巡回型ビルメンはきつい?仕事内容や大変さを解説します!【ブラック】
巡回型ビルメンはきついって聞くけど実際どうなの?
巡回型ビルメンはきついです・・。
経験者の私がきつい理由を解説しますね。
この記事では、私がビルメンの勤務形態の中で最も恐れている巡回型ビルメンについて、私の所属していた会社の話も含めて解説します。
全ての巡回型ビルメンがきついわけでは無いのですが、常駐型ビルメンと比較するときつい現場の可能性が高くなるため、楽をしたくてビルメンを目指す方は、巡回型ビルメンだけは避けたほうが無難です。
巡回型ビルメンとは
巡回型ビルメンについて知らない方もいると思いますので、先に巡回型ビルメンの仕組みを解説します。
巡回型ビルメンとは常駐型ビルメンの対になる用語で、常駐型ビルメンが1か所のビルに常駐してビルを管理していく働き方なのに対して、巡回型ビルメンの場合は拠点となる事務所に待機して、エリア内の小規模ビルを複数棟同時に管理していくビルメンになります。
一般的な常駐型ビルメンの場合、日常の点検や検針は同じ建物内、若しくは同じ敷地内の建物を巡回するだけで完了します。
しかし巡回型ビルメンの場合は点検や検針をするために、拠点となる事務所から管理しているビルまで自転車や車、電車などを利用して移動しなくてはいけません。
私は2つの会社で巡回型ビルメンを経験してきましたが、それぞれ移動手段は自転車と車を使用していました。(悪天候時は電車を使っていました)
もちろん点検や検針以外にも、ビルに入居しているテナントから設備トラブルの連絡が入れば、他の業務を中断して向かうこともあります。
各ビルを巡回する頻度は、ビルオーナーとの契約によって違います。
最低でも月に1回はビル内の巡回点検と水光熱検針で向かう事になるはずです。
また消防設備や、建築設備などの法定点検があれば、それらの専門業者の立ち会いをすることもありますし、設備の故障などでテナントから呼ばれて一時対応することもあります。
上記のような業務を担当している物件の数だけやらないといけません。
管理物件の中に築年数が古い物件が混じっていると、頻繁にトラブルが発生するので地獄です。
巡回型ビルメンの移動手段
もしこれから巡回型ビルメンをやりたいという奇特な方がいましたら、移動手段はなるべく車をおススメします。
巡回型ビルメンはビルの巡回点検中に不具合を発見した場合、簡単なものであればその場で応急修理をします。
そのため、簡単な不具合であればその場で応急処置が出来るように、各ビルを訪問するときは大きなリュックなどに工具を大量に入れて持ち歩いています。
そんな重たいリュックを背負って移動するのはしんどいですよね?
しかし車移動であれば、荷物をいくらでも積めるのでかなり楽ですよね。
私が車で巡回していたときは、漏水の応急対応も迅速に出来るようにペットのトイレシートなんかも積んでいました。
車のデメリットは交通事故を起こす可能性があることと、駐車場(コインパーキング)を探すのが大変なことくらいでしょうか。
自転車の巡回型ビルメンだったときにリュック入れていた工具をご紹介します。
この他にもあったと思います・・・。
- ペンチ
- ラジオペンチ
- スケール(メジャー)
- ドライバー(各種)
- 精密ドライバー
- カッター
- モンキーレンチ
- カラスペンチ
- モーターレンチ
- パイプレンチ
- ペンライト
- シールテープ
- パッキン
- 自己融着テープ
- ビニールテープ
- 養生テープ
- テスター
- クランプメーター
- ノート
- バインダー
給排水系のトラブルが多かったので、水道系の工具や消耗品が多いですね。
〇〇レンチ系が特に重いです・・・笑
私が配属された巡回型ビルメンのご紹介
それでは巡回型ビルメンの具体的な業務内容を、私が勤務していた会社を例にご紹介します。
会社によって巡回型ビルメンの扱い方に違いがあると思いますので、あくまで一例として考えてくださいね。
会社情報
この会社は系列系ビルメン会社で、私が配属された部署には所長を含めて8名が在籍。
そのうち現場に出向き、実際にビルの巡回や点検をするメンバーは6名で、系列系のためか性格に問題がある人は皆無で良い人ばかりでした。
ちなみにこの会社の巡回ビルメンは地域ごとに管理するビルを分けて、それぞれの地域に巡回ビルメンのチームを作っていました。
各チームには管理事務所が用意されており、そこを拠点に管理対象のビルを巡回します。
・巡回チームA(約10名):A市内にある30棟のビルを担当。管理事務所もA市内にある。
・巡回チームB(約9名) :B市内にある25棟のビルを担当。管理事務所もB市内にある。
・巡回チームC(約11名):C市内にある34棟のビルを担当。管理事務所もC市内にある。
系列系のように大きなビルメン会社であれば、全国にたくさん巡回チームを持っているため、管理事務所も全国にたくさんあります。
逆に独立系の小さなビルメン会社の巡回型ビルメンであれば、管理しているビルの数も少ないので本社が巡回ビルメンチームの管理事務所の役割を果たしている場合もあります。
この場合、巡回型ビルメンに配属されると毎日本社へ出勤することになります。
業務内容
私が配属されることになった管理事務所は小さなオフィスビルの1フロアでした。
それぞれのメンバーが担当物件を4、5件ほど持ち、月の点検のスケジュールなどを決めて動きます。
業務内容は以下のようなものがあります。
- 担当物件の水光熱検針で月に1回ビルを訪問。
その際ににビル内全体を巡回。 - 移動手段は自転車
- ビルの法定点検(消防設備点検、貯水槽の清掃、電気工作物の停電作業など)の立ち合い。
- 空調が効かない、共用部の蛍光灯が切れた、水漏れがするなど大小様々なトラブルの対応。
- 管理事務所内での事務作業。故障した設備の見積もりやビルオーナーに提出する報告書を作成します。
- ビルオーナーとの定例会。
お金持ちの婆さんや変な外国人みたいなオーナーにビルの点検結果の報告や、今後の改修の提案をします。
私はこれが嫌でした・・。
ちなみにビルのテナントから設備不具合の連絡が入る場合は、基本的に管理事務所へ電話がありますが、定時以降や土日祝に関しては本社のコールセンターへ連絡が入る運用になっていました。
しかし個人に会社携帯が支給されており、ビルオーナーやテナントもこの携帯の電話番号を知っているため、休みの日でも頻繁に会社携帯が鳴ることがありました。
担当物件の中に古いビルがある不具合連発で最悪です・・。
これではせっかくの休日が台無しです。
会社携帯については、他のビルメン会社も同じような運用になっているかわかりませんが、巡回ビルメンで会社携帯を支給された場合はワークライフバランスが破壊されると思っておいた方が良いと思います。
業者手配
現場の応急処置では復旧できない不具合は、専門業者に見積りをとって、その見積りにビルメン会社の利益をのせてビルオーナーに提出します。
ビルオーナーからはお約束のように値引きしてくださいと言われますので、値引きする余裕を持たせるために少し高めに見積もりを作っておくようにしてました。
この辺は常駐型ビルメンでも同じことしますが、巡回型ビルメンの場合は管理しているビルの数が多いため、それに応じて不具合の頻度も多くなります。
1日に複数回の不具合報告が入ると禿げそうになります。
【不具合対応のまとめ】
- テナントから設備不具合の連絡が入る
- ビルメンが駆け付けるも復旧出来ず
- ビルオーナーとテナントへ状況報告
- 専門業者へ修理の依頼
- 見積作成
- オーナーに見積を提出。OKなら工事日の打ち合わせ。
- 工事の立ち会い
この他にも細かい調整などがあります。
これらを設備の不具合ごとにやらなくてはいけません。
休日出勤や残業
休日出勤や残業も多かったです。
休日出勤が発生するのは主に工事の立ち会いです。
ビルの用途によっては休日しか工事が出来ない場合があり、その場合は工事の立ち会いのために土日でも出勤することになります。
休日出勤した場合の代休は、取れたり取れなかったりです・・・。
忙しすぎて代休を全然取れてない人もいました。
年間休日120日の会社でしたが、実際の休みは100日くらいだったと思います。
また定時は17時半でしたが、報告書作成などの事務作業で毎日19時半くらいまでは残っている人が多かったです。
残業のお陰で稼げるかといいますとそういうわけでもなく、同じ会社の常駐現場にいる人の方が宿直手当などが加算されるため支給額が高いなんてこともありました。
というわけで、この会社に関しては巡回型ビルメンをやる旨味が全くありませんでした!
楽だった巡回型ビルメンのご紹介
楽だった巡回型ビルメンも経験していますので、こちらもご紹介しておきます。
この時は独立系大手のビルメン会社に勤務しており、大型の常駐物件で通常のビルメン業務をしつつ、付近の小規模ビル数棟の巡回管理を並行して担当していました。
なお、常駐していた物件の用途は特定防止のため伏せさせて頂きますが、俗に言う当たりビルメン現場というやつです。
ここでは常駐ビルの仕事内容は割愛し、巡回型ビルメン業務の部分だけに限定して解説します。
- 各物件に対して水光熱検針で月に1回訪問。
そのときにビル内全体を巡回。 - 移動手段は社用車。
- 空調が効かない、共用部の蛍光灯が切れた、水漏れがするなど大小様々なトラブルの対応。
ビルメンで復旧出来ないトラブルは専門業者へ見積依頼。
この会社でも会社携帯は持っていましたが、ビルオーナーやビルテナントから時間外に電話がかかってくることはなかったです。
というのも、この会社の場合はビルオーナーとの折衝は営業担当がやってくれましたし、テナントからのトラブル連絡は一旦本社のコールセンターへ連絡するように徹底されていたからです。
なので、勤務時間外に会社携帯が鳴ることは同じ会社の人からの緊急連絡以外ではなかったです。
ちなみに法定点検(年次停電作業など)の立ち合いは、工事部門の人がやってくれていました。
巡回の日は一日巡回業務に専念できるので、お昼ご飯を外で食べたりして結構楽しかったです。
また、基本的に二人行動でしたので、巡回中に何かトラブルを発見しても相談しながら進められました。
こちらの会社でもビルメンで対応できない設備トラブルは業者に見積をとって利益をのせてオーナーに提出しますが、オーナーとの折衝は営業担当がやってくれるので、基本的に我々ビルメンは初期対応+見積作成まででOKでした。
なので、こちらの会社の巡回型ビルメンは、ビル内の巡回点検と一時対応までが業務になるので結構楽だと思います。
残業や休日出勤に関しても、巡回ビルメン業務が原因によるものはほぼ無かったです。
この会社のように、常駐型ビルメンをさせつつ付近の小規模ビルの簡単な点検だけを担当させる形態の巡回型ビルメンも増えているようですね。
他社の巡回型ビルメンはどうなの?
ネットで調べてみたところ、もっとたくさんの物件を一人で担当し、かつオーナーやテナントとの折衝もあるような過酷な現場もあるようです。
こういう現場は残業休日出勤も当たり前のようにあるみたいです。
そこまでしていると本来のビルメン業務とかけ離れているので、普通のビルメンと同じ給料ベースだと割に合わない気がします。
本来のビルメンは、ビルに常駐して設備の運転や管理をする仕事です。
>>ビルメンの具体的な業務内容
私は常駐型ビルメンの暇な現場を経験してしまったので、少数でも担当物件を持たされるだけでプレッシャーがすごかったです。
また、私は経験してませんが、夜勤を含むシフト制の巡回型ビルメンも存在するようです。
夜間に警報などが発生した場合は、社用車で担当ビルへ向かったりもするようですね。
業務範囲とかは会社によって違いますので、巡回型ビルメンでもマッタリ仕事できる会社もあるかもしれませんが、平均的に見ると移動時間が長い、残業が多い、事務作業が多い、責任が増えるなど常駐型ビルメンと比べると大変な部分が多いという意見が見受けられました。
ただしメリットもあるようで、常駐型ビルメンのようにずっと同じ事務所にいるわけではないので、社内の人間関係のストレスが少ないという意見も多かったです。
「巡回型ビルメンをやる場合、系列系より独立系のほうが楽なの?」
こう考える方も一定数いると思いますが、私は関係無いと思っています。
ビルメン業務の大変さは、ビルオーナーとの契約内容や、管理しているビルの性質(築年数、入居しているテナントなど)によって変わるため、独立系ビルメン会社だから楽を出来るという考えは捨てたほうが良いです。
それよりも底辺クラスの独立系に入社して激務の巡回型ビルメンを薄給で担当するほうが地獄です。
仕事が忙しいと資格の勉強や転職に使える時間が無くなってしまい、俗に言う「這い上がれない人」になってしまいます。
巡回型ビルメンに対する私のイメージ
私は最初の系列系ビルメン会社での巡回型ビルメンのイメージが強く、この業務形態に良いイメージが全くないです。
そこの部署は所長がパワハラ気味の人で、オーナーに対して修繕や設備更新の見積もりを提案して、その受注が取れないと、週1回の定例会の際にスタッフ全員の前で吊るし上げて怒るような人でした。
ビルオーナーはその不動産を使ってより多くの収益を上げる事が目的ですので、人の目に触れることのない設備関係については、緊急で直す必要があるもの以外は予算を削られガチです。
これってビルメンである我々がどうこう出来るもんでもないだろうといつも思っていたのですが、その所長はお構いなしに詰めてくる感じでした。
というわけで私の中で巡回ビルメン=ブラック営業みたいなイメージがついてしまいました。
僕の知ってるビルメンと違う・・・
私は在職期間も短かったので、所長から直接怒られることは無かったのですが、周りの人が怒られてるのを見るのは辛かったです。
次に担当した独立系の巡回型ビルメンは、常駐物件を管理しながら小規模ビルを巡回管理するものでしたので、純粋な巡回型ビルメンと呼べるかわかりませんが、担当している業務は巡回点検、検針、小修繕まででしたのでマッタリ仕事ができました。
なので、このタイプの巡回型ビルメンでしたら楽かなと思います。
なお、ネットの情報ですと巡回型ビルメンは人間関係のストレスは少な目と書かれていましたが、水光熱検針等は二人で行くことが多いです。
もし、やばい奴とペアを組まされると逃げ場がないのでかなりきついです。
水光熱検針の目的は、ビル内に入居しているテナントへ電気、ガス、水道の料金を請求するために、各種メーターの数値を確認することにあります。
もしビルメンが確認した数値が間違っていると、間違った使用量がそのままテナントへ請求されてしまい、テナントへ損害を与える可能性があります。
本来よりも過大に請求するようなトラブルを
起こしてしまうと会社の信用問題にも関わってきますので、水光熱メーターの誤検針にはビルメン会社もかなり気を遣っています。
そのため2人一組で行動をさせているのです。
水光熱メーター検針は、単純な業務なようですが実は責任が重い仕事です。
常駐型ビルメンでも水光熱メーター検針はやりますので、必要以上に注意をして行いましょうね!(スマホカメラでメーターを撮影すると良いですよ)
巡回型ビルメンを避ける方法
これは私の体感ですが、まだまだビルメン業界内では常駐型ビルメンの求人の方が多いので、普通にビルメン会社に入社する分には常駐型ビルメンとして雇用される可能性のほうが高いです。
私が入社した会社も常駐型ビルメンばかりでした。
しかし、運悪く巡回型ビルメンに配属されてしまう人がいることも事実です。
この記事を読んだ方であれば、おそらく巡回型ビルメンになりたいと思わないですよね。
では、巡回型ビルメンに配属されることを回避する方法はあるのか?
私も色々考えましたが、完全に巡回型ビルメンを回避する方法はないと思います。
でも巡回型ビルメンに配属される可能性を下げる方法はあると思いますので、そちらをご紹介していきたいと思います。
求人を検索するとき
求人を検索する際ですが、入社条件に自動車免許必須と書かれていたら巡回型ビルメンの部署がある可能性が極めて高いです。
常駐型ビルメンの場合、自動車を運転することは基本的にありません!
また自動車免許の事が求人に書いてなくても、履歴書には免許を持っていることを書かないで、隠して入社した方が無難です。
これだけでも巡回型ビルメンに配属される確率はかなり下がります。
また当然のことですが、複数のビルを同時に管理しますって書かれている求人も巡回型ビルメンなので避けましょう。
下の求人は巡回型ビルメンの一例です(クリックで拡大できます)
面接を受けるとき
系列系や大手の独立系ビルメン会社のように、入社するまで配属現場がわからない会社もあります。
この場合、巡回型ビルメンになる可能性が当然あります。
そこで、私は面接の際に常駐物件で働きたいと正直に伝えます。
もちろん正当な理由が必要ですので、以下のように伝えています。
「一か所のビルに常駐して設備について深く勉強していきたい。巡回部署だと設備の知識を深めることが難しいので常駐物件で働きたいです。」みたいな感じで、設備の専門家を目指したいとアピールをしています。
実際に巡回型ビルメンで働いてみるとわかるのですが、書類作成業務と簡単な水回り補修程度がメイン業務になり、ビル設備の知識はそんなに詳しくなりません。
私が配属された巡回ビルメン部署の先輩達も、設備の知識は全然でした。
また、転職エージェントを使って転職活動をしている場合は、転職エージェントの担当者にも常駐物件でしか働きたくない旨を事前に伝えておき、面接の前にエージェントからビルメン会社のほうに自分の希望を伝えてもらっています。
※エージェントには遠慮なく希望を伝えちゃいましょう!
ここまでしておくと、巡回型ビルメンを避けられる可能性がだいぶ上がります。
以下の記事で、私がおススメするビルメン転職エージェントを5つ紹介しています。未経験からでも登録できるエージェントもあるので、是非活用してみてください。(登録方法や使い方も載せています)
入社後
上記の方法により無事に常駐型ビルメンに配属されたあとも部署異動で巡回型ビルメンに配属されてしまうという可能性もゼロではありません。
そこで、電験三種やビル管理士などの難易度の高い資格を取得しましょう。
巡回型ビルメンに配属されている方は、電験三種やビル管理士など難易度の高い資格を所持している方が少ない傾向にありますので、資格を取得することは効果があると思います。
おそらく巡回型ビルメンの場合、資格を使った業務(電験選任など)をすることが無いため、資格保持者を常駐型ビルメンに配属しておいたほうが会社的にもメリットがあるからだと思います。
でも、施工管理系の資格は取らないでね。
工事分門へ異動になる可能性が上がります。
まとめ
私がビルメンを目指した当時(10年ちょっと前)は、ビルメンの求人を検索してもそんなに巡回型ビルメンの募集は出てなかったのですが、最近は求人検索すると頻繁に巡回型の募集が確認できます。
常駐型ビルメンも巡回型ビルメンも人によって向き不向きがあると思いますので、どちらが良いとかは簡単に言えないかもしれません。
また、巡回型ビルメンは残業が多くなる傾向にありますが、常駐でも激務現場に配属されると残業が慢性的に発生するところもありますので、仕事が楽そうというイメージだけで常駐型ビルメンを選んでも失敗するかもしれません。
ちなみに巡回型ビルメンの最大のメリットは、外出が出来るところだと思います。
勤務時間中に小休憩でカフェに行ったりもできるので、ずっと同じ建物に籠りっきりになる常駐型ビルメンとは違う感覚で仕事ができると思います。
ついでに私用の買い物してもバレません
そして巡回型ビルメン最大のデメリットは、ビルメン最強資格の1つであるビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)の実務経験を得られないことです!
ビルメン資格「三種の神器」のうちの1つです。
ビルメンが勤務することになるビルのほとんどは特定建築物というカテゴリに該当しており、この特定建築物にはビル管理士の資格保持者を選任しなければいけない義務があります。
ビルの数だけこの資格者保有者が必要になるため、とても需要のある資格です。(兼務という例外もありますが・・)
この資格を取得するためには実務経験が必要となり、巡回型ビルメンは実務経験を満たせない場合があります。
これは余談ですが、私は鍵を施錠したかどうか後から不安になってくるタイプです。
常駐型ビルメンなら同じ建物にずっといるのですぐ鍵の確認に行けますが、巡回型ビルメンは該当のビルにに戻るだけでも、相当な時間を要するためおいそれと戻ることが出来ない点が精神的にストレスでした。
最後に巡回型ビルメンのメリット、デメリットをまとめました。
【巡回型ビルメンのメリット】
- 外出してサボってもバレない
- 常駐型よりは人間関係のストレスが少ない
【巡回型ビルメンのデメリット】
- ビル管理士の実務経験にならない
- 残業が多くなりやすい
- 休日出勤が多くなりやすい
- 平社員でも担当物件を持つため責任が重い
- ビルオーナーやテナントとの折衝業務が多い
- 車の運転がある
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