本日(1/16)、第二種電気工事士「技能試験」の合格発表がありました。受験された方におかれましては本当におつかれさまでした。
受験者数や合格率などについても発表されていますので、当ブログでも紹介していきたいと思います!
また、関連資格でもある認定電気工事従事者の必要性についても紹介していますので、是非最後まで読んでいってください。
ヘタ・レイ試験結果は以下のリンクから確認できます!
https://moshikomi-shiken.jp/ecee/search/public/pbt_result/
※確認するには受験番号が必要です。
なお、正式な試験結果通知書は1月26日(月)に発送されますのでしばらく待ちましょう!
★第二種電気工事のことを知らない方は以下の記事を先に見てください↓


【令和7年下期】第二種電気工事士試験の合格率【2025年】
令和8年(2026年)1月16日に合格発表がありました。
| 第二種電気工事士(2025年下期)合格率 | ||
|---|---|---|
| 受験者 | 48,034人 | |
| 合格者 | 34,313人 | |
| 合格率 | 71.4% | |
第二種電気工事士(2025年下期)の合格率は71.4%でした!
ちなみに、前回の令和7年上期の合格率が72.0%でしたので、合格率は0.6%下がったようです。



合格率70%超えは資格試験の中ではかなり高いほうですが、電工二種は学科試験もあります。この合格率だけでは総合的な難易度は判断できませんね。
過去5回分の第二種電気工事士試験と比較(令和5年上期~令和7年下期)
以下は、過去5回分の第二種電気工事士試験の結果との比較です。
| 年度 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
| 令和7年下期 | 48,034人 | 34,313人 | 71.4% |
| 令和7年上期 | 51,576人 | 37,158人 | 72.0% |
| 令和6年下期 | 43,570人 | 30,266人 | 69.5% |
| 令和6年上期 | 50,668人 | 35,949人 | 71.0% |
| 令和5年下期 | 45,790人 | 31,499人 | 68.8% |
| 令和5年上期 | 49,547人 | 36,250人 | 73.2% |
令和7年の試験は上期、下期ともに合格率が70%を超えていました。
★さらに過去の合格率を知りたい方は以下の記事をご覧ください。(学科試験の合格率も掲載しています)


第二種電気工事士の合格率推移(グラフ)
変化をわかりやすくするため、合格率の推移をグラフにしました。


高い合格率を見ればわかるように、基本的に電工二種の技能試験は大きなミスさえしなければ受かる試験だと言えます。
本番試験では、最後まで完成できずに時間切れで終わってしまう人もいるとようです。
これから受験予定の方は、まずは作品を完成させることを目標にしっかりと練習に励みましょう!
電工二種技能試験用のおすすめ教材は以下の記事で確認してください。


電工二種の受験者数の推移をグラフにしました。
電工二種の受験者数の推移をグラフにしました。


基本的に受験者数に大きな変動は無く、年間で約1万人前後が受験しているようですね。
【合格者の方へ】免状の申請方法など
合格された方におかれましては、本当におめでとうございます。しかし、まだ終わりではありません。
次にやるべき事は、免状の申請です!
正式な合格通知のハガキが、試験センターから1月26日(月)に発送されますので、ハガキが手元に届いたら、記載されている内容に従って免状の発行手続きを済ませましょう!
免状が届くまでに2~4週間程度かかりますので、それまでは他の資格試験の勉強でもしてゆっくり待ちましょう。


私の持っている免状はこんな感じですが、今はプラスチック製のカードタイプの場合もあります。申請する都道府県によって違うみたいですね!
認定電気工事従事者は取るべき?
次に、認定電気工事従事者の取得について私の考えをお伝えします。



第二種電気工事士を取得した後に、認定電気工事従事者の講習を受講したほうがいいですか?
読者の皆様から、このような質問をよく頂きます。 結論から申し上げますと、認定電気工事従事者は、自費を投じてまで取得する必要はありません。
なぜ、私はせっかく取れる資格を「不要」と断言するのか。その理由は大きく分けて3つあります。
①実務で活かせる場面が極めて限定的
認定電気工事従事者が工事できる範囲は「500kW未満の自家用電気工作物(低圧部分)」に限られます。
しかし、我々ビルメンが実際に勤務するオフィスビルや商業施設の多くは、受電設備が500kW以上です。この場合、電気主任技術者の監督下であれば誰でも電気工事士が出来てしまいます。(無資格で電気工事が出来るということ)
以下の表は、電気工事士法における各資格の工事が出来る範囲を表しています。ここには500kw以上という項目がありませんよね。


ちなみに、巡回ビルメンが管理するような小規模ビルであれば、500kw未満の場合もあります。この場合は、低圧部分の電気工事士をする際に認定電気工事従事者が必要になります。
ちょっと変なルールですが、こういうものなのです・・。詳しくは以下の記事で確認してください。





法律的には、第二種電気工事士もビルメンにとっては不要です。
(ビルは自家用電気工作物だが、第二種電気工事士で工事できるのは一般用電気工作物)
しかし、第二種電気工事士を持っているということは、電気に関する一定の知識を有する証明になるため、ビルメンテナンス会社やビルオーナーは電工二種保有者を雇用する際の条件にしていることがあります。
②「講習のみ」で取れるため、評価に繋がりにくい
この資格は、第二種電気工事士の免状があれば、1日の講習を受けるだけで誰でも取得できます。 企業側(採用担当者)もその事実は百も承知です。そのため、転職市場において「認定電気工事従事者があるから採用しよう」というプラス評価に繋がることは、残念ながらほとんど期待できません。
評価を気にするのであれば、同等の時間と労力を「消防設備士」や「危険物取扱者」などの別系統の資格へ回す方が、ビルメンとしての市場価値は確実に上がります。



私も認定電気工事従事者を持っていますが、本当に簡単に取得できました。
苦労した点を無理やり上げるなら、講習会場の椅子が硬くてお尻が痛くなったくらいですかね。
③コストパフォーマンスの低さ
講習手数料(約12,500円)に加え、交付手数料や写真代、会場までの交通費を合わせると、トータルで1万5千円〜2万円近い出費になります。
自腹でこれだけの金額を払ってまで、限定的な作業範囲の免状を手に入れる価値があるかと言われれば、疑問が残ります。



2万円あれば、消防設備士の乙種が2つ取得出来ちゃいますね。
結論:会社負担なら「アリ」、自腹なら「ナシ」
以上の理由から、認定電気工事従事者については以下のスタンスを推奨します。
- 自費で取る必要はない: そのお金で他の資格の受験料や参考書代を賄いましょう。
- 会社が負担してくれるなら取る: 実務で必要とされる現場であれば、会社から指示や費用補助が出るはずです。その場合は、喜んで講習を受けに行きましょう。
「資格は多ければ多いほど良い」と思いがちですが、ビルメン業界では「実務に直結する資格」を優先して揃えることが、年収アップやキャリアアップへの一番の近道です。
詳しくは以下の記事でさらに深掘りして解説していますので、あわせてご覧ください!
免状が届くまで履歴書には電工二種を書かないほうが良い?



電気工事士の免状が届くまで履歴書には書かないほうが良いですか?
上記のような質問をよく頂きます。
結論から言えば、免状が手元になくても、合格が事実であれば履歴書に書いて構いません。
ただし、免状が未発行であることは明記しましょう。
私自身も過去に、免状が届く前に「第三種電気主任技術者合格(免状申請中)」と履歴書に記載し、内定を得た経験があります。このときは待遇面にも好影響がありましたので、免状申請中であっても記載して良かったと思っています。
基本的にマイナスになることはありませんので、就職活動を有利に進めるためにも記載をおすすめします。
記載例:第二種電気工事士合格(免状申請中)
なお、電工二種を持っていると転職エージェントも利用できますので、待遇の良いビルメン会社をお探しの方は転職エージェントの利用も考えてみてください。
電工二種の次に目指す資格は?
見事合格された皆様、本当におめでとうございます! これまで積み重ねてきた努力が「免状」という形になるのは、何物にも代えがたい達成感ですよね。
電気工事士の免状を手にしたことで、皆さんの活躍の場は大きく広がりました。この勢いを止めるのはもったいないです!せっかく「勉強の習慣」がついている今、さらに上位の資格や関連資格に挑戦してみてはいかがでしょうか?
簡単な資格でしたら、ビルメン4点セットを揃えても良いですし、消防設備士もおススメです。どれも1か月程度の勉強で取得できます。
すでにビルメン経験者でしたらビルメン3種の神器に挑戦するのも良いですね。
一つの合格は、次の成功へのスタートラインです。ぜひ新しい目標を見つけて、スキルアップを楽しんでいきましょう!
また、今回は惜しくも届かなかった皆様、まずは試験という大きな壁に挑んだ自分を労ってください。
不合格という結果は、決して無駄ではありません。試験会場の雰囲気、問題の傾向、自分がどこで躓いたのか……これらは実際に受験した人にしか得られない「貴重な経験値」です。その経験は、次回の試験で必ず大きな武器になります。
電気工事士の試験は、しっかり対策を練れば必ず合格できる試験です。 「あと少し足りなかったのは何か?」を振り返り、来期の試験に向けて今日から少しずつ再始動してみませんか。
- 筆記で苦戦した方:基本に立ち返り、計算問題や図記号を毎日5分だけ眺めることから始めましょう。
- 技能で苦戦した方:欠陥事例を再確認し、身体が覚えるまで繰り返し練習あるのみです!
次回の試験では、皆さんが満面の笑みで合格を掴み取れるよう、私も応援し続けています。一緒に頑張りましょう!
★他のビルメン資格については以下の記事で解説しています。






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