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【2024年版】ビルメン資格ランキング!8点セットを「難易度・偏差値」「実用性」でランク付け!

ビルメンの資格

キヨシ
キヨシ

ビルメンの資格ってどれが難しいの?
資格の実用性とかも教えてください。

ビルメンに転職するために資格の勉強中の方もいると思いますので、ビルメン資格の難易度や実用性をランキング形式にして紹介します。

良かったら資格を取得する順番の参考にしてみてください。

なお、この記事で扱う資格はビルメン8点セットに限定しています。

試験の様式は定期的に変更されています。
このランキングは2024年の状況を元に作成しています!

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ
ビルメン8点セット

ビルメン8点セットとは、「第二種電気工事士」、「危険物取扱者乙種4類」、「2級ボイラー技士」、「第三種冷凍機械責任者」、「消防設備士乙種4類」、「建築物環境衛生管理技術者」、「第三種電気主任技術者」、「エネルギー管理士」の8つの資格の事を指します。

ビルメン資格・難易度ランキング【偏差値】

ビルメン資格8点セットに偏差値を付けて、カンタンな順にランク付けしてみました。

  1. 危険物取扱者乙種4類
  2. 2級ボイラー技士
  3. 第二種電気工事士
  4. 消防設備士乙種4類
  5. 第三種冷凍機械責任者
  6. 建築物環境衛生管理技術者
  7. 第三種電気主任技術者
  8. エネルギー管理士

なお、この難易度はあくまで私の体感による基準となっておりますのでご了承ください。

ランク付けの理由をそれぞれ説明します。

危険物取扱者乙種4類

資格偏差値
40
平均合格率30~40%程度
勉強時間30~40時間
試験科目危険物に関する法令(15問)
基礎的な物理学及び基礎的な化学(10問)
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(10問)

人によって感じ方は違うと思いますが、私的には危険物乙4が一番簡単な資格かと思っています。

問題集1,2冊を繰り返し解くだけで合格可能で、しかも試験が頻繁に開催されており受験しやすい点も難易度を下げる要因になっています。

【関連記事】危険物乙4を徹底解説

2級ボイラー技士

資格偏差値
42
平均合格率50%
勉強時間30~50時間
試験科目ボイラーの構造に関する知識(10問)
ボイラーの取扱いに関する知識(10問)
燃料及び燃焼に関する知識(10問)
関係法令(10問)

2級ボイラー技士も過去問の反復で合格出来るため難易度は低い試験です。

ただし、ボイラーの構造などを理解するために一部テキストを利用したほうが良いところもあるため、乙4より難易度を上にしています。

【関連記事】2級ボイラー技士を徹底解説

消防設備士乙種4類

資格偏差値
43
平均合格率30%
勉強時間40~60時間
試験科目消防関係法令(10問)
基礎的知識(5問)
構造・機能・整備(15問)
実技(5問)

消防設備士乙種4類も問題集の反復で合格可能です。

危険物乙4やボ2級イラー技士と比べると、勉強する範囲が広いため難易度は少し上にしました。

【関連記事】消防設備士を徹底解説

第三種冷凍機械責任者

資格偏差値
46
平均合格率40%
勉強時間100時間
試験科目法令(20問)
保安管理技術(15問)

3冷は過去問の反復+参考書で解説を読みこむ必要があるため、これまで紹介してきた資格よりも難易度が上がります。

また、年度によって難易度にバラツキがあることと、試験が年に1回しか実施されない点も3冷を難しく感じさせる原因であると思います。

【関連記事】第三種冷凍機械責任者を徹底解説

第二種電気工事士

資格偏差値
48
平均合格率筆記50%、実技70%
勉強時間筆記・実技合わせて100時間弱
試験科目筆記試験(50問)
実技試験

ビルメン4点セットの中で一番難しいのは第三種冷凍機械責任者と言われていますが、個人的には実技試験もある第二種電気工事士の方が少し難しいと感じています。

しっかり勉強した人でも落ちることもあるため油断出来ない試験です。

【関連記事】第二種電気工事士を徹底解説

建築物環境衛生管理技術者

資格偏差値
55
平均合格率17
勉強時間150~200時間
試験科目建築物衛生行政概論(20問)
建築物の環境衛生(25問)
空気環境の調整(45問)
建築物の構造概論(15問)
給水及び排水の管理(35問)
清掃(25問)
ねずみ、昆虫等の防除(15問)

ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)は難関試験です。

試験は年に1回しかありませんし試験範囲も膨大です。

基本的に暗記で受かる試験ではあるのですが、4点セットレベルの試験と比べて覚える量が膨大なため苦戦する人も多いようです。

【関連記事】ビル管理士を徹底解説

第三種電気主任技術者

資格偏差値
56
平均合格率16%
勉強時間500~1000時間
試験科目理論 A問題 14題 B問題 3題
電力 A問題 14題 B問題 3題
機械 A問題 14題 B問題 3題
法規 A問題 10題 B問題 3題

電験三種(第三種電気主任技術者)はCBT試験の導入や、試験が年2回実施になったことなどにより難易度がかなり低下しました。

これまでは資格偏差値59程度だと考えていましたが、現在の仕様であればビル管理士よりも1ポイント上の55程度かなと思います。

むしろ、科目合格制度もあるのでビル管理士よりも合格しやすい試験になったかもしれません。

【関連記事】電験三種を徹底解説

【関連記事】電験三種は過去問丸暗記で合格出来る時代になった

エネルギー管理士

資格偏差値
59
平均合格率30
勉強時間(熱)500時間
(電気)1000時間
試験科目共通
ⅰ.エネルギー総合管理及び法規
熱(選択)
II. 熱と流体の流れの基礎(熱力学の基礎、流体工学の基礎、伝熱工学の基礎)
III. 燃料と燃焼(燃料及び燃焼管理、燃焼計算)
IV. 熱利用設備及びその管理(計測及び制御、熱利用設備)
電気(選択)
II. 電気の基礎(電気及び電子理論、自動制御及び情報処理、電気計測)
III. 電気設備及び機器(工場配電、電気機器)
IV. 電力応用(電動力応用、電気加熱、電気化学、照明、空気調和)

ビルメン資格8点セットの中で一番難易度が高いのはエネルギー管理士になると思います。

以前までは電験三種とほぼ変わらないような難易度でしたが、電験三種の易化に伴い両者に差が出てしまったように感じます。

なお、エネルギー管理士は熱と電気で科目選択が可能で、熱の方が簡単といわれています。
※どちらの科目で合格しても免状の効力は変わりません。

ビルメン資格・実用性ランキング

次にビルメン8点セットを実用性が高い順にランク付けしました。

  1. 第二種電気工事士
  2. 建築物環境衛生管理技術者
  3. 第三種電気主任技術者
  4. 危険物取扱者乙種4類
  5. 消防設備士乙種4類
  6. エネルギー管理士
  7. 第三種冷凍機械責任者
  8. 2級ボイラー技士

実用性を決めるための要素として、「企業からの評価」「業務で必要か」「資格手当の平均的な金額」を考慮に入れています。

★資格手当の金額は以下の記事で集めたデータを流用しています。

こちらもランク付けの理由をそれぞれ説明します。

第二種電気工事士

企業からの評価応募条件に第二種電気工事士を明記しているビルメン求人が多く、最低でも第二種電気工事士は持っているべきだというのが企業側の認識のようです。
ビルオーナーが第二種電気工事士保有者を配置することを条件にしているケースもあるため、ビルメンになるなら絶対に取得するべき資格です。
業務での必要性第二種電気工事士は一般用電気工作物(一般住宅など)の工事で必要となる資格なので、ビル内での電気工事が可能になる資格ではありませんが、試験勉強で学んだスキルはビル内での電気工事でも活かすことは可能です。
また、この資格は認定電気工事従事者講習の受講資格にもなっています。
【関連記事】認定電気工事従事者とは
資格手当の支給対象にしている会社も多いため、実用性抜群です。
資格手当2000円

建築物環境衛生管理技術者

企業からの評価ビル管理士を必須条件にしている求人は多く、必須でなくても書類選考などで優遇されます。
また、この資格を持っているということは、ビルメンとしての実務経験がある証明にもなる点もかなり大きいです。
【関連記事】ビル管理士の気になる年収は?
業務での必要性配属先が特定建築物であればビル管理士の選任義務があるため、活かせる可能性が高い資格です。
仮に選任されても責任はそれほど重くないため、リスクも低いコスパの良い資格となっています。
資格手当7500円

第三種電気主任技術者

企業からの評価ビル管理士と並んで企業からの評価が高い資格です。
この資格を持っていれば実務経験が乏しくても、大手ビルメン会社に入社できる可能性が上がります。
若さでアピールが難しくなる30代後半が取得すると面接で大きな効果を発揮します。
【関連記事】電験三種保有者の年収を公開!
業務での必要性ビル管理士ほどではないですが、電験三種も選任される可能性がある資格です。
こちらは選任された場合の責任が重いため、絶対に責任を伴う仕事をしたくない人は資格を隠すか、又は取得しないという選択もアリだと思います。
資格手当8000円

危険物取扱者乙種4類

企業からの評価未経験者が乙4を持っていると、少しですがやる気のアピールが出来るため書類選考を通過しやすくなります。
しかし簡単な資格などで保有者も多く微妙な評価ではあることは否めません。
業務での必要性非常用発電機を設置しているビルは多いため、発電機燃料保管の責任者として選任される可能性があります。
また、難易度が簡単な割に資格手当も貰えるためコスパが良い資格です。
総合的なバランスから実用性が高いと思います。
資格手当1000円

エネルギー管理士

企業からの評価エネ管は難易度が高い資格のため、面接では地頭の良さを評価してもらえます。
業務での必要性ビルメンがエネ管で選任されることは基本的に無いと思って差し支えないです。
職場で省エネ担当を任される可能性がありますが、面倒な業務なのでおススメ出来ません。
資格手当が高いため実用性はこの位置にしてみました。
資格手当7500円

消防設備士乙種4類

企業からの評価消防設備の知識はビルメンにとって必須なので、ある程度評価はしてもらえるはずです。
業務での必要性ビルメンが消防設備士の免許を使って仕事をすることは基本的に無いです。
ただし、防災受信盤は頻繁に操作するため、勉強した知識は大いに役立つはずです。
取得もしやすく資格手当も貰えるため悪くない資格だと思います。
資格手当1000円

2級ボイラー技士

企業からの評価免許が必要なボイラーを設置している現場に配属予定であれば評価してもらえます。
それ以外の場合は無いよりはマシ程度の評価だと思います。
業務での必要性免許が必要なボイラーを設置している現場であれば必須資格になるので、役に立つ可能性はあります。
難易度の割に貰える資格手当が高いため、コスパ自体は悪くない資格です。
資格手当2000円

第三種冷凍機械責任者

企業からの評価ボイラーと同様に免許が必要な冷凍機を設置している現場に配属予定であれば、評価してもらえる可能性はあります。
それ以外の場合は無いよりはマシ程度の評価です。
業務での必要性免許が必要な冷凍機を設置している現場は非常に少なく、ボイラーよりも活躍できる可能性が低いです。
取得の難しさの割に資格手当が低くコスパも微妙な資格です。
冷媒フロン類取扱技術者の受講資格になっているため、別の意味で利用価値は出てきています。
資格手当2000円

まとめ

この記事ではビルメン資格をランキング形式で紹介しました。

あくまで個人の主観で作っているので、これが絶対ではありません。

読者の皆様が資格取得する際の参考になれば幸いです。

ビルメンの資格