【令和5年度下期】電験三種合格発表!合格率は驚異の〇〇%でした!【CBT方式受験者増加】
どうもヘタ・レイです。
本日(令和6年4月8日)、令和5年度下期の電験三種合格発表がありました。
すでに公式サイトで合格率などをご覧になった方もいるかもしれませんが、私のブログでも合格率や合格点などを紹介したいと思います!
★上期試験結果の記事↓
電験三種令和5年(2023年)下期試験の合格率
令和6年(2024年)4月8日に電験三種の合格発表がありました。
試験センターのサイト→https://www.shiken.or.jp/news/content1103.html
電験三種試験 令和5年(2023年)下期 | ||
---|---|---|
受験者 | 24,567人 | |
合格者 | 5,211人 | |
合格率 | 21.2% |
電験三種試験令和5年(2023年)下期の合格率は21.2%でした!
ついに合格率が20%を超えました。
ちなみに前回の上期試験の合格率が16.6%でしたので、合格率は4.6%上がったようです。
合格率はだいぶ上がりましたが、電験三種の難易度を考えると今後は20%台前半くらいの合格率で落ち着くのではと予想されます。
ちなみに、受験者数 24,567人の内訳はCBT 方式 5,771人、筆記方式 18,796 人だったそうです。
前回の上期試験のCBT受験者が4,323人でしたので、CBT方式受験者は1448人増えたようです。
電験三種初受験なら絶対にCBT方式がオススメですからね!
【関連記事】電験三種はCBT試験と筆記試験どっちがオススメ?
また、受験率は 72.6%だったようで、約4分の1の人が受験放棄した模様です・・。(勿体無い!!!)
科目別の結果(電験三種令和5年下期)
こちらは科目別の合格者数です。
科目 ()内は合格点 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
---|---|---|---|
理論(60) | 17,307 | 5,690人 | 32.9% |
電力(60) | 15,894 | 5,375人 | 33.8% |
機械(60) | 16,741 | 5,079人 | 30.3% |
法規(60) | 17,153 | 5,494人 | 32.0% |
全体合格者数も科目合格者数も5000人台となっていますね。
過去6回分の電験三種試験と比較【令和2年~令和5年下期】
以下は、過去6回分の電験三種試験の合格率との比較です。
合格率は明らかに上昇してきていることがわかります。
年度 | 科目 ()内は合格点 | 受験者(人) | 合格者(人) | 合格率 |
---|---|---|---|---|
令和5年 下期 | 全体 | 24,567人 | 5,211人 | 21.2% |
理論(60) | 17,307 | 5,690人 | 32.9% | |
電力(60) | 15,894 | 5,375人 | 33.8% | |
機械(60) | 16,741 | 5,079人 | 30.3% | |
法規(60) | 17,153 | 5,494人 | 32.0% | |
令和5年 上期 | 全体 | 28,168 | 4,683 | 16.6% |
理論(60) | 20,994 | 5,588 | 26.6% | |
電力(60) | 18,411 | 4,685 | 25.4% | |
機械(60) | 19,024 | 4,673 | 24.6% | |
法規(60) | 20,489 | 5,899 | 28.8% | |
令和4年 下期 | 全体 | 28,785 | 4,514 | 15.7% |
理論(60) | 20,712 | 5,102 | 24.6% | |
電力(60) | 16,984 | 3,540 | 20.8% | |
機械(60) | 20,433 | 5,807 | 28.4% | |
法規(60) | 19,346 | 3、566 | 18.4% | |
令和4年 上期 | 全体 | 33,786 | 2,793 | 8.3% |
理論(60) | 28,427 | 6,554 | 23.1% | |
電力(60) | 23,215 | 5,610 | 24.2% | |
機械(55) | 41,570 | 2,727 | 11.3% | |
法規(54) | 23,752 | 3,499 | 14.7% | |
令和3年 | 全体 | 37,765 | 4,357 | 11.5% |
理論(60) | 29,263 | 3,030 | 10.4% | |
電力(60) | 29,295 | 9,561 | 32.6% | |
機械(60) | 27,923 | 6,365 | 22.8% | |
法規(60) | 28,045 | 6,761 | 24.1% | |
令和2年 | 全体 | 39,010 | 3,836 | 9.8% |
理論(60) | 31,936 | 7,867 | 24.6% | |
電力(60) | 29,424 | 5,200 | 17.7% | |
機械(60) | 26,636 | 3,039 | 11.4% | |
法規(60) | 30,828 | 6,573 | 21.3% |
さらに過去の試験の合格率などが知りたい方は以下の記事をご覧ください。
受験者数の推移グラフ【電験三種ー令和2年~令和5年下期】
こちらは令和2年~令和5年下期までの電験三種受験者数の推移をグラフにしたものです。
受験者は年々減少傾向にありますが、合格者増加によりスパイラーだった人が減っていることも受験者減少要因の1つかもしれません。
上期・下期で合算すると5万人以上受験していることになりますが、重複して受験している人も多いため新規の受験者は減少していると思われます。
合格者数の推移グラフ【電験三種ー令和2年~令和5年下期】
こちらは令和2年~令和5年下期までの電験三種合格者数の推移をグラフにしたものです。
受験者が減少していますが、合格者は増えていますね。
今後も試験の出題方式に変化が無ければ、合格者数は増加する可能性があります。
合格率の推移グラフ【電験三種ー令和2年~令和5年下期】
最後に合格率の推移をグラフにしました。
合格者が増えていますので、合格率も当然上昇しています。
令和4年下期から大きく合格率が上昇しており、今回の試験でついに20%を超えるようになりました。
合格率が低い時期と比べて2倍以上の上昇はすごいですよね。
試験センターもここまで変化することを想定できていたのかな・・?
科目別「合格率」や「合格点」の紹介【令和2年~令和5年下期】
続いて4月16日に発表された各科目の合格率と合格点の推移をグラフにして紹介します。
理論の合格率・合格点の推移
こちらは理論の合格率の推移です。
個人的には電験三種の科目の中で理論が一番難しく、理論に合格出来るかどうかが電験三種取得に大きく影響すると思っております。
その理論の合格率がここまで高くなっているのですから、電験三種は手の届きやすい資格になったことは間違いないと思いますね。
こちらは理論の合格点の推移です。
このグラフには表示されていませんが、令和元年の理論は点数調整が入り合格点が55点でした。
しかし令和2年以降は合格点の調整が入っておらず、60点をキープしています。
現状の出題構成が維持されるのであれば、今後も点数調整は入らずに60点を維持し続けると思われます。
電力の合格率・合格点の推移
続いて電力の合格率の推移です。
電力も合格率が順調に上がっており、今回は33.8%でした。
電力の合格点の推移です。
理論と同様に60点を維持し続けています。
機械の合格率・合格点の推移
こちらは機械の合格率の推移です。
今回は30.3%でした。
機械も理論と同様に難しい科目と言われていますが、だいぶ合格率が上がりましたね。
機械の合格点の推移です。
令和4年下期に一度点数調整が入っておりますが、それ以降は60点を維持しています。
合格率もかなり上がっていますし、試験の仕様が変わらなければ今後も60点から調整が入ることはないでしょう。
法規の合格率・合格点の推移
最後に法規の合格率の推移です。
法規は電験三種の中で難易度に一番波がある科目ですが、今回の合格率は32%でした。
今後も過去問の使い回しが続くと思われますので、以前にように合格率に大きな変化が出ることは無くなると思われます。
こちらは法規の合格点の推移です。
令和4年上期に点数調整が入りましたが、それ以外は60点となっています。
まとめ「令和5年度電験三種」本当におつかれさまでした
今回受験された方、本当におつかれさまでした。
合格された人の中で、現在勤務している会社の待遇に不満がある人はすぐにでも動き出しましょう!
電験三種持ちなら確実に年収を上げる事ができるはずです。
【関連記事】ビルメン・電気主任技術者の転職におすすめのサイト
また、科目合格だった人も令和6年度の試験に向かて早速勉強を開始することをオススメします。
こんなに合格者が増えて電験三種の価値が下がらないか心配だ・・
合格率が極端に上がったので心配になるかもしれませんが、試験問題自体の難易度は全く変わっておりませんし、合格者数も上期下期合わせて年間で1万人程度しかいません。
まだまだ難関資格に変わりないと思いますよ!
ディスカッション
コメント一覧
やはり25年程度の範囲でコピペ9割はさすがにやりすぎだと思います。
難易度を落とすにしてもちょっと極端すぎるでしょう。
この感じだと数年以内に電験二種も大幅に難易度が落としてくる可能性は十分にありますね。
そもそも三種が年二回になったのも将来の担い手不足解消が理由で二種に関しても不足しているので。
とはいえさすがに二種までコピペ祭りにはしないでしょうけど。
確かに極端に合格率を上げてきたのはやりすぎな感もありますよね。
とはいえ、中途半端に易化しても目的である担い手不足が解消出来ない可能性かもしれませんし難しい問題だと思いますねぇ。
2種はどうなりますかね…。