危険物取扱者乙種4類の勉強方法を大公開!独学一発合格に必要な勉強時間は?
危険物取扱者乙種4類が欲しいのだけど、効率の良い勉強方法ってありますか?
危険物取扱者乙種4類は年間20万人近くが受験している超人気資格です。
消防法による独占業務をもつ国家資格で、ガソリンスタンド、ビルメンテナンス会社、危険物を運搬するトラックなど就職先も豊富にあります。
人気資格なだけに様々な教材や勉強方法などが公開されていますが、無駄にお金を取るような悪質なものもあるので注意が必要です。
この記事では危険物乙4試験を効率良く勉強するための学習方法や最低限必要な勉強時間を紹介していますので、これから勉強予定の方は参考にしてみてください。
私は危険物乙4に独学で一発合格しています
この記事で私の事を知った方もいると思いますので簡単に自己紹介しておきます。
私の最終学歴は偏差値42の底辺普通科高校です。
しかも20代の大半をニートで過ごしてきました。
ですが、このままではまずいと気づき、人生逆転を狙って資格取得を始めました。
その第一弾として取得した資格が危険物取扱者乙種4です!
その後も資格取得を頑張って、現在までに以下の資格を揃えました。
- 第二種電気工事士
- 第一種電気工事士
- 第三種電気主任技術者
- 建築物環境衛生管理技術者
- 危険物取扱者乙種4類
- 二級ボイラー技士
- 第二種冷凍機械責任者
- 宅地建物取引士
- 行政書士日商簿記二級
- 消防設備士乙種4,6,7類
- 2級FP技能士
ちなみに行政書士以外は全て独学で一発合格です。
底辺だった私がここまで資格が取得出来た理由は、やはり正しい勉強方法が出来ていたからだと思っています。
皆さんもここで紹介する勉強方法を実践して頂き一発合格を目指してくださいね!
危険物乙4の参考書・問題集はこれだけでOK
危険物乙4の勉強に必要な教材は、「公論出版の危険物乙4問題集」のみでOKです。
この教材はテキストではなく問題集なのですが、解説がしっかりしているため、問題を解きながら答えに書かれている解説を読むだけで、テキストを読んでいるのと同様の学習効果があります。
ほとんどの人がこの1冊だけで合格しているコスパ最強の教材です。
間違った教材で勉強してしまうと効率が悪い上に、合格するための最低限の知識すら覚えられない可能性もありますので注意してくださいね。
★他の危険物乙4教材を確認したい方は以下の記事をご覧ください。(2種類くらいの本を持っているとさらに合格率が上がります)
危険物乙4の勉強方法「独学で合格可能です」
次に公論出版の問題集を使った危険物乙4の勉強方法を紹介します!
ポイントは以下の3つで、これらを守って勉強すれば独学一発合格可能です。
それぞれについて詳しく解説しますので、必ず最後まで読んでくださいね。
危険物乙4の勉強方法①「単元ごとに攻略!」
危険物乙4の問題構成は大きく分けて以下の3つの単元に分かれます。
- 危険物に関する法令
- 基礎的な物理学及び基礎的な科学
- 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
それぞれのボリュームは同じくらいになっていますので、勉強する場合は各単元ごとに8割近く覚えてから次の単元に移るようにしてください。
中途半端な状態で勉強の範囲を広げても、なかなか知識が定着せず非効率です。
小・中学校の勉強って国語・算数・理科・社会と同時に勉強してたと思いますが、あれってそれぞれが全く違うことをやっているから結局どれも中途半端になってしまって覚えにくくなかったですか?(義務教育だから仕方ないんですが)
逆に算数だけを1か月ガッツリやったら、算数だけは物凄い伸びるはずです。(私がそうでした)
危険物乙4の勉強も同じで、3つの単元を国語、算数、理科みたいな感じでわけて考えて、それぞれを完璧に仕上げてから別の科目にうつるイメージで勉強すると良いですよ!
とはいえ、危険物の3つの単元はお互いに関連性が全く無いわけではないので、他の単元で学んだ知識が別のところで活かせることはあります。
危険物乙4の勉強方法②「とにかく問題を解く!」
以下の画像は公論出版の危険物乙4問題集の中から抜粋したものです。(出展:Amazon)
この本の構成は、分野ごとに概要を説明するためのテキスト部分から始まり、次に過去問題、最後に解答・解説があります。
- テキスト
- 過去問
- 解答・解説
単元ごとにこの繰り返しになっているので、まずはテキストの部分を軽く読んで概要をつかみ、すぐに過去問題を解きます。
テキストを軽く読んだだけでは過去問題は解けないと思いますので、わからない場合はすぐに解答を見ます。
このとき解答に書かれている解説も一緒に読んでください。
解説を読むことでテキスト学習と同じ効果が得られます。
単元ごとに全部の問題を解き終わったら、また同じ問題をイチから解き始めます。
同じ日に同じ問題に挑戦すれば、今度はいくつかわかる問題があるはずです。
わかる問題であっても、もう一度解説を読みます。
あとは、これの繰り返しです。
おそらく最初は解説を読んでいてもチンプンカンプンですが、何度も繰り返し同じ問題に挑戦することで、解説の意味もわかるようになってきます。
2回目以降に問題を解くときは、少し考えてから解答を見るようにしてください。
思い出そうとする行為が大事です。
正答率が8割を超えたタイミングで、次の単元にうつりましょう。
新しい単元でも同じようにテキストを軽く読んだらまた問題をひたすら解いてくださいね!
3つの単元が全部終わったら、最初の単元に戻ってまた問題を解きます。
このときですが少しその単元の勉強から離れていたので、おそらく8割未満の正答率になる可能性が高いです。
そのため、復習のつもりでもう一度やりこみます。
このときは正答率が90%以上になるようにしてください。
何度も間違える問題は、チェックを付けておきましょう。
それが自分の苦手分野になるので、試験直前期に重点的に学習する必要があります。
危険物乙4の勉強方法③「わからない問題は諦める!」
人間の能力は平等ではありません。
勉強を進めていると、どうしても理解できない問題が出てくると思います。
そんなときは、その問題は諦めて捨てましょう!
危険物乙4の合格点は、全体の60%正解していればOKです。
100点を取る必要は無いので、わからない問題を理解するために時間を使うのは非効率です。
それよりも確実に取れる問題を増やすことが大事です。
先ほども説明しましたが、最終的に公論出版に掲載されている問題が90%以上解けるようになっていれば、本番では7~8割は正解できるはずです。
危険物乙4の勉強で大切なこと
危険物乙4の勉強に限らないことですが、何事も継続するのって大変ですよね。
とくに資格の勉強に関しては、基本的にインプット(テキストや解説で覚える)、アウトプット(過去問題を解く)の繰り返しになるので、単調な作業過ぎて飽きやすいです。
ここでは危険物乙4の勉強に飽きないための工夫をいくつか紹介します。
既に勉強を開始している方も、これから始めようとしている方も是非実践してみてください!
危険物乙4の勉強で大切なこと①「試験日を決めて短期決戦にする」
危険物乙4の試験は年に何回も実施されているため「いつでも受験出来るしノンビリ勉強するか」という思考で挑戦する人が多いです。
これではダラダラと勉強してしまい全く実力が伸びません。
試験日が決まっていれば気持ちも焦りますので、勉強にも集中できるはずです。
ちなみに危険物乙4の合格に必要な最低の勉強時間は約40時間程度です。(余裕があればもう少し勉強してもいいかも)
この時間を確保できる日数を逆算して、試験日を決めて勉強を開始してください。
【重要】危険物乙4合格に必要な勉強時間は最低でも40時間!
自分を追い込むためにも一番最短の試験日で応募するのがベストです!
試験日はこちらで確認できます【外部リンク】
危険物乙4の勉強で大切なこと②「教材を買い過ぎない」
危険物乙4の勉強に必要な教材は、先ほど紹介した公論出版1冊で十分です。
複数の本を買って勉強しても、どれも中途半端に終わってしまうため、1冊だけを完璧に仕上げるようにしてください。
公論出版1冊だけなら2000円もしませんしコスパも抜群です。
資格はお金をかければ受かるというものでもないので、正しい教材を使い適切な勉強方法で学習することが合格への近道です!
某通信講座とかに1万円を支払ったりするのだけは絶対にやめましょう。
一応、市販の教材をもう一冊くらい持っていると合格率が上がりますが、時間的に厳しい場合は公論出版だけで十分です。
【関連記事】危険物乙4のオススメ教材
危険物乙4の勉強で大切なこと③「スキマ時間を有効に使う」
勉強方法の項目でも紹介しましたが、危険物乙4の学習は「過去問を解く」+「解答に書かれている解説を読む」ことが重要です。
ちなみに危険物乙4では、計算問題も少し出題されますが、それ以外の分野については紙とペンが無くても勉強可能です。
ということは、基本的に椅子や机がなくても出来ますよね。
例えば、通勤通学の電車の中、仕事の休憩時間、夜寝る直前のベッドの中など・・・。
こういった隙間時間を使って学習することで、忙しい人でも勉強時間の確保が出来るはずです。
私だけかもしれませんが、いつもと違った環境で勉強するほうが飽きも来なくて捗る気がします。
いずれにしても机や椅子がなくても勉強は出来ますので、隙間時間を有効に使って勉強してみてください!
危険物乙4の短時間合格情報に騙されない!
危険物乙4の情報を調べると、3日や1週間で合格しましたなど短時間の勉強で合格した口コミを見かけると思います。
確かに乙4は資格試験の中では難易度は低いですし、マークシート方式なので適当にマークしても正解することもあるため、短期間の勉強で合格出来る人もいるかもしれません。
しかし、この記事で紹介している公論出版の教材は400ページあります。
400ページの教材を3日で勉強できると思いますか?
何も考えずに読むだけなら可能かもしれませんが、内容まで覚えることは絶対に不可能です。
短時間合格をネットで吹聴している人は、マークシートで適当に書いた答えが運良く当たった人や、自社の高額な教材を売りたい業者だけだと思います。
400ページもあるのですから短時間での合格なんて無謀な挑戦だけは絶対にしないようにしてくださいね!
原付の免許みたいに3日で合格させる予備校みたいなのもありますが、100%合格は絶対に厳しいと思います。
繰り返しますが400ページのテキストを3日で勉強するのは不可能です!
危険物乙4の合格率は低い!【実は難しい試験】
さらに皆さんを怖がらせるために危険物乙4の合格率も紹介しておきます。
以下の表は令和になってからの危険物乙4の試験結果を表にしたものです。
年度 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
令和5年度 | 175,215 | 56,122 | 32.0% |
令和4年度 | 223,009 | 70,211 | 31.5% |
令和3年度 | 234,481 | 84,564 | 36.1% |
令和2年度 | 200,876 | 77,466 | 38.6% |
令和元年度 | 221,867 | 85,669 | 38.6% |
見て頂ければわかると思いますが、合格率は30%台となっています。
10人受験したら3,4人しか受からないということです。
これだけ見ても油断してはいけない試験だということがわかるはずです。
もちろん落ちた人全員が勉強していなかったわけではないでしょうが、短時間の合格情報に騙されて勉強時間が足りなかった人は多いはずです。
とはいえ、しっかり勉強すれば受かりますからね!
油断をしてほしくないから脅しているだけです笑
まとめ「正しい勉強方法で危険物乙4を攻略してください!」
この記事では危険物乙4の勉強方法を紹介しました。
試験に落ちている人は、危険物乙4が簡単だと油断して勉強を疎かにしていた人たちが多いです。
ここで紹介した勉強方法を実践すれば誰でも独学で合格可能です!
ちなみに、今回紹介した内容はどれも資格の勉強において大切な事ばかりですので、今後の資格試験でも常に意識しながら勉強してみてくださいね!
問題集の暗記は大変ですが、資格の試験では結局これが一番効率が良いです。
頑張って続けてみてくださいね!
★資格の勉強で大事なことをまとめた記事を書いてますので良かったら一緒に読んでみてください。
★以下の記事ではKindle Unlimitedを使って資格の教材代を節約する方法紹介しています
★同じ消防試験研究センターで実施している試験で消防設備士というものがあります。こちらもオススメの資格なので、危険物乙4合格後に挑戦してみてはいかがでしょうか!