができましたので、年収を上げたい方は是非利用してみましょう!
以下の記事では私が利用していた転職エージェントを紹介していますので参考にしてみてください!





ビルメンの求人は、資格や経験が給与に直結する専門的なものが多く、非公開求人も豊富です。そのため、年収アップを目指すなら、市場価値を正しく判断してくれる転職エージェントの利用をオススメします。
今の自分のスペックでどのくらいの年収が貰えるかなどの相談にも答えてくれますよ!
残念ながら不合格だった方へ
今回の試験で不合格だった方は、少し休んでから勉強を再開しましょう!ビル管理士試験は過去問をやり込むだけで合格できる資格なので、勉強すれば誰でも合格可能です。
合格すれば一生モノの国家資格ですから、諦めずに何度でも挑戦してみてください!
過去問を使った学習方法がわからないという方は、私が運営しているYouTubeチャンネルを使ってみてください。
このチャンネルでは私が過去問を一問ずつ丁寧に解説しており、動画を見ているだけで過去問の暗記と理解が可能になっています。
ビル管理士の次に取得する資格は?


今回合格した方の中には、次に取得する資格を悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
ちなみに、ビルメン業界で食いっぱぐれないためにはビル管理士さえあれば十分なので、個人的には無理して他の資格を取得をする必要は無いと思っています。
しかし、せっかく身に付いた勉強の習慣を維持したいという方もいると思いますので、そういった方は、以下の記事を参考に新たなビルメン資格に挑戦してみてはいかがでしょうか。


とくにオススメなのが電験三種と消防設備士です。また、資格マニアになりたい人は宅建を取得しても良いかもしれません。
上記で挙げた資格はビル管理士を取得出来る実力がある人なら合格可能なので是非挑戦してみてくださいね。



電験三種はとくにオススメです。現在の電験三種はかなり難易度が低下しているため、過去問を丸暗記するだけでも合格可能です。詳しくは以下の記事をご覧ください。


ビル管理士Q&A
- 免状が届く前に転職活動はダメ?
-
合格発表で受験者番号が載っているなら、免状発行待ちということで転職活動して問題ありません!企業側からも資格保有者ということで扱ってもらえます。
転職エージェントを使う場合は、エージェントの担当者に免状発行待ちの旨を伝えれば上手く処理してもらえますよ! - ビル管理士で選任されたら大変なんじゃ・・?
-
基本的にビル管理士の選任は楽です。とくに難しい業務もありませんのでご安心ください。というか、ビル管理士保有者は余っているため、選任自体されない可能性が高いですけどね・・。
- 過去問は何年分やればいいの?
-
今回の試験で確信しましたが5~6年分やれば十分です!
私のYouTubeチャンネルでは5年分+α解説していますので、十分な学習が可能となっています。




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