第二種電気工事士の合格率や受験者数を年度別に紹介!【ビルメン資格4点セット・電工2種】

第二種電気工事士はビルメン会社に就職するなら是非取得したい資格の一つです。
ちなみにビルメン以外にも、電気工事会社や消防設備士への転職にも大いに役立ちます。
この記事では、そんなコスパ抜群の資格でもある第二種電気工事士の試験について、合格率や受験者数の推移を紹介します!
★第二種電気工事士のことを知らない方は、以下の記事をご覧ください。
第二種電気工事士の「合格率」「受験者数」の推移
以下の表は、平成30年から令和5年までの第二種電気工事士の合格率と受験者数の推移です。
左半分が筆記試験、右半分が実技試験の結果になっています。
試験は年2回実施されており、令和2年の上期だけコロナの影響で筆記試験が中止となっています。
年度 | 筆記 受験者 | 筆記 合格者 | 筆記 合格率 | 実技 受験者 | 実技 合格者 | 実技 合格率 |
令和5年下期 | 63,611 | 37,468 | 58.9% | 12月実施 | 12月実施 | 12月実施 |
令和5年上期 | 70,414 | 42,187 | 59.9% | 49,547 | 36,250 | 73.2% |
令和4年下期 | 66,454 | 35,445 | 53.3% | 44,101 | 31,117 | 70.6% |
令和4年上期 | 78,634 | 45,734 | 58.2% | 53,558 | 39,771 | 74.3% |
令和3年下期 | 70,135 | 40,464 | 57.7% | 51,833 | 36,843 | 71.1% |
令和3年上期 | 86,418 | 52,176 | 60.4% | 64,443 | 47,841 | 74.2% |
令和2年下期 | 104,883 | 65,114 | 62.1% | 66,113 | 48,202 | 72.9% |
令和2年上期 | 中止 | 中止 | 中止 | 6,884 | 4,666 | 67.8% |
令和元年下期 | 47,200 | 27,599 | 58.5% | 41,680 | 25,935 | 62.2% |
令和元年上期 | 75,066 | 53,026 | 70.6% | 58,699 | 39,585 | 67.4% |
平成30年下期 | 49,188 | 25,497 | 51.8% | 39,786 | 25,791 | 64.8% |
平成30年上期 | 74,091 | 42,824 | 57.8% | 55,612 | 38,586 | 69.4% |

電気工事士試験では筆記試験に合格した人だけが実技試験に挑戦でき、そこで合格すれば資格を取得できます。
なお、実技試験に落ちた場合は、次の回の試験だけ筆記試験を免除して実技試験から挑戦することが出来ます。
ここで落ちたら、また筆記試験からやり直しです。
第二種電気工事士ー筆記試験の合格率推移(グラフ)
筆記試験の合格率をグラフにしました。

筆記試験の合格率は50%を常に超えており、2人に1人は受かる試験となっています。
なお、受験生の中には会社の命令で仕方なく受験するタイプの人や、やる気のない工業高校の生徒などもいるため、本気で勉強をして受験した人の合格率は50%よりも遥かに高い数値になっていると思われます。
第二種電気工事士ー筆記試験の受験者数推移(グラフ)
筆記試験の受験者数をグラフにしました。

年間で10万人以上が受験しているため、やはり電気工事士は人気資格であるといえますね。
ちなみに第三種冷凍機械責任者は毎年1万人弱、電験三種は年間で4~5万人程度の方が受験しているので、第二種電気工事士の方が断然多いです。
なお、令和2年下期だけ異常に多いのは、上期がコロナの影響で中止になったためです。
第二種電気工事士ー実技試験の合格率推移(グラフ)
実技試験の合格率をグラフにしました。

実技の方が筆記よりも合格率は高いです。
なお、令和2年頃より合格率が70%を超えるように推移しており、見えない調整が入っている気がします。
ちなみに勉強する前から実技試験は自信が無いという意見をよく聞きますが、4人受けたら3人は合格する試験だと思えば難しく感じないのではないでしょうか。

不器用な人でもしっかり練習すれば絶対に受かりますよ!
第二種電気工事士ー実技試験の受験者数推移(グラフ)
実技試験の受験者数をグラフにしました。

筆記試験と同様に年間10万人前後受験をしています。
なお、令和2年上期の受験者数が異常に少ないのは、この回の筆記試験がコロナにより中止となったためです。
しかし、これだけの受験生のために試験の材料を用意したり、試験後に採点をするのは大変だなと思います・・。
第二種電気工事士は絶対に取得しましょう!

この記事を見て頂ければ第二種電気工事士の人気の高さと、取得のしやすさがわかって頂けたと思います。
年二回受験チャンスがありますし、筆記試験と実技試験を合わせた合格率も35%以上とかなり高いです。
もちろん勉強しないと受からないため、勉強の習慣が無い人にとっては大変だと思いますが、取得してしまえば一生有効な資格ですし就職先の幅も大きく広がります。
合格すれば自分に自信が持てるようになりますので、是非取得してみてくださいね!