どうもヘタ・レイです。
令和7年4月18日に、令和6年度下期の電験三種合格発表がありました。
すでに公式サイトで合格率などをご覧になった方もいるかもしれませんが、私のブログでも合格率や合格点などを紹介したいと思います!
★前回(令和6年上期)の試験結果の記事↓

電験三種令和6年(2024年)下期試験の合格率
令和7年(2025年)4月18日に電験三種の合格発表がありました。
試験センターのサイト→https://www.shiken.or.jp/news/content1146.html
電験三種試験 令和6年(2024年)下期 | ||
---|---|---|
受験者 | 24,547人 | |
合格者 | 4,117人 | |
合格率 | 16.8% |
電験三種試験令和6年(2024年)下期の合格率は16.8%でした!
ちなみに前回の上期試験の合格率が16.0%でしたので、合格率は0.8%だけ上がったようです。
近年の試験では合格率が大きく変動していましたが、今回の合格率の変化を見る限り難易度が一旦落ち着いた感じがしますね。
ちなみに、受験者数24,547人の内訳はCBT 方式9,234人、筆記方式15,313人でした。
前回のCBT受験者が7,633人でしたので、CBT方式受験者は1,601人増えたようです。CBT方式の利用者年々増えているようなので、いずれはCBT方式と筆記方式の受験者は逆転しそうですね。

電験三種初受験なら絶対にCBT方式がオススメですからね!
【関連記事】電験三種はCBT試験と筆記試験どっちがオススメ?
また、受験率は72.3%だったようで、約4分の1の人が受験放棄した模様です。仕事の都合などで受けられなかった人は仕方ないですが、故意に受験しなかった人は勿体無いですね・・。
科目別の結果(電験三種令和6年下期)
こちらは科目別の合格者数です。
科目 ()内は合格点 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
---|---|---|---|
理論(60) | 17,266人 | 5,044人 | 29.2% |
電力(55) | 16,560人 | 4,185人 | 25.3% |
機械(60) | 16,678人 | 4,160人 | 24.9% |
法規(60) | 17,018人 | 4,144人 | 24.4% |
最も合格率が高かったのは理論で29.2%でした。逆に一番低かったのは法規で、合格率は24.4%となっています。
なんと、今回の試験では電力に合格点の調整が入り55点となりました。
令和4年の下期以降から合格点の調整は入っていなかったので、今回の試験は若干難易度が高かったようです。

ただし、点数調整が入ることで電力の合格率は25.3%になっており、他の科目と同じ水準になりました。
そのため、試験そのものが受かりにくくなったわけではありません。
今後も合格者数が極端に低くなる科目は、点数調整が入る可能性が高いですね。
過去6回分の電験三種試験と比較【令和4年上期~令和6年下期】
以下は、過去5回分の電験三種試験の合格率との比較です。
年度 | 科目 ()内は合格点 | 受験者(人) | 合格者(人) | 合格率 |
---|---|---|---|---|
令和6年 下期 | 全体 | 24,547人 | 4,117人 | 16.8% |
理論(60) | 17,266人 | 5,044人 | 29.2% | |
電力(55) | 16,560人 | 4,185人 | 25.3% | |
機械(60) | 16,678人 | 4,160人 | 24.9% | |
法規(60) | 17,018人 | 4,144人 | 24.4% | |
令和6年 上期 | 全体 | 25,416人 | 4,064人 | 16.0% |
理論(60) | 17,705人 | 4,103人 | 23.2% | |
電力(60) | 17,310人 | 4,365人 | 25.2% | |
機械(60) | 17,459人 | 4,592人 | 26.3% | |
法規(60) | 17,945人 | 4,902人 | 27.3% | |
令和5年 下期 | 全体 | 24,567人 | 5,211人 | 21.2% |
理論(60) | 17,307 | 5,690人 | 32.9% | |
電力(60) | 15,894 | 5,375人 | 33.8% | |
機械(60) | 16,741 | 5,079人 | 30.3% | |
法規(60) | 17,153 | 5,494人 | 32.0% | |
令和5年 上期 | 全体 | 28,168 | 4,683 | 16.6% |
理論(60) | 20,994 | 5,588 | 26.6% | |
電力(60) | 18,411 | 4,685 | 25.4% | |
機械(60) | 19,024 | 4,673 | 24.6% | |
法規(60) | 20,489 | 5,899 | 28.8% | |
令和4年 下期 | 全体 | 28,785 | 4,514 | 15.7% |
理論(60) | 20,712 | 5,102 | 24.6% | |
電力(60) | 16,984 | 3,540 | 20.8% | |
機械(60) | 20,433 | 5,807 | 28.4% | |
法規(60) | 19,346 | 3、566 | 18.4% | |
令和4年 上期 | 全体 | 33,786 | 2,793 | 8.3% |
理論(60) | 28,427 | 6,554 | 23.1% | |
電力(60) | 23,215 | 5,610 | 24.2% | |
機械(55) | 41,570 | 2,727 | 11.3% | |
法規(54) | 23,752 | 3,499 | 14.7% |
さらに過去の試験の合格率などが知りたい方は以下の記事をご覧ください。

受験者数の推移グラフ【令和4年上期~令和6年下期】
こちらは令和4年上期~令和6年下期までの電験三種受験者数の推移をグラフにしたものです。

受験者数は、令和5年下期頃より大きな変動が無くなっています。
このまま難易度が落ち着いてくれば、25,000人あたりの受験者数で推移していきそうですね。
合格者数の推移グラフ【令和4年上期~令和6年下期】
こちらは令和4年上期~令和6年下期までの電験三種合格者数の推移をグラフにしたものです。

近年、難易度の変化により合格者数は大きく変動していましたが、前回と今回の試験に関してはほぼ同じ合格者数となっています。
合格率の推移グラフ【令和4年上期~令和6年下期】
最後に、令和4年上期~令和6年下期までの電験三種の合格率の推移をグラフにしました。

令和6年下期以降から合格率は大きく上昇しており、以前のように合格率が10%を下回ることは無くなりました。

電験三種は本当に合格しやすくなりましたね!
科目別「合格率」や「合格点」の紹介【令和4年上期~令和6年下期】
次に、各科目ごとの合格率と合格点の推移をグラフにして紹介します。
理論の合格率・合格点の推移
こちらは理論の合格率と合格点の推移です。


近年、合格点に変動は無く合格率も20%以上で推移しています。
以前までのような激ムズ科目というイメージは消えましたね。
電力の合格率・合格点の推移
続いて電力の合格率と合格点の推移です。


今回の試験で電力のみ合格点に調整が入りました。
そのおかげで25.3%という高い合格率を維持しています。

合格率は点数調整が入らなくても20%以上はありそうな気がしますね。
機械の合格率・合格点の推移
こちらは機械の合格率と合格点の推移です。


機械は電験三種の中で理論に次いで難しい科目と言われていますが、令和4年下期以降は合格率25%付近で推移しており、合格のハードルはだいぶ下がっています。

機械の難易度低下は、電験三種受験者にとって有難いことですね!
法規の合格率・合格点の推移
最後に法規の合格率と合格点の推移です。


他の科目と同様に法規の合格率も高い水準で推移しています。
令和4年下期以降は、合格点の調整も入っておらず合格しやすい科目になっている印象です。

以前の法規は難易度にバラつきがありましたからね・・。
まとめ「電験三種」本当におつかれさまでした
今回の試験で合格された方は本当におめでとうございます。
もし今の職場の待遇に不満がある方は、さっさと転職活動を始めてホワイト企業に転職しましょう!
【関連記事】ビルメン・電気主任技術者の転職におすすめのサイト
また、科目合格や不合格だったかも、次回の試験に向けて勉強を頑張ってくださいね!
今回の試験でも過去問から大量に問題が出題されていたため、今後も過去問を中心とした学習で合格は可能です。
令和7年度以降の電験三種の勉強方法についてまとめた記事を書いていますので、これから受験予定の方は参考にしてみてください。

電験三種は人生を変えてくれる資格です。
難易度低下により資格の価値が下がったなんて聞きますが、アンケートを取ってみたところ実際のところ所持率はまだ低いみたいですよ。

上記画像は実際にビルメンとして働く方に向けて取ったアンケートですが、70%以上の現場では電験三種の所持率は25%以下となっています。

しばらくは電験三種だけで転職無双は可能だと思いますね!
周りの意見に流されずに勉強を頑張ってくださいね。
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