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月給20万円のビルメン会社は転職したほうが良いのか?転職を決断する基準などを解説!【薄給】

コラム年収,転職

独立系ビルメン会社で3年働いてるけど、月給20万円から全く増えません!
ビル管理士も持ってるし、まだ40代なので転職したほうがいいですかね?

ちょっと待ってください!
焦って転職すると後悔するかもしれませんよ。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

最近は人手不足やインフレの影響によりマシになってきましたが、ビルメンという職種は給料が低いです。

とくに独立系に分類されるビルメン会社は昇給や賞与が無い場合が多く、年収200万円台で生活している方も珍しくありません。

私も1社目と2社目のビルメン会社は独立系ビルメン会社で年収は300万円未満だったため、同世代と比べるとかなり低い給料でした。

給料が低いと感じたら取るべき手段の一つに転職がありますが、ビルメンは実務経験2年程度あれば割と簡単に転職が出来ます。

しかし、単純に年収アップだけを目的に転職すると後悔するかもしれません。

この記事では給料に不満を持つ現役ビルメンの方を対象に、転職という選択肢が本当に正しいのか判断するための条件を紹介します。

この記事はYouTubeに投稿している以下の動画を元に作成しています。
ブログでは動画よりも詳しく解説していますので、動画を視聴済みの方も最後まで読んで頂ければ幸いです。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

そもそも他のビルメン会社に転職して年収は上がるの?

転職の判断基準の話をする前に、転職して本当に年収が上がるのかについて解説します。

そもそも年収が上がらないんだったら意味が無いですもんね・・。

ビルメンは給料が低い職種なので、転職したところで大きく給料は上がらないと思い転職に踏み切れない人が結構います。

しかし冒頭でも少し説明しましたが、最近は人手不足やインフレの影響でビルメン業界の待遇はかなり良くなっています。

例えば、令和6年に実施した現役ビルメンを対象とした昇給アンケートでは、回答者のうち50%以上の方が5000円以上昇給していました。

令和6年度ビルメン昇給アンケート結果

15000円以上昇給している方が12名もいるのには驚きました。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

昇給金額が高いということは、当然年収も高くなりますよね。

年収についてもアンケートを取っていますが、約50%の方が350万円以上貰っているという結果になっています。

ビルメン年収アンケート

国税庁が発表している『2024年民間給与実態統計調査』の日本人平均年収「459.9万円」と比較すると、確かにビルメンの年収は低いです。

しかし、ビルメンは元ニートや低学歴でも入社しやすい職種なので、日本人の平均年収より低いのはある意味当然です。誰でも出来るような仕事なのに、日本人の平均年収と同等の金額を貰えていたらやばいですからね。

以上を踏まえたうえで当ブログで集計したビルメンの年収アンケートをもう一度見てみると、ビルメンの年収は職種のランクの割に高い給料を貰っていると思いませんか?

いずれにしても、ビルメンの平均年収は350万円前後になりますので、年収300万円未満の方が転職すると年収が上がる可能性があります。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

私も年収250万円のビルメンから転職を繰り返して500万円以上まで上げることが出来ました。

ビルメン未経験でも年収400万円超える場合もある

住んでいる地域や、これまでの職歴、入社する企業など様々な条件をクリアする必要はありますが、ビルメン未経験でも年収400万円以上を提示されるケースも出てきています。

以下のデータは、当ブログに情報提供して頂いた未経験で年収400万円以上を提示された方のスペックや年収の一例です。

AさんBさんCさん
提示年収約500万円約460万円約420万円
企業保険系列不動産系列電機メーカー系列
保有資格電工二種
消防設備士
電工二種
消防設備士
危険物甲種
3種冷凍機
消防設備士

直接メールなどでコンタクトを取った方もいますが、話を聞いたところビルメン未経験とはいえ職歴がしっかりしていましたので、そういった部分や人柄などが評価された可能性が高いです。

全ての人がこの年収を貰えるわけでは無いので勘違いしないでくださいね。

とはいえ、一昔前のビルメン業界で未経験者がこの年収を提示されることはあり得なかったので、業界全体の年収が上がっているのは間違いないと思います。

10年程前だと実務経験2年以上+電験三種orビル管理士保有くらいの条件が揃わないと、年収400万円は届かない印象でした。
10年前と比べて物価や税金が上昇しているので、お金の価値が変わったからという考え方も出来ますけどね。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

こんな人は薄給ビルメン会社でも転職をしないで!

さて、本題の「転職をやめたほうが良い人」について解説します。

いきなり結論から言いますと、それは「現状でも何とかなっている人」です。

え、どういう意味?

「現状でも何とかなっている人」とはそのままの意味で、薄給でもそれなりの暮らしが出来ており、仕事のストレスなども特に感じていない人の事です。

そんな人は、「平均年収よりも劣っているから」という理由で安易に転職をするべきではありません。

どんな業界でもあることですが、転職には職場ガチャというリスクがあります。

例えば、以下のような項目は実際に働き始めないとわからない場合が多いです。

  • 面接で聞いていた残業時間よりも多い
  • サービス残業がある
  • パワハラ上司・先輩がいる
  • 飲み会が嫌いなのに頻繁に飲み会が開催される

これらはビルメンの転職でも当然起こり得るリスクであり、「現状でも何とかなっている人」がこれらのリスクを取ってまで転職をするべきではないと私は考えています。

確かに年収50万円~100万円アップに惹かれる気持ちもわかりますが、転職先が働きにくい環境だと長続きしない場合もあるため、上記のようなリスクがあることをよく理解しておいてください。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

激務な職種から安息を求めてビルメンに転職した人はとくに注意が必要です。
ビルメンは現場ガチャが全てです。転職して忙しい現場に配属されたら、ビルメンに転職した意味が無いですからね。

こんな職場で働くビルメンは転職するべき!

先ほどとは逆で、年収300万円未満で職場環境も悪い人はすぐにでも転職するべきです。

地域にもよりますが、ビルメン経験者であれば年収350万円程度は最低でも狙えますので、わざわざ安い給料できつい仕事をする必要はありません。

ちなみに、転職するべきブラックなビルメン現場の特徴には以下のようなものがあります。

  • 残業時間が異常に多い(月30時間以上はやばい)
  • 休日出勤が多い(代休が取得出来れば問題無し)
  • 待機時間が全く無い
  • 宿直の仮眠時間が短い(4時間未満はやばい)
  • パワハラ上司・先輩がいる

年収300万円未満で、さらに上記項目に複数当てはまっている方は転職した方が良いでしょう。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

ここで説明している年収に残業代は含めていません。
月に30時間も残業すれば、年収300万円を超えるのは当然ですからね。
求人を探す場合はも年収〇〇〇万円以上という表記には、残業代を含んでいる場合があるため気を付けてください!

ビルメン転職で年収を上げるために必要なこと

この記事の最初にビルメンは実務経験2年程度あれば簡単に転職が可能とお伝えしましたが、誰でも年収を上げる転職が可能というわけではありません

ビルメン転職で年収を上げたければ以下の2つを抑えておく必要があります。

  1. 会社選び
  2. 保有資格

1つ目の「会社選び」ですが、同じようなランクのビルメン会社に転職しても年収は大きく上がりません。

年収が高い傾向にあるのは系列系に分類されるビルメン会社で、上位ランクの系列系に入社出来れば入社時から年収400万円も狙いやすいです。

また、系列系は昇給金額も高いため、長く勤めていけば500万円を超えることも可能です。

どの会社が系列系か判断が出来ない人は、当ブログのビルメン会社一覧で確認してください。

また、系列系ビルメン会社にも待遇の良し悪しはあるため、少しでも高い年収を希望する方は以下のビルメン会社ランキングを参考にしてください。このランキングでB以上の会社に入っておけば、年収が低いと感じることは無いはずです。

2つ目の「保有資格」ですが、大きく年収を上げたければビルメン三種の神器のうち、最低でも1つはほしいところです。

電験三種、ビル管理士、エネ管のうち、どれか1つでも所持していれば年収350万年を下回ることは無いですね。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

都内なら400万円は固いですね。

とくに電験三種は以前と比べて簡単になっていますので、他の2つの資格よりも取得しやすくオススメです。
※詳しくは以下の記事を参照

これは必須では無いですが、年収を上げたければ転職エージェントを利用するのもオススメです。

転職エージェントでは一般の求人サイトでは公開されていないレアな求人を扱っていたり、内定後は年収を上げるための交渉を求職者の代わりに行ってくれます。

私も現在の会社に入るときに転職エージェントに年収交渉をしてもらいましたので、少しでも年収を上げたい人は是非利用してみてください。

以下の記事では私が利用したこともあるオススメの転職エージェントを紹介しています。

【関連記事】ビルメンおすすめ転職エージェント5選

まとめ

この記事では、薄給職場で働くビルメンの方が転職するべき基準について解説しました。

最近は簡単に転職する人が多くなっていますが、会社とは生活の3分の1程度を過ごす場所なので、転職は本来慎重に行うべきものです。

私の意見が絶対に正しいわけではないので、最終的には友人や家族などにも相談して転職するか決めるのが一番正しい方法だと私は考えています。

ちなみに、今は薄給でも良いかもしれませんが、将来的にもっと生活費がかかる可能性もあります。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

例えば結婚や親の介護、お金のかかる趣味ができた場合などですね。
私も20代前半の頃は結婚する気などなかったのですが、いつの間にか結婚していましたので人生何が起きるかわかりません。

転職せずに薄給ビルメンとして生きていくことを決めた人は、将来のことも考えて投資や副業などで資金を増やす方法を確立することをオススメします。

この記事を書いた人

ヘタ・レイ(ビルメンYouTuber&ブロガー)
経歴:20代はニート・フリーター、その後ビルメンに転職して業界歴は10年以上
保有資格:電験三種、ビル管理士、行政書士、宅建士、電工一種、危険物乙4、消防設備士、2級ボイラー技士、2種冷凍機械、日商簿記2級、FP2級など。

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Posted by ヘタ・レイ