ビルメン実務の勉強ために購入した本を紹介
YouTube配信中に私がビルメン実務を学ぶために購入した本を紹介してほしいとコメントを頂きましたので、簡単に紹介したいと思います。
ちなみに、ビルメンの仕事は現場によって千差万別なので、本で勉強するというよりは現場でOJT形式で学ぶのが一般的です。
そのため、個人的に実務本は不要だと思うのですが、経験が浅い方がビル管理の全体像を知るためだったり、中堅ビルメンの方が知識の再確認のために読む分には意味があるかなと思います。
ビルメンテナンスが一番わかる (しくみ図解)
ビル管理全体の仕事内容を把握するためにオススメの書籍がこちらの「ビルメンテナンスが一番わかる」です。
ビルメンテンスがどういう仕事なのかをざっくりと説明していますので、ビルメン未経験者にオススメできる1冊となっています。
扱っている内容がビルメンテンス全般なので、設備管理以外にも警備や清掃のことも学べます。
広く浅くという感じなので、サクッと読めますが深い知識は身に付かないかもしれません。
ビルメンテナンスが一番わかる (しくみ図解) | ||
対象 | 未経験者 | |
オススメ度 | ★★★★★ | |
ページ数 | 176ページ |
ビル管理士試験合格テキスト
こちらはビル管理士試験用の教材なのですが、ビルメンの基本書としても使えるためおススメ本として紹介しておきます。
先ほどの「ビルメンテナンスが一番わかる」が警備・清掃も含むビルメンテナンス全般の知識が掲載されていることに対して、こちらは設備管理(一部清掃も)をメインに紹介していますので専門的です。
ただし資格試験用の教材であるため、未経験者が見ても一部わかりづらい表現もあります。
そのため、いずれビル管理士を取得予定の方が資格の勉強+実務の知識を得る目的で購入する分には良いかなと思います。
ビル管理士試験合格テキスト | ||
対象 | 中級者・ビル管理士受験者 | |
オススメ度 | ★★★ | |
ページ数 | 384ページ |
わかりやすい 消防設備のしくみ
消防設備はビルメンにとって必須知識です。
ビルメンが直接消防設備の点検や工事をすることは稀なのですが、ビルには必ず消防設備が設置してありますので、それぞれの設備の機能くらいは知らないとポンコツビルメンになってしまいます。
年に2回の消防設備点検の立ち会いや、ビルメン会社が自主的に行う点検などである程度の消防設備の知識は身に付きます。
そのため無理して本で勉強する必要は無いのですが、暇すぎる現場で勤務しているとほとんど消防設備の知識が身に付かない場合もありますので、そういった人は自主的に勉強しておいたほうが将来的に現場異動などがあっても安心かもしれません。
また、消防設備士や消防設備点検資格者の資格を取得予定の方は、そちらでも勉強出来ますのでわざわざこの本を買う必要はありません。
この本は会社は会社の書庫にあるものなので、私は自腹で購入してません。
★消防設備士や消防設備点検資格者については以下の記事で紹介しています。
わかりやすい 消防設備のしくみ | ||
対象 | 未経験者・初心者 | |
オススメ度 | ★★★★ | |
ページ数 | 320ページ |
イラストでわかる給排水・衛生設備のメンテナンス
こちらは給排水系の実務本です。
一般的なビルメン現場であれば、給水栓の交換や排水管のトラップ分解、トイレ関係の詰まり解消、受水槽・汚水槽の点検など給排水関係のメンテナンスの種類は多くありません。
また、これらの業務は本で読むより実物を見ながら作業・メンテナンスしたほうが理解も早いです。
無理して購入する必要はありませんが、暇な現場で給排水トラブルが滅多に発生しない人は、現場異動で忙しい部署に配属となったときの保険のためにこの本で勉強しておいても良いかもしれません。
この本も会社は会社の書庫にあるものなので、私は自腹で購入してません。
イラストでわかる給排水・衛生設備のメンテナンス | ||
対象 | 中級者 | |
オススメ度 | ★★ | |
ページ数 | 208ページ |
写真でトライ自家用電気設備の定期点検
この本は電験三種合格者で、いずれ電気主任に選任されたい願望がある人にオススメです。
停電作業に必要な知識「機器の名称や役割、点検の手順、点検記録の記入方法」などが詳細に記載されています。
私も電験三種合格後に、こちらの書籍をしっかり読み込んだところ、ビルの停電作業で何をやっているのかが理解できるようになりました。
ビルメンも配属現場によっては停電作業の手伝いをすることもあるため、電験三種を持っていない人でも出来れば読んでいおくことをオススメします。
ビルメン未経験者がこの本を読んでも混乱するだけなので購入不要です
写真でトライ自家用電気設備の定期点検 | ||
対象 | 中級者 | |
オススメ度 | ★★★★★ | |
ページ数 | 240ページ |
電気技術者のための失敗100選
こちらも電験三種取得者で電気主任技術者に選任されたい人向けの本です。
実際に電気主任として働いている人の失敗事例と解決までのプロセスが掲載されており、実用的な内容になっています。
私もこの本を読みましたが、定期点検の大切さ、設備更新の重要性、思い込みによる危険性などを改めて認識することが出来ました。
電気主任技術者は高圧の仕事と思われがちですが、実際のトラブルは低圧部分がほとんどです。
この書籍で紹介されているトラブルもほとんどが低圧部分を起因としていますので、電験三種を持っていないビルメンでも実務上で役に立つと思います。
漏電個所の特定なんかは読みごたえがありますよ
電気技術者のための失敗100選 | ||
対象 | 中級者 | |
オススメ度 | ★★★★★ | |
ページ数 | 280ページ |
まんが電気設備現場案内
この本も電気主任技術者向けの本です。
先ほどの2冊と違うところは、ビルメン視点で電気設備のことが書かれているところです。
そのため、高圧電気設備の解説以外にも、ビルの中で電気を使用して動いている設備「ポンプ、照明器具、空調設備、分電盤」などのメンテナンスについても紹介されているため、ビルメン初心者でも勉強になります。
ちなみに、この本は5年以上前に購入したのですが、現在は絶版のようで新品は手に入りづらいのかもしれません。
Amazonなどでは中古品が販売しています。
まんがと書いてありますが、まんが形式ではなく挿絵が入っているだけです。
文字はびっしり書かれているので、読むのは大変かもしれません笑
電気技術者のための失敗100選 | ||
対象 | 初心者 | |
オススメ度 | ★★★★ | |
ページ数 | 260ページ |
パソコン操作が苦手なら
スマホの普及により最近の若者はパソコンを使う機会が少ないと聞いています。
しかしビルメンでもパソコンは使うため、全く使えないと就職後に困ることになります。
最低でもExcelで写真の挿入や表の作成くらいは出来た方が良いため、自信が無い方は事前に勉強しておいても良いでしょう。
面接でも「パソコン操作は出来ますか?」と聞かれることがあるため、「初歩的なExcel操作なら大丈夫です」くらいは答えられるようにしておくと安心です。
以下のような本を買っても良いですし、ネットで「Excel 初心者」で検索すればいくらでも勉強出来るサイトは出てきます。
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