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ビルメンの資格って意味無いの?私の現場にいた無資格ビルメンたち。

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私がYouTubeで生配信をしていると頻繁に頂く質問の一つに、資格が全く無くてもビルメンになれるのかというものがあります。

今回は、私が過去配属されていた現場の人たちの話も交えて、ビルメン資格に関する私の考えをご説明していきたいと思います。

ビルメン資格が意味あるかどうかは条件次第

いきなり結論ですが、ビルメン資格に意味があるのかどうかは、応募するビルメン求人の条件によって変わります。

例えば、〇〇の資格必須と書かれているビルメン求人に応募するなら、資格が無いと駄目なのはわかりますよね。

この求人が自宅から近く、給料も良かったら資格を持っていないことを後悔すると思います。

しかし、〇〇資格の保有者歓迎という求人の場合は、資格が合ってもなくても面接に合格できる可能性はあります。

あくまでその資格を所持している人が優先的に採用されるだけで、無資格でも他に良い応募者がいなければ採用されることでしょう。

というわけで、どうしても資格の取得が面倒という方は無資格で転職活動をしても良いと思います!

私がビルメン資格取得を推奨している理由4選

私が資格取得を推奨している理由は4つあります。

それぞれの理由を紹介します。

面接の内定率が上がる

ビルメンの転職では、資格を持ってる人が採用されやすい傾向にあります。

むしろ、職歴より資格ってくらい資格を持ってると面接で強いです。

私の場合、未経験でビルメン4点セットしかなかった頃と比べて、資格が充実してきた現在の方がはるかに面接突破率が高いです。

給与が上がる

資格を持ってると、経験が少なくてもいきなり役職がついたりして給料が高めに設定されたりします。

他にも、資格手当がもらえたりするため、資格を取ることは給与アップにつながります。

経験上、系列系は資格手当を貰える会社が少ないかわりに、資格を持ってることにより基本給を高めに設定してもらえます。

独立系は、資格を持っていても基本給は変わらず、資格手当で増額してもらえるケースが多いです。

上記はあくまで私の経験上なので、全ての会社にあてはまるわけではありません。

転職がしやすくなる

これは面接の内定率とかぶりますが、勤務先が嫌になったら、我慢して働き続けなくても資格がある程度揃ってれば実務経験もあるため転職がしやすくなります。

電験三種やビル管理士まで持っていれば、転職先に困ることはほぼないでしょう。

いつ仕事を辞めても新しい転職先がすぐ見つかるという状態は、心にゆとりが持てます。

マウントが取れる

マウント取りは本来やってはいけませんが、性格の悪い上司や先輩などに対してはやっても良いかなと思います。

少し経験が長いことを理由に、立場を利用したマウントを取ってくる輩には、上位資格の保有数などでマウントをとってあげましょう。

専門的な話をされると、彼らは黙ります笑

私の配属現場にいた人たち

私が経験してきた現場の中で、完全に無資格だった人は2人しかいませんでした。

それ以外の方は、電工を持ってたり、危険物を持ってたりなど何かしら資格を保有しておりました。

では、この2人の無資格者ですが、どんな人だったかを説明します。

ピーナッツの人

この方は、一番最初の商業施設ビルメンだった頃にいた方です。

年齢は50歳近い方で、髪の毛が薄く頭の形がピーナッツみたいだったので、私は心の中でピーナッツの人と呼んでいました。

この方ですが、どうやら私が雇われたビルメン会社より前のビルメン会社で雇われていた方で、私が入社した会社が入札でその現場を取ったことにより引き抜かれたとのことでした。

そのため、現場での経験が周りの誰よりも長かったので、所長も敬語を使っていました。

ピーナッツさんは、典型的なダメビルメンで、経験年数が長いくせに、開店業務のルーティンをミスったり、簡単な営繕が出来ないなど酷い有様でした。

私がこの人のミスで1個覚えてるのが、デパート内の防火シャッターが誤作動で降りてしまった際に、シャッターの戻し方がわからずオーナー会社からクレームをもらうというエピソードです。

そのシャッターは電動ではなく手動式だったので、復旧させるのが大変ではありますが、さすがに戻し方がわからないというのはビルメンを20年近くやってて不味いんじゃないのと、ビルメン歴1か月の私でも感じてしましました。

その現場は、人間関係が最悪だったので、この事件が起きた時は、ピーナッツがいないところで悪口を言いまくっていました。

こんな感じの人なので、当然資格も取るようなことは無かったようですし、所長も現場経験が長いピーナッツには中々指導ができなかったようです。

おそらくピーナッツがビルメンを始めたのは、今から30年以上前になると思うので、その当時はビルメン
=資格という風潮ではなかったようです。

その方ですが、結局他にも大きなトラブルを発生させてしまったことが原因で、オーナーさんからさらに大きなクレームが入ったことと、私のような若手のメンバーが加入してきたこともあって居づらくなったのか、バックレるような形で自ら辞めていってしまいました。

ちなみに、この人が辞めたほぼ同時期に私もこの会社をパワハラを苦に辞めています。

また、ピーナッツさんはフサフサだった頃の写真を自分のデスクの引き出しに入れていたようで、彼が辞めた後、みんなで遺品整理をしていた際に、デスクからその写真が出来てきたため、それを見てなんか悲しい気持ちになりました。

カイジ

2人めは、4か所目の商業施設ビルメンだった頃にいた方です。

年齢は20代中盤で、ギャンブルとゲームをこよなく愛する人でした。

ギャンブル好きだったので、名前はカイジとでもしておきましょう。

彼は仕事中もスマホでゲームをするか、周りのギャンブル好きとパチンコの話をするなど典型的なクズビルメンでした。

このように遊んでばかりなので、当然仕事の実務は出来ませんし、資格も何一つ持っていません。

あと、この人は性格にちょっと難があり、日によって機嫌が良かったり悪かったりするタイプでした。

先輩だったので無視するわけにもいかず、付き合い方に苦労したのを覚えています。

また、彼はギャンブル話をするとき、通算では勝っており貯金も2000万近くあると言っていましたが、間違いなく嘘でしょう。

ただ、機嫌が良いと昼飯を奢ってくれたりしたので、嫌いじゃなかったです。

ギャンブル好きは気前が良い人が多い気がします。

ちなみに、この方の場合は20代という若さもあったため無資格でも入社できた可能性が高いです。

結局無資格はどうなのか

この二人以外に、私の周りで完全無資格のビルメンはいなかったと思います。

二人に共通して言えるのは、若いうちからビルメンになっているという点だと思います。

ようは、無資格は若さでカバーできるということです。

これが40代とかになってくると、無資格入社は厳しくなってるのかなと思います。

※絶対に入社不可能というわけじゃないですが・・・。

とりあえず資格取りましょう

よっぽど勉強嫌いなら仕方ないですが、暇な現場に配属されたり、これからビルメンになろうと思っている方は、必要性を考える暇があったらとりあえず資格を取りましょう。

国家資格はいくらあっても損はないです。※更新料がかかる資格は別ですが・・・

昨今のコロナ不況により、安定した職業であるビルメンの入社難易度は上がってきています。

これからビルメンになる方は危険物乙4だけでも良いので、取得してから面接してみてください。

無資格よりは、内定率が上がるはずです。

この記事を書いた人

ヘタ・レイ(ビルメンYouTuber&ブロガー)
経歴:20代はニート・フリーター、その後ビルメンに転職して業界歴は10年以上
保有資格:電験三種、ビル管理士、行政書士、宅建士、電工一種、危険物乙4、消防設備士、2級ボイラー技士、2種冷凍機械、日商簿記2級、FP2級など。