本ページはプロモーションが含まれています

新卒で派遣社員は絶対にやめとけ!派遣で働くデメリットと心構えを紹介します。

仕事全般派遣社員,新卒

新卒で就活中ですが、内定が貰えないのでとりあえず派遣社員になってもいいですかね・・?

せっかくの新卒カードを派遣社員に使うのは勿体無いのでギリギリまで就活は粘った方が良いですが、どうしても仕事が決まらない場合はとりあえず派遣社員を選択しても良いと思いますよ!

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

就活で内定が決まらず、手軽に働くことができる派遣社員を選択する人っていますよね。

私は就職氷河期世代だったことと、自身に労働意欲があまり無かったことが原因で、高校卒業後は派遣社員でしばらく働いていました。

そんな元底辺派遣社員の私が、新卒で派遣社員を選択するデメリットと、派遣社員で働くことを選んだ場合の心構えについて紹介したいと思います。

派遣社員とは

派遣社員とは、派遣会社(派遣元)と雇用契約を結び、実際に働くのは派遣先の企業となる働き方です。

以下の図は、派遣社員と直接雇用(正社員等)の関係性を比較した図です。(厚生労働省より引用)

引用元:厚生労働省

一般的な働き方である直接雇用と大きく違う点は、派遣社員の雇用主は派遣会社となり、給与の支払いや各種契約手続きなどは派遣会社が担当している点です。

また、派遣会社は派遣先から労働者が働いた分の報酬を貰い、マージンを差し引いて労働者に支払っているため、派遣会社にとって労働者はお客様のような存在になります。

派遣社員がバックレたりすると派遣元に多大な迷惑がかかるので、派遣会社からは丁寧に扱われますよ!

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

ちなみに派遣社員には、雇用の契約期間が決まっている「登録型派遣」と、雇用期間の定めが無い「常用型派遣」の2つがあります。

以下の図は登録型派遣と常用型派遣の違いです。

引用元:厚生労働省

常用型派遣は派遣会社と直接の雇用関係があるため、無期労働契約であれば、派遣会社は正当な理由がない限り従業員を解雇出来ません。

仮に正当な理由なしに解雇した場合は、「解雇権濫用」として無効となります。(労働契約法第16条)

また、基本的に固定給でボーナスや退職金制度もあります。(ブラック企業を除く)

新卒で派遣はやめとけ「こんなデメリットがある」

やっぱ直接雇用じゃないと心配だなぁ・・
派遣はどんなデメリットがありますか?

それでは新卒が派遣社員で働く場合のデメリットを紹介します。

なお、先ほど派遣社員の種類で解説しておりましたが、ここで取り上げる派遣社員は契約期間が決まっている「登録型派遣」に限定して説明します。

※登録型派遣は契約期間が決まっており不安定な雇用形態なので新卒にはオススメ出来ないためです

新卒で派遣社員はやめとけ①「スキルアップ出来ない」

新卒で派遣社員を選ぶ理由で一番大きなデメリットは、スキルアップできるチャンスが少ないことです。

登録型の派遣社員は期間を定めた雇用形態であるため、派遣先の企業としても派遣社員を育成する気はありません。

そのため、派遣社員には自社の社員には任せなくても良いような単純な業務だけが割り振られます。

若くて様々なことを吸収できる20代という期間を、スキルアップできない単純労働で過ごしてしまうことは勿体無いことです。

ちなみに、派遣先によっては時給2000円を超えるような仕事もあるため、派遣社員ってお金もそこそこ稼げるんですよね。

私が20歳とのときに派遣社員をやってた頃も、月の総支給額が35万円近くだったのでウハウハでした。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

しかし、長い目で見ると正社員のようにスキルアップによる昇格や昇給などが無いため、30代頃になると直接雇用されている正社員に比べて給与面でも大きな差を付けられてしまいます。

また、派遣先の変更によって時給がダウンすることも考えられるため、よほどの理由が無い限り新卒で派遣社員はやめたほうが良いです。

ちなみに、転職する際も派遣社員の職歴は、正社員と比べて見劣りしてしまいます。

新卒で派遣社員はやめとけ②「周りと比べてしまう」

これはその人の性格によって違うとは思いますが、派遣社員だと非正規雇用ということもあり引け目を感じてしまうことがあります。

例えば、同年代で正社員として働いている友人や、派遣元で働いている若い正社員の方などが対象ですかね。

最初は気にならなかった人でも、一定期間働いていると「重要な仕事が任されない」、「ボーナスが出ない」、「仕事が途切れることがある」などといった派遣社員特有のデメリットが原因で、周りとの待遇の違いが気になってしまう人もいるようです。

また、職場でも派遣社員は利用できないスペース(食堂など)があったりと、目で見える形で派遣社員の待遇の悪さを実感してしまうこともあります。

わざわざデメリットが多い派遣社員を選ぶ理由はありませんよね。

新卒で派遣社員はやめとけ③「契約期間がある」

派遣社員は同じ場所で働ける期間が最大で3年間までという制限があります。

この制限は、派遣社員のキャリアアップの機会や自由を確保するために設けられた制度です。

また、上記の3年とは別に契約の更新というものがあり、1か月や3か月といった期間で派遣契約を延長するか決めなくてはいけません。

契約の更新は派遣元の合意も必要なので、働きぶりが悪かったり、会社の都合によって契約が更新されないケースもあります。

私のときは3か月ごとに更新がありました。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

しかも派遣期間終了後すぐに新しい派遣先が見つかるという保証も無いため、運が悪いと1か月以上の空白期間が出来る可能性もあり、働いていない期間は当然収入が途絶えます。

労働者側の立場から見れば、最大3年という契約期間や契約の更新が必要な点はデメリットでしか無いので、いくらでも働き口がある新卒にとって派遣社員はやめとけとしか言えないですね。

新卒で派遣社員を選ぶなら「確認しておきたいポイント」

新卒で派遣社員はやめとけと説明しましたが、それでも正社員の仕事が見つからず派遣社員という選択をしなくてはいけない方もいると思います。

そういった方のために、派遣社員で働くうえで確認しておきたいポイントを紹介します!

派遣は正社員の仕事が見つかるまでの短期間労働として利用する

派遣社員って時給が高いですし、契約外の仕事は振られないため残業が無い職場が多くワークライフバランスも良く、労働環境としてはホワイトな場合が多いです。

私もそうでしたが、自分に甘い人間は上記のような環境に身を置くと、現状に満足してしまい派遣社員の期間がズルズルと長引いてしまいます。

結果、短期間だけ派遣社員をするつもりが2年、3年と派遣を継続してしまい、同期の新卒正社員から大きく出遅れてしまいます。

というわけで、ゆるい環境に置かれたとしても、「派遣社員は正社員の仕事を見つけるまでの繋ぎ」という本来の目的を忘れないことが大切です。

派遣社員として働きながら正社員の仕事を探すのは大変だと思いますが頑張るしか無いですね・・・。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

なお、派遣社員から新たに正社員として企業に応募する場合、「新卒」または「第二新卒」のような扱いになります。

★第二新卒について以下の記事で解説しています。

将来就きたい仕事に関係がある派遣先を選ぶ

派遣社員の良いところの一つに、仕事の選択の自由度が高い点が挙げられます。

派遣先の会社の規模も大企業から中小企業まで様々あり、職種も事務系から現場系まで多様です。

そして、本来なら学歴や職歴が優れていないと入社出来ないような企業であっても、派遣社員なら働ける可能性があります。

というのも、派遣社員は派遣元である派遣会社で面接を行い、派遣先を決めるのは派遣元(派遣会社)になるので、派遣先となる企業では顔合わせ程度の面談はあっても面接をすることはありません。(面談まで進めば基本的には働けるということです)

そのため、自分が将来就きたいと考えている職種を派遣先に選べば、一時しのぎで利用する派遣社員であっても役に立つ経験を積めるため無駄がありません。

というわけで、派遣社員として働く前に自分が将来就きたい職業をある程度決めておき、それに合わせた派遣先を紹介してもらうよう派遣会社に依頼することが大切です。

私が派遣社員で働いていたときは、「とりあえず楽な仕事でお金を稼げればいいや」という考えしかなく、職種なんて全く気にしていませんでした・・・。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

紹介予定派遣はとくにオススメ

新卒であれば紹介予定派遣を利用するのも一つの手です。

紹介予定派遣とは、派遣先の企業での直接雇用を前提とした制度です。

派遣期間中に、企業と派遣社員がそれぞれ直接雇用に関する契約を検討し、お互いに合意が得られれば、そのまま雇用契約が成立します。

つまり、紹介予定派遣で派遣社員として働いている期間は、実質的には試用期間みたいなものになります!

しかも、直接雇用するかどうかは6か月以内に決めなくてはいけないため、無駄に派遣社員としての期間が長引く心配もありません。

紹介予定派遣で募集している企業は少ないため倍率も高くなりがちですが、新卒のように年齢が若ければ潜り込める可能性も十分にあるため、なるべく紹介予定派遣で募集している企業を狙ってみましょう!

※あくまで「紹介予定」なので、企業側から合意を得られなければ直接雇用に至らない点には注意してください。

福利厚生、教育訓練などのサービスが整っている派遣会社を選ぶ

日本全国に多くの派遣会社があります。

全国展開している有名企業から、地域密着型の中小企業まで様々です。

新卒が派遣社員で働く場合は、なるべく全国展開しているような大きな派遣会社を選ぶことをオススメします。

理由としては、規模が大きな派遣会社のほうが福利厚生や教育訓練などのサービスが整っているからです。

とくに教育訓練は、これから社会人として生きていく上で有用なスキルを学ぶことが出来ますので、是非利用したほうが良いサービスです。

大手の派遣会社であれば以下のような教育訓練を無料で受けられます。

  • OA/Word、Excelなど各種ソフトの学習
  • 語学/英語
  • IT製品の使い方や各種プログラミング言語
  • ビジネススキル、コミュニケーション、ビジネスマナーなど

正直なところ、新卒で派遣を選ぶ場合は短期間の労働として利用する方が良いため、福利厚生や教育訓練など気にする必要は無いと思います。

しかし、正社員の就活が苦戦してしまい、派遣社員として働く期間が伸びてしまう可能性もありますので、やはり福利厚生などのサービスが充実している大手の派遣会社を選んでおくことをオススメします。

新卒にオススメの派遣会社

最後に新卒にオススメの派遣会社を探すサービスを紹介します。

私のオススメはリクナビ派遣です。

リクナビ派遣は、人材紹介で有名なリクルートが運営する派遣社員に特化したwebサービスで、多くの派遣会社の求人を掲載しています。

案件数も5万件以上と多いため新卒や中途問わず、派遣社員をやってみたいならリクナビ派遣に登録しておけばOKだと思います。

もちろん紹介予定派遣の求人もたくさん掲載されているので、派遣社員から正社員になれるチャンスもあります。

リクナビ派遣に登録する

新卒用の就職エージェントを利用すれば正社員の仕事が見つかるかも?

私もそうでしたが、就職活動って自分一人だと何をして良いのかわからなくて、進展せずに時間だけが経過してしまうんですよね。

おそらくこういった理由で新卒の就活に失敗する方も多いと思います。

もし何をして良いかわからない方は、無料で使える就職エージェントを利用することをオススメします。

就職エージェントでは、目指したい仕事が決まっている人はもちろん、どんな仕事がしたいか定まっていない人にも、その人にあった仕事を見つけるためのカウンセリングなどをしてくれます。

また、面接対策やエントリーシートの作成のサポートなど、就活に成功するためのサポートを全て無料で実施しています。

とりあえず登録して就職エージェントの指示に従って動くだけで、とんとん拍子で就活が進んでいくため、能動的に動けない人には本当にオススメできます。

ちなみに、私がオススメする就職エージェントはキャリアスタート【新卒】です。

自分に適した仕事を見つけるためのカウンセリング及び仕事の紹介、エントリーシート作成のサポートや面接対策まで全て網羅しています。

派遣社員で妥協する前に、最後の賭けと思って是非登録してみてください。

最短で2週間で正社員の内定が出たという実績もありますので、就活を急いでいる方にもオススメです。

キャリアスタートに登録する

結論「新卒で派遣はやめとけ」

この記事では、新卒で派遣社員を選ぶデメリットを紹介しました。

派遣社員は正社員と比較してあらゆる面で劣っているため、新卒という貴重な若い期間で働くような雇用形態ではありません。

そのため先ほど紹介したような就職エージェントを利用しでも、何とか正社員雇用の会社を見つけることをオススメします。

しかし、いくら頑張ってもタイミング次第では就活が上手くいかないこともありますので、その場合は今回紹介したような条件の派遣会社で働いてみてはいかがでしょうか。

最後になりますが、私は職探しで本当に苦労しました。

これまで、アルバイト、派遣、契約社員、正社員などあらゆる雇用形態を経験しています。

途中で個人事業主になろうとした時期までありましたし、私の人生は波乱万丈だったと思います。

そんな私が言うのもあれですが、仮に新卒の就活で失敗したとしても長い人生の一部でしかありません。

今の日本は転職が当たり前の時代になっていますので、後からいくらでも巻き返せます。

もし派遣社員で働くことになったとしても、諦めずに正社員の就活を続けてみてくださいね!

この記事を書いた人

ヘタ・レイ(ビルメンYouTuber&ブロガー)
経歴:20代はニート・フリーター、その後ビルメンに転職して業界歴は10年以上
保有資格:電験三種、ビル管理士、行政書士、宅建士、電工一種、危険物乙4、消防設備士、2級ボイラー技士、2種冷凍機械、日商簿記2級、FP2級など。

仕事全般派遣社員,新卒

Posted by ヘタ・レイ