ビルメン楽な現場の特徴は?楽すぎるとリスクもあるから注意が必要!未経験者にオススメの現場はコレ!
ワタクシ恥ずかしながらニートをしております。
仕事が楽そうなのでビルメンに就職したいのですが、楽できる現場を教えてください。
ニートからの社会復帰、偉いですね!
残念ですが確実に楽が出来る現場を紹介することは難しいです。
しかし、楽できる可能性が高い現場の特徴なら教えられますのでご紹介しますね!
全ての方が該当するとは言いませんが、楽がしたくてビルメンにを志す方は多いですよね。
しかし、ビルメンには現場ガチャというものがあるため、確実に楽が出来る現場に配属されることは難しいです。
というわけで、この記事では楽ができる可能性が高い現場の特徴と、楽な現場に配属されることによるリスクをご紹介します!
繰り返しますがビルメンには現場ガチャがあるため、この記事であげた特徴のビルに配属されたとしても、絶対に楽な現場である事を保証するものではありません。
ビルメン楽な現場・当たり現場3選!
ビルメンが管理する建物には様々な種類があります。
建物の種類によって仕事量に違いがありますので、ここでは楽が出来る可能性が高い建物を紹介します。
ちなみにビルメンが管理する建物ってどんなものがあるの?
事業目的で使っているほぼ全ての建物を管理する可能性があります。
オフィスビル、公共施設、学校、病院、工場、ホテル、デパート、美術館、映画館、物流倉庫、データセンター、図書館、大使館、博物館、遊園地、空港等あげていたらキリがありませんね。
ビルメンのきつい現場・ハズレ現場は?
当たり現場の話をする前に、きつい現場、ハズレ現場の解説からさせてください。
きつい現場も気になりますのでお願いします!
すでにご存知の方も多いと思いますが、ビルメンには三大地雷現場といわれるものがあります。
具体的には以下の3つが該当します。
- ホテル
- 病院
- 商業施設
これらの現場には不特定多数の人が出入りするという共通点があります。
またホテルや病院などは建物が24時間365日利用されています。
このように建物を利用者が大人数で、さらに建物が利用されている時間が長いとトラブルが発生頻度が多くなりやすいです。
トラブルの発生が多いということは、当然ですが多忙になるということです。
しかし三大地雷現場にも例外があり、条件次第ですがきつくない現場も存在します。
実際に私の父が働いていた病院や、私が勤務していた商業施設はそこまで激務ということは無かったです。
具体的には建物の延床面積が狭く、築浅であれば3大地雷現場でも忙しくない可能性がありますよ。
以下の施設も地雷の可能性があります。どれも特殊な施設ばかりです。
- 駅ビル
- 空港
- 遊園地
- 水族館
ビルメン楽な現場①「オフィスビル」
私はオフィスビルで勤務したことはありませんが、オフィスビルメン経験者は口を揃えて楽だったと言っています。
オフィスビルの場合、ビルの利用者は基本的にそのビル内で働く人だけなので、不特定多数の人が出入りしません。
また、夜間はビル内に誰もいなくなるため、夜勤が無い又は夜勤があってもマッタリ出来る場合が多いです。
ただし高層ビルのような大規模な物件は忙しい可能性もありますので注意が必要です。
忙しいと言っても3大地雷現場よりはマシだと思いますが・・
ビルメン楽な現場②「公共施設」
公共施設もオフィスビルと同様に楽だという意見が多いです。
私も短期間ですが公共施設で勤務したことがありまして、その現場もご多分に漏れず極楽現場でした。
ちなみに偏見かもしれませんが、公共施設にはご年配のビルメンが多い気がします。
おそらく業務が楽すぎて、70歳近いご年配の方でも問題無くこなせることが理由だと思われます。
ただし公共施設には様々な種類がありますので、施設の用途によっては業務が大変な可能性もありますのでご注意ください。
若者に公共施設ビルメンは正直オススメできません。
私はご年配ビルメンと上手くやっていく自信が無くてすぐに辞めてしまいました。
>>詳しくはこちら
ビルメン楽な現場③「大学」
私が経験した施設の中で一番楽だったのが大学でした。
楽な理由として、夜間は学生や教授などが建物内にいないことや、夏季や冬季に長期休暇があることがあげられます。
私のYouTubeのリスナーさんの中にも大学ビルメンの方がいますが、私と同様に仕事は楽だという意見でしたので、「大学ビルメン=楽」というのは間違いないかと思います。
ただし校舎が古い場合などは、経年で設備が壊れることが多く営繕で忙しくなる場合もあるようです。
敷地が広大な大学は、管理する建物が複数になるので忙しくなる場合が多いようです。
ただし、不特定数が利用しないことや夜間は無人になることは約束されているので、地雷物件より管理は楽になるでしょう。
ビルメンの楽な現場の特徴は?
次に楽なビルメン現場の特徴を紹介します。
先ほどあげた楽な施設の種類に該当して、ここで紹介する特徴に当てはまれば、楽な現場の可能性がさらに高くなります。
設備員の人数が多すぎず・少なすぎず
設備員の人数が10人程度の現場は楽な可能性が高いです。
人数が異常に多い現場は業務量が多いため人を多く配置している可能性が高いですし、人数が少ない現場は本来配置しなければいけない人数が配置されていないケースがあります。
個人的な経験ですが、設備員が10人前後の現場は有給も取りやすく、業務も分散するため楽な傾向が強いです。
少ない人数の例外として、一人現場ビルメンは楽な可能性があります。
以下の記事で私が経験した一人現場ビルメンを紹介していますので、興味がある方はご覧ください。
築年数が浅いビル
建物が新しい物件は基本的に楽です。
これは単純な理由で、建物が古いと設備の故障が起きやすくなるからです。
とくに給排水系の経年劣化は完全復旧が難しく本当に面倒です。
例外として、竣工してすぐの物件は最初の1年程度は忙しいと言われています。
これは設備の初期不良の対応や、点検マニュアルなどを1から作成するなど、立ち上げメンバーとして関わることになるからです。
そのため竣工後1年程度経過して、トラブルが落ち着いた物件がオススメといえますね。
では新築物件と激古物件のどちらかを選べと言われたら、躊躇なく新築物件を選びます。
築年数が50年以上経過して改修工事をまともにしていない物件は本当にきついです。
そもそもビル(SRC構造)の耐用年数は50年と言われています。
そこから先は改修などで延命していくことになります・・。
本当に古いビルの設備管理はお勧めできません・・。
延べ床面積が広すぎないビル
当然ですが建物の床面積が小さい方が管理が楽になります。
施設が広いほど管理対象となる設備が増えますし、日常巡回にも時間がかかることは容易に想像できると思います。
理想は延べ床面積1万㎡以下の建物です。
私は同じ敷地内に20棟近くの建物がある部署で働いたことがありますが、ここの設備管理は本当に大変でした。
それぞれの建物に設置されている設備の場所を覚えるだけでも時間がかかりますし、建物が複数あるため毎日のように色んな箇所で不具合が起きます。
管理対象となる延床面積は狭いほうが絶対に良いです!
設備の種類が少ないビル
設置されている設備の種類が少ない方が管理は楽です。
設備の種類が多いということは、それらの設備を運転・管理しなくてはいけないため業務が増えます。
大きめのボイラーや冷凍機、冷却塔、空調機などがあると業務量が多くなる可能性が高いです。
また、エレベーターやエスカレーターの設置台数が少ない方が管理は楽です。
要は延べ床面積と同じで、施設の規模が小さい方が楽できるってことです。
楽な現場に配属されるデメリット
楽な現場に配属される事はメリットばかりではありません。
ここでは楽な現場に配属されることによるデメリットをご紹介します。
未経験の方は必ず見ておいてください!
楽な現場は成長しない
楽なビルメン現場に配属されると、トラブルはほとんど発生しません。
それはつまりビルメンに必要な技術力・対応力が身につかないということを意味します。
また楽な現場は設備の種類も少ないため、ビル設備管理の基礎的な知識が身に付くこともないでしょう。
一生その現場で働けるならこのままでも問題無いのですが、収入アップを目指して転職する可能性がある人には大きなデメリットと言えます。
私が働いていた職場でも、長年楽な現場で働いていた人はレベルが低い人が多かったです。
- 電気系の測定器が使えない(メガーなど)
- そもそも何のためにメガーをするのかわかっていない
- 警報が鳴った時に何をして良いのかわかっていない
- パソコンで報告書などが作れない
- 営繕対応をするときに必要な道具がわからない
- ビルの法定点検が何のためにあるのかわかっていない
- 図面を見ても分電盤やパイプシャフトの位置がわからない
転職先で恥をかきそうだね・・・
無能と思われても気にしない鋼のメンタルがあれば問題無いですが、やはりある程度の知識や対応力があったほうが良いと思います。
とくに20代からビルメンを目指そうとしている方は、早めにビルメンスキルを上げておいた方が、あとから楽できると思いますよ!
楽な現場は一日が長く感じる
楽な現場は、一日の大半を事務所のデスクに座って待機することになります。
待機時間を自由に使える現場なら、ネットサーフィンをしたり資格の勉強をすることもできますが、稀にルールが厳しく時間潰しが出来ない現場もあるようです。
椅子だけ用意されていて、自分専用のデスクが無い現場もあるらしいです。
そういった現場に配属されると、暇なことが逆にデメリットになるかもしれません。
ビルメンが待機時間に何をしているのか気になる方は以下の記事をご覧ください。
最初は少しくらい忙しい現場がおすすめ
先ほど紹介しましたが、いきなり楽な現場に配属されてしまうと何のスキルも持たないポンコツビルメンになってしまいます。
もし配属された現場が入札に負けて失注してしまい転職を余儀なくされたとき、面接でアピールできることが無くなってしまいます。
そのため最初の配属現場は常駐物件ならば、どんなタイプの施設であっても最低2年間は働いたほうがいいかなと思います。
スキルを身に着けるのにオススメな物件は中規模(延床面積2万㎡くらい)の商業施設です。
空調機や昇降機などの運転管理、電気や給排水系の営繕対応、自火報設備の操作や警報の対応、テナントとの折衝等、ビルメンに必要なスキルを一通り経験できるはずです。
中規模商業施設は求人も多いため、なかなかビルメンの仕事が見つからないという方は修業のつもりで入社してみることをオススメします。
最初は忙しく感じるかもしれませんが、3か月程度勤務すれば仕事にも慣れて資格の勉強をする余裕も生まれてくると思いますよ!
注意点として商業施設は宿直がある可能性が高いです。
宿直がNGな方は辞めておきましょう。
>>【関連記事】ビルメンの夜勤はきついの?
まとめ
今回はビルメンの楽な現場の紹介でした。
繰り返しますが、今回紹介した現場は楽な可能性が高いというだけで、該当する施設に配属されても必ず楽できるわけではありません。
それに楽な現場に配属されたとしも、同僚の中にパワハラタイプの先輩や上司がいると、現場の雰囲気がガラッと変わってしまう点にも注意してください。
これは私の経験ですが、激務現場は仕事量が多いせいか皆がイライラしており人間関係が悪く、楽な現場の方が人間関係は良い印象でしたけどね。
なるべく楽な現場に配属されたいなぁ
★以下の記事ではビルメン歴10年の私が考える、ビルメンに向いていない人の特徴などを紹介しています。併せて読んでみてください。
★激務現場でストレスが限界なら転職をオススメします。忙しい現場で頑張って働いている人ほど、勉強時間が取れないため保有資格が少なく給料が安いです。これって不公平ですよね?
以下の記事ではビルメン求人が豊富な転職サイトを紹介していますので参考にしてみてください!
ディスカッション
コメント一覧
未経験無資格ビルメンです。
大学で二桁 ㎡ 以上の現場でした。
大学なので当たりか?!と思いきや、あらゆる箇所の経年劣化に加えて社内の体制の入れ替えで先輩方は月50〜60h前後残業してるみたいです。
でも人間関係は悪くなさそうだし、日勤だけなのでしばらく頑張りますー。
大学でも建物が古いと大変だと思います。
ですが、同じ古い建物でも病院やホテルと比べたら管理は楽だと思いますので、我慢してビル管理士の実務経験を得るのも一つの方法ですね!
しかし残業時間多いですね・・・。