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ビルメンの仕事はなくなる?設備管理の将来性について考えてみました【AI・DXによる影響】

ビルメンの小ネタ将来性,ビルメン

JIN
JIN

ビルメンに興味があるんすけど、将来性ってあります?
仕事が無くなることはないですよね?
あと、モテますかね?

ビルメンは単純労働が多いですし、AIに取られないか心配になりますよね。
私なりに業界の将来性について考えたので紹介しますね!
ちなみにビルメンはモテないです。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

近年、ビジネスの中にAIを取り入れるなど、企業のDX化がニュースなどで取り上げられています。

AIの導入やDX化により業務が効率化されてしまうと、仕事に必要な人員が減ってしまい、雇用が減ってしまうのではと心配になりますよね。

ちなみに一般事務などは、それによって影響を受ける職業と言われています。

他にも影響を受ける職業はたくさんあると思いますが、ビルメンはどうなのでしょうか。

この記事ではビルメンの将来性について、ビルメン歴10年である私の考えを解説したいと思います。

DX化とは(wikipediaより引用)

DX化とはデジタルトランスフォーメーション(digital transformation)のことです。

デジタルテクノロジーを使用して、ビジネスプロセス・文化・顧客体験を新たに創造(あるいは既存のそれを改良)して、変わり続けるビジネスや市場の要求を満たすプロセスである。デジタル変革やDXともいう。

簡単にいうと、デジタル技術を導入して便利で豊かな社会を作り上げていこうってことです。

ビルメンテナンスとDX化

まずはビルメンテナンスにおいて、DX化が可能な業務について調べたので紹介します。

本調査には、富士通Japan様の以下の記事を参考にさせていただきました。

ビルメンテナンスのDXの基礎知識

ペーパーレス化の導入

ビルメンテナンスでは、点検報告書や契約書などの紙書類が重視される傾向にあります。

しかし、SDGs達成にもつながるため、DX化の一環としてペーパーレスを進める必要性が増してきました。

例えば、普段の機器点検やメーターの検針に使用している用紙を、タブレットなどに置き換えるビルメン会社も増えています。

タブレットに入力した情報は、インターネットを介して会社のサーバーに共有されデータとして保存されます。

これにより資源の節約にもなりますし、点検内容はデータベースに保管されているため情報の管理や利用も容易になります。

IoT(センサー、カメラなど)の導入

IoTとは、センサーやカメラなどの小型機器がインターネットや社内ネットワークシステムにつながることを指します。

ビルメンテナンスは人の目で確認する作業も少なくありません。

例えばメーターの数値確認にカメラを利用したり、設備の不具合のチェックなどにセンサー類を活用すれば、これらの業務を効率化できます。

また、IoTは不具合や老朽化の予測などにも役立てられています。

IoTとは

IoTは「Internet of Things」の略で、様々な機器をインターネットを使って遠隔で操作・管理することなどを指します。

Amazonが発売しているアレクサによる家電の遠隔操作などはIoTであるといえます。

我が家でも導入してますが、上記2つの機器(アレクサとスイッチボット)があれば「リモコンでコントロールできる家電」はほぼ自分の声で運転・停止・操作が出来るようになりますよ!

スマート家電では無いモノを、スマート家電のようにコントール出来るので本当に便利です!

ロボット技術の導入

ビルメンテナンスでは、ドローンによる高所の計測・点検がすでに実現されています。

遠隔操作や自動運転が可能であることから、頻繁に点検できなかった箇所のメンテナンスに活用されています。

この結果、劣化や不具合の早期発見も可能になりました。

また、人と同じように自動または遠隔操作で清掃できるロボットの活用も進んでいます。

例えば掃除用アバターロボットは人手不足の解消に効果的です。

警備員の巡回をドローンで代用するなんて話の聞いたことがあります。
ビルメン(設備員)も設備の点検のためにビル内を巡回をしているため、これをドローンに置き換えることも可能かもしれません。
(この場合、機械室の扉を電子錠にする必要がありますが)

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

AI(人工知能)の導入

AIは人間の知的な思考、行動をプログラムとして実現する技術のことで、近年は自動学習機能などによって、技術は飛躍的に進歩しているようです。

ビルメンテナンスにおいては、ビル全体の省エネ運転や、複数台のエレベーターの運行最適化などにAIが応用されています。

また、過去の膨大なビルメンテナンスの報告データを基に、備品の交換時期を予測して補充する在庫管理システムが実用化されているようです。

モーターから発生する異音や配管の漏水箇所の特定なども、AIを活用すれば判明する時代がくるかもしれませんね。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

BIMの導入

BIMは「Building Information Modeling」の略で、コンピューターによって立体モデルを作成し、実際の建物の設計・工事、管理に活用できる技術です。

建築分野におけるBIMの標準ワークフローとその活用方策に関するガイドライン(第2版)より抜粋

これまでは建物の構造や設備機器などの情報を調べるためには、CADなどによる2次元の図面で確認するのが一般的でした。

しかし、BIMを導入した場合は、建材や設備機器のメーカーや種類など、維持管理に必要な情報を3次元モデルによって見える化できる点が特徴です。

近年では施設管理を含めた建物全体のライフサイクルマネジメントに、BIMが応用され始めているそうです。

DX化によるビルメンへの影響

さて、ビルメンテナンスのDX化についてご覧頂きました。

ちなみに現在私が勤務している現場では何一つ導入されていません。

また、これまで勤務してきた現場でも「ペーパーレス化の導入」で紹介しましたタブレットを利用していたくらいで、その他の技術は一切触れたことがありません。

この理由は簡単で、既存のビルにこれらの技術を導入しようとすると莫大なコストがかかるからです。

タブレットやドローンのように、費用負担がビルメン会社であれば試しに導入してみようかとなるかもしれませんが、AI(人工知能)やBIMを導入するにはビルオーナーの協力が必要なので、どの程度の効果があるかもわからないのに採用なんてするわけないんですよね。(ビルオーナーは利益重視です)

しかし、これから新たに建設されるであろうビルには、これらの技術がどんどん採用されていくのは間違いないと思います。

ビルメンの仕事はなくなるのか?

では、「ビルメンの仕事はなくなるのか?」という本題に戻ります。

先ほどのDX化の内容と、ビルメン(設備管理)に求められる業務を比較して頂ければわかると思いますが、当分の間はビルメンの業務が無くなることは無いわかりますよね。

ビルメンの主な業務内容
  • 設備機器の巡回点検(日常/点検)
  • 施設内の巡回点検、検針業務
  • 工事業者、点検業者等の立会い業務
  • 不具合対応、小修繕
  • 報告書作成(パソコン使用)等

もちろん、DX化の導入により簡略化する業務は出てくると思います。

しかし、どんなにDX化しようとも、ビルメンの場合は人の手を使って作業しないといけない業務が多々あります。

例えば、トイレの詰まり除去、配管からの漏水、漏電した場合の一時対応、雨漏り対応などの業務を置き換えることは不可能でしょう。

どんなに高性能なビルでも設備を長年使用していれば、経年劣化によりこれらの不具合は起こりうるものです。

技術が進歩し「絶対に詰まらないトイレ」、「クラック(ひび割れ)が発生しないコンクリート」などが発明されれば、こういった業務が無くなるかもしれませんが、さすがに現実的な話ではありません。

いずれにしても、現代の日本において導入されている技術では、ビルメンの仕事を無くすことは出来ないと私は思っています。

そして、その技術を使って建築されている近年建てられたビルは、このまま50年以上使っていくことが想定されます。(部分的に改修はすると思いますが、既存建物に大きな設備変更は現実的ではありません)

つまり、今からビルメンになろうとしている方も、今後50年は仕事が完全に無くなる心配はしなくて良いということになります。

むしろ、ビルメンの仕事が無くなるほどAIなどが進歩したら、他の仕事も無くなると思います。
人間が働かなくても生きていける時代がくるということです!

ヘタ・レイ
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ビルメンには国家資格が必要

ビルメンの仕事において忘れてはいけないのが国家資格の存在です。

日本は法律によって設けられた資格制度によって、あらゆる仕事の領域を縛っています。

ビルメンでいえば、電気主任技術者(電気事業法)とビル管理士(ビル管理法)、最近は需要が落ちてますが冷凍機械責任者やボイラー技士もそうですね。

どんなにDX化が進もうが、国家資格というもので縛ってる以上は仕事が無くなることはありません。

逆にいえば、ビルメンもDX化により人員削減が可能になった場合、資格保有者じゃないと生き残れない可能性もあるということですね。

★ビルメンに必要な資格については、以下の記事で確認してみてください。

ちなみに電気主任技術者を持っていれば、仮にビルメンがダメになっても独立という選択肢もあります。
>>電験三種の就職先【関連記事】

ヘタ・レイ
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まとめ(ビルメンの仕事がなくなることはない!)

今回はビルメンの将来性についてまとめてみました。

技術の発展によって無くなる仕事があるのは事実だと思います。

例えば、コールセンターのオペレーターがやっていた受付業務が自動音声になっていたり、買い物でも無人のセルフレジがだいぶ増えましたよね。

しかしビルメンに関しては、今回紹介したように「経験に基づく技術や知識」が必要であったり、「法律に守られた資格」が必要なので、他の仕事と比べてもDX化の影響は受けにくいのは間違いないです!

むしろ技術が発展すれば、さらに楽できる仕事になるかもしれませんね。

結論:ビルメンの仕事はなくならない!

余談ですが、ビルメンは外国人労働者にも仕事を奪われにくいと思います。

というか、私はこれまで外国人のビルメンを見たことが無いです。

ビルメンは「テナントやビルオーナーとの折衝」、「国家資格の取得が必要」など、日本語が完ぺきに出来ていないと難しい業務があるため、外国人には厳しいからというのが理由だと思います。

同じビルメンテナンス業の清掃なんかだと、末端の作業員であればオーナーと折衝も不要ですし、必要な国家資格も無いため外国人も働いていますね。

ヘタ・レイ
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JIN
JIN

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