どうも、ヘタレイです。
マシュマロやYouTubeのコメント欄で、こんな質問をよくいただきます。
「こんなスペックの私でも、ビルメン(設備管理)になれますか?」
職歴に自信がない、資格を持っていない、年齢が気になる……そんな悩みを抱えながら、一歩を踏み出せずにいる方からの質問です。年齢も、持っている資格も、狙う企業も人それぞれなので、本当は一人ひとりに合わせた答えを出したいところです。
ただ、同じ悩みを持つ方がこれだけ多いなら、まとめて答えてしまおうと思って今回の記事を書きました。未経験からビルメンを目指している方に向けて、転職に関する疑問をできるだけ具体的に解説していきます。
ちなみに、先に結論から言ってしまうと、ビルメンにはどんな人でも確実になることができます。
ただし、その人の置かれている条件によって、雇用される際の待遇や採用の難易度にはかなりの差が出てきます。この記事では、そのあたりの「リアルな境界線」を深掘りして解説していきます。
知らないと危険!「地域格差」の現実
今回の疑問において一番大事なポイントが「地域格差の現実」です。これをクリアにしておかないと、ビルメンを就職先に選ぶこと自体が非常にリスキーになります。
ビル管理の仕事は、当たり前ですが「ビルなどの大型施設」がないと、そもそも仕事自体が存在しません。つまり、ビルがない地方は求人数が少なく、あっても条件が悪いことが多いのです。
ネットでよく目にする「ビルメンは安月給だからやめとけ(年収250万円程度)」といったインパクトのある記事や動画は、おそらく地方で働いている方のケースが該当している可能性が高いです。
もちろん都市部でも給料の安い会社はありますが、転職さえしてしまえば、都市部なら年収400万円超の企業もたくさんあります。逆に地方では、どんなに努力しても年収300万円に届かないことが実際に起こり得ます。
求人が多いのは、東京および近隣の県(埼玉、千葉、神奈川)や、大阪、愛知などです。その他の県でも、県庁所在地でビルが建っているような地域であれば、求人はそこそこあるはずです。
新人ビルメンの年収アンケートを取っていますのでこちらも参考にしてみてください。

まずは自分の地域の求人を検索しよう
「自分でもなれますか?」と悩む前に、まずは大手求人サイト(ハローワーク、リクナビ、マイナビ、タウンワークなど)で、ご自身が通勤可能な範囲の求人を検索してみてください。
おすすめの検索キーワード:「設備管理」「ビル管理」「営繕」「保全」「維持管理」「施設管理」
資格名での検索:「ボイラー技士」「冷凍機械責任者」など(※「電気工事士」で検索すると、本職の電気工事士の求人がヒットしまくるのであまりお勧めしません)
もし求人が全然ヒットしなかったり、給料が低すぎて生活できないと感じた場合は、東京に通える圏内への転居も視野に入れるのが、ビルメンへの最短ルートになります。
ただし、転居はお金も労力もかかります。転居を検討する際は、手当や引越しサポートを提供している企業を優先して調べてみてください。会社によっては「転居支援あり」の求人も存在します。
私が考える「ビルメンの立ち位置」
ただ、個人的にはビルメンになるためだけに転居するのはあまりお勧めしません。
私が考えるビルメンという仕事の立ち位置は、「やりたい仕事がないけど、とりあえず正社員になりたい人が就く仕事」です。日本には多くの仕事があります。本気でビルメンを愛している人には申し訳ないですが、無理してまで選ぶ仕事ではないというのが私の考えです。少しでも気になる他の仕事があるなら、まずはそちらに挑戦してみてください。
しかし、「やりたい仕事はないけど正社員になりたい」という条件に当てはまるのであれば、ビルメンは最高の仕事です。
職歴や学歴が「終わっている」人でも正社員になりやすく、生活に困らない程度の給料がもらえ、休みもしっかり取れます。そして、経験を積めば上位企業へ転職し、年収500万円以上のキャリアアップも可能です。
私自身の話をすると、20代の約半分をニート状態で過ごしていました。職歴はボロボロ、資格もゼロからのスタートでしたが、ビルメンという仕事に出会って人生が変わりました。「一度社会のレールから外れたような人でも、もう一度レールの上を走れるようになる」のが、ビルメンの最大の魅力だと思っています。
以下の動画では私の年収の推移を紹介しています。一般的な会社員と比べたら薄給かもしれませんが、元ニートでここまで立て直すことが出来たのはビルメンのお陰だと思っています。
年齢別・採用ハードルのリアル
誰でもなれるとはいえ、「入り口の広さ(転職のしやすさ)」は人によって変わります。
20代〜30代
無資格・未経験でも「ポテンシャル」で採用してくれる企業がたくさんあります。若さはそれだけで武器になりますので、とにかく動いてみることが大事です。資格があればさらに有利になりますが、なくても問題ありません。
ビルメン業界で20~30代はとにかく需要があります。
40代〜50代
これまでの経験や資格が見られます。年齢制限で面接すらしてくれない企業も出てきますので、悩む前にビルメン関連資格を1〜2個取ってみてください。 それだけで未経験でも採用確率がグンと上がります。
特に「第二種電気工事士」や「二級ボイラー技士」は比較的取得しやすく、求人票に必須・優遇として載っていることが多い資格です。動く前に1つ取っておくだけで、書類選考の通過率が大きく変わります。
それぞれの資格の勉強方法は以下の記事で紹介しています。


60代以上
正社員ではなく「契約社員(嘱託社員)」での採用がメインになります。別業界を定年退職し、年金受給までの「つなぎ」として働く方が多いです。この年代の方は、「職業訓練校のビルメンコース」に通ってから転職活動をするのがお勧めです。
実際に私の父も50代からビルメンになり、60歳の定年後は契約社員として独立系ビルメン会社で働いていました。年齢を理由に諦める必要はありません。
職業訓練については以下の記事で紹介していますので参考にしてみてください。マジで60代以上の人は絶対に通うべきです。

ヘタ・レイこの年代の場合、資格は無くても大丈夫ですが、あったほうが就職はしやすくなるはずです。
会社選びの2つの軸:待遇を取るか、環境を取るか
ビルメンになれることが分かったら、次は「どの会社に入るか」です。非常に難しい問題ですが、2パターンの回答を用意しました。
パターンA:待遇(給料・休日・福利厚生)を重視する
少しでもマシな給料や安定した基盤が欲しい方は、私が作成している「ビルメン会社ランキング」の上位から順に受けていくのが一番の近道です。
「自分のスペックが低いから…」と遠慮して上位企業を受けないのはもったいないです。未経験・無資格、あるいは40代・50代の方でも大手系列系に入社できた事例はあります。 履歴書を送るだけならタダですし、相手に迷惑もかかりません。まずは挑戦してみてください。
最初に入った会社の給料に不満が出ても、実務経験を積み、資格を増やしてから再度転職すれば大丈夫です。
私自身も、最初に入った会社は年収250万円・年間休日100日程度でしたが、転職を繰り返した今では年収550万円を超え、土日祝(年末年始含む)休みを実現しています。一発目から完璧な条件を求める必要はありません。焦らずキャリアアップしていくのも一つの手です。


パターンB:環境(家から近い・楽な現場)を重視する
「家から近い」「公共施設や小規模オフィスなどの楽な現場がいい」という方は、一般的な求人媒体で個別に現場を精査して探すのが良いでしょう。
現場の雰囲気や人間関係などは入ってみないとわからない部分もありますが、通勤時間や施設の種類はある程度事前に絞り込めます。
ただ、こういう系の求人は昇給が全くなかったりもしますので、生活は厳しくなる可能性もあります。そこを理解した上で応募してみてください。
リクナビNEXTは設備管理の求人数が多いのでおススメです。
【職業訓練校に通っている方への注意点】
職業訓練校に来ている専用求人は、一般の転職サイトに出ている求人よりも「給料が低い」場合があります。
最初の会社は実務経験を積むためにも、できれば2年以上は勤めたいところです。
月数万円の差でも、2年も働けば何十万円という損になります。自分を安売りせず、必ず一般の求人条件と比較してから応募してくださいね。
決して甘く見てはいけない「面接の壁」
最後に、絶対に忘れてはいけない壁があります。それが「面接」です。
ネット上では「ビルメンなんて名前が書ければ受かる」などと言う人がいますが、あれは完全に嘘です。 特に上位の企業になってくると、面接対策は必須になります。
ビルメンは資格が必要なので技術職と思われがちですが、実際は「チームで動くサービス業」です。「他のメンバーと上手くやっていけるか」「トラブル時に落ち着いて報告ができるか」「そもそもなぜビルメンを選んだのか」、面接官はこの部分をかなりシビアに見てきます。準備なしで挑むと、資格を持っていても普通に落とされます。
書類選考すら通らない方は履歴書・職務経歴書の作り込みを見直し、面接で落ちる方は面接対策を徹底的に行ってください。
面接対策には以下の記事が役に立つはずです。




とくに職務経歴書は大事です。これの完成度によって書類選考の突破率が変わりますので、必ず丁寧に作成してください。書類関係の作成に自信が無い方は、転職エージェントに頼んで添削をしてもらうのも一つの手です。


まとめ:諦めなければ、人生なんとかなる
今回のまとめです。
- まずは自分の地域の求人をチェックする(なければ都市部への転居も検討)。
- 若ければ無資格でもいけるが、できれば資格を1〜2個取ってから動く。
- 待遇重視なら「ランキング上位」から、環境重視なら「個別検索」で探す。
- 面接対策は必ず行う。資格があっても準備なしでは落ちる。
「自分なんかがなれるだろうか…」と悩んでいる時間はもったいないです。まずは資格の勉強をするか、求人検索を始めてみましょう。
私自身、ニートを5年ほどやっていましたが、それでも社会復帰できています。人生どこかで踏み出さないと何も変わりません。諦めなければ、人生なんとかなりますので、できることから始めてみてください!



とにかく人手不足の業界なので、未経験であっても何社か面接を受ければ内定を貰えるはずです。
1,2社面接で落ちたとしても諦めずに頑張ってみてくださいね!
この記事は動画でも見られます!




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