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【令和6年度上期】電験三種合格発表!過去問丸暗記対策をされたが今後の勉強方法に変更は?

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どうもヘタ・レイです。

本日(令和6年9月2日)、令和6年度上期の電験三種合格発表がありました。

すでに公式サイトで合格率などをご覧になった方もいるかもしれませんが、私のブログでも合格率や合格点などを紹介したいと思います!

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【関連記事】ビルメン・電気主任技術者の転職におすすめのサイト

ヘタ・レイ
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★前回(令和5年下期)の試験結果の記事↓

電験三種令和6年(2024年)下期試験の合格率

令和6年(2024年)9月2日に電験三種の合格発表がありました。

試験センターのサイト→https://www.shiken.or.jp/news/content1146.html

電験三種試験 令和6年(2024年)上期
受験者25,416人
合格者4,064人
合格率16.0%

電験三種試験令和6年(2024年)下期の合格率は16.0%でした!

ちなみに前回の上期試験の合格率が21.2%でしたので、合格率は5.2%下がったようです。

前回と比べて合格率は大きく下がりましたが、おそらく後述する過去問丸暗記対策が導入されたことが原因である可能性が高いです。※詳しくはこの記事の後半で解説します。

ちなみに、受験者数25,416人の内訳はCBT 方式7,633人、筆記方式17,783人でした。

前回のCBT受験者が5,771人でしたので、CBT方式受験者は1,862人増えたようです。CBT方式は有利な面が多いため、受験者は今後も増加するはずです。

ヘタ・レイ
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電験三種初受験なら絶対にCBT方式がオススメですからね!
【関連記事】電験三種はCBT試験と筆記試験どっちがオススメ?

また、受験率は77.8%%だったようで、約4分の1の人が受験放棄した模様です。仕事の都合などで受けられなかった人は仕方ないですが、故意に受験しなかった人は勿体無いですね・・。

科目別の結果(電験三種令和5年下期)

こちらは科目別の合格者数です。

科目
()内は合格点
受験者合格者合格率
理論(60)17,705人4,103人23.2%
電力(60)17,310人4,365人25.2%
機械(60)17,459人4,592人26.3%
法規(60)17,945人4,902人27.3%

一番合格率が高かったのは法規で27.3%でした。逆に一番低かったのは理論で、合格率は23.3%となっています。

過去6回分の電験三種試験と比較【令和3年~令和6年上期】

以下は、過去6回分の電験三種試験の合格率との比較です。

年度科目
()内は合格点
受験者(人)合格者(人)合格率
令和6年
上期
全体25,416人4,064人16.0%
理論(60)17,705人4,103人23.2%
電力(60)17,310人4,365人25.2%
機械(60)17,459人4,592人26.3%
法規(60)17,945人4,902人27.3%
令和5年
下期
全体24,567人5,211人21.2%
理論(60)17,307 5,690人32.9%
電力(60)15,8945,375人33.8%
機械(60)16,7415,079人30.3%
法規(60)17,1535,494人32.0%
令和5年
上期
全体28,1684,68316.6%
理論(60)20,9945,58826.6%
電力(60)18,4114,68525.4%
機械(60)19,0244,67324.6%
法規(60)20,4895,89928.8%
令和4年
下期
全体28,7854,51415.7%
理論(60)20,7125,10224.6%
電力(60)16,9843,54020.8%
機械(60)20,4335,80728.4%
法規(60)19,3463、56618.4%
令和4年
上期
全体33,7862,7938.3%
理論(60)28,4276,55423.1%
電力(60)23,2155,61024.2%
機械(55)41,5702,72711.3%
法規(54)23,7523,49914.7%
令和3年全体37,7654,35711.5%
理論(60)29,2633,03010.4%
電力(60)29,2959,56132.6%
機械(60)27,9236,36522.8%
法規(60)28,0456,76124.1%

さらに過去の試験の合格率などが知りたい方は以下の記事をご覧ください。

受験者数の推移グラフ【令和3年~令和6年上期】

こちらは令和3年~令和6年上期までの電験三種受験者数の推移をグラフにしたものです。

グラフを見れば一目瞭然ですが、受験者は年々減少傾向にあります。

これは電験三種の人気が無くなったからではなく、試験難易度が下がったため合格者増加により科目合格スパイラーだった人が減っていることが原因にあると考えられます。

ちなみに、前回と比べると今回は約1000名程度増加したようですね。

とはいえ、今後もしばらく受験者数の減少は続くことが予想されます。

合格者数の推移グラフ【令和3年~令和6年上期】

こちらは令和3年~令和6年上期までの電験三種合格者数の推移をグラフにしたものです。

さて、前回の試験より受験者数は増加したにも関わらず、合格者数は1000人以上減っています。

過去問丸暗記対策の影響をモロに受けた感じですね。

合格率の推移グラフ【電験三種ー令和3年~令和6年上期】

最後に合格率の推移をグラフにしました。

受験者数が増加し合格者が減ったので、合格率は当然下降しています。

令和4年下期から大きく合格率が上昇していたのに、ここに来てダウンしたのは残念ですね。

ヘタ・レイ
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しかし合格率が低い時期と比べれば、まだまだ高い合格率だと言えますけどね。

科目別「合格率」や「合格点」の紹介【令和3年~令和6年上期】

次に、各科目ごとの合格率と合格点の推移をグラフにして紹介します。

理論の合格率・合格点の推移

こちらは理論の合格率の推移です。

私は電験三種の科目の中で理論が一番難しいと考えており、理論に合格出来るかどうかが電験三種取得に大きく影響します。

前回の試験では、そんな電験三種の鬼門ともいえる理論の合格率が32.9%まで上昇していたため、今後は電験三種の合格者はさらに増えていくだろうなと予想していましたが、今回大きく減少してしまったため以前のように理論が原因で電験スパイラーになってしまう人が出てくる可能性も拭いきれない結果となっています。

こちらは理論の合格点の推移です。

令和2年以降から、理論の合格点については調整が入っておらず、60点をキープしています。

20%以上の合格率が続くのであれば、今後も点数調整は入らずに60点を維持し続けることが予想されます。

電力の合格率・合格点の推移

続いて電力の合格率の推移です。

電力も合格率が順調に上がっていましたが、今回は25.2%と大きく減少しました。

ただし、理論と比べて電力は解きやすい問題が多いため、多少難化したとしても大きな影響は出ないはずです。

次に電力の合格点の推移です。

理論と同様に60点を維持し続けています。おそらく今後も合格点については調整が入らない可能性が高いので、合格点の発表は省略するかもしれません。

機械の合格率・合格点の推移

こちらは機械の合格率の推移です。

機械は理論に次いで難しい科目とされていますが、年度によって難易度のブレが激しい科目でもありました。

しかし、電験三種が易化して以降は合格率も安定して高い傾向にあり、今回も26.3%なので以前のように難しい科目という印象は無くなりました。(もちろん他の科目と比較すれば難しいことに違いないですけどね)

こちらは機械の合格点の推移です。

令和4年下期に一度点数調整が入っておりますが、それ以降は60点を維持しています。

合格率もかなり上がっていますし、試験の仕様が変わらなければ今後も60点から調整が入ることはないでしょう。

法規の合格率・合格点の推移

最後に法規の合格率の推移です。

法規も機械と同様に難易度にブレがある科目ですが、今回の合格率は27.3%でしたので比較的ゆるい回だったと言えます。

とはいえ、前回の32.0%よりは下がっているため、今回導入された過去問丸暗記対策の影響を受けている可能性が高いです。

こちらは法規の合格点の推移です。

令和4年上期に点数調整が入りましたが、それ以外は60点となっています。おそらく今後も調整は入らないことでしょう。

電験三種の勉強方法【令和6年以降版】

ご存知の方も多いかもしれませんが、今回の試験から過去問丸暗記の対策が取られています。

以下は、令和6年上期試験の回答速報です。(出展:カフェジカさん)

【拡大表示】

前回の試験では、過去に出題された問題と解答の選択肢まで全く同じ問題が大量に出題されていましたが、今回の試験からは選択肢の入れ替えや類題などが登場するようになりました。

ちなみに選択肢の入れ替えだけなら過去問丸暗記でも対応出来ます。しかし、類題に関しては過去問丸暗記では対応できない可能性が高いです。

以上を踏まえたうえで今回の試験で出題された問題を確認すると、どの科目も過去問丸暗記だけで挑むと合格点ギリギリ、もしくは届かないように作られていることがわかります。

では、過去問丸暗記はやめたほうが良いのかというと、そんなことは全く無いです。

少なくとも丸暗記だけで合格点に近い点数は取れますので、数学が苦手な方はこれまで通り過去問丸暗記で得点を稼ぐべきです。

電験三種は5択のマークシート方式なので、過去問丸暗記+当てずっぽうで選んだ選択肢がいくつか正答すれば十分に合格点に届くはずです。

丸暗記対策が導入された今回の試験でも合格率は16%と高いですし、以前の電験三種と比て試験が簡単になっていることは間違いないです。

これから受験される方も高額な通信講座などを利用する必要は全く無いので、コスパが高い市販の教材を使って合格を目指してください。

【関連記事】電験三種のオススメ教材をコスパ重視で紹介!

ヘタ・レイ
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ただし、今後はさらに対策される可能性もあるため、出来れば基礎から学習することをオススメします。
私は過去問から出題される前の電験三種に合格していますので、良かったら私の勉強方法も参考にしてみてください。
【関連記事】電験三種に8カ月で合格できた勉強方法

まとめ「電験三種令和6年度上期試験」本当におつかれさまでした

今回受験された方、本当におつかれさまでした。

電験三種は実務未経験だと意味が無いなんて言われていますが、そんなことは全く無いです。

少なくとも転職活動においては物凄いアピール材料になりますので、書類選考や面接突破率が格段に上がるはずです。

もし今の職場の待遇に不満がある方は、さっさと転職活動を始めてホワイト企業に転職しましょう!

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この記事を書いた人

ヘタ・レイ(ビルメンYouTuber&ブロガー)
経歴:20代はニート・フリーター、その後ビルメンに転職して業界歴は10年以上
保有資格:電験三種、ビル管理士、行政書士、宅建士、電工一種、危険物乙4、消防設備士、2級ボイラー技士、2種冷凍機械、日商簿記2級、FP2級など。