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ビルメン資格4点セットを取得する順番はこれで決まり!4点セット取得後はビルメン三種の神器へ?

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キヨシ
キヨシ

ビルメンの資格欲しいけど、どの順番に取ればええんや?

ついに資格を取る気になったんですね!
それではビルメン歴10年の私が、ビルメン資格を取得する優先順位を教えます!

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

ビルメン関連の資格って種類がたくさんあるのでどれから取れば良いのか迷いますよね。

私の場合は自分の父がビルメンだったので、父からこの資格を取るようにと勧められ、第二種電気工事士、危険物取扱者乙種4類、2級ボイラー技士を取得しましたが、ほとんどの人はビルメンの知り合いや家族なんているわけないので、資格を取る順番はおろか、どの資格を取得すれば良いかすらわかりませんよね。

というわけで、この記事では未経験ビルメンが効率良く資格を取得する順番を解説していきます!

あくまで私の個人的な意見なので絶対にこの通りにしなくてはいけないわけではありませんが、効率を考えれば実用的な順番だと思います。

ちなみに今回ご紹介する順番は、ビルメン未経験者で、かつ4点セットを含め少しでも多くの資格を揃えていきたい方向けの内容となっております。

この資格は実務で使わないから取らなくて良いとかって考えの方は見ないほうが良いです!

それでは早速発表していきます。

最初に取るビルメン資格は危険物取扱者乙種4類がおすすめ!

最初に取るべき資格は、危険物取扱者乙種4類(以下 乙4)です。

多くのビルメンブログでは第二種電気工事士から取得することを推奨していると思いますが、私は乙4の取得をおススメしています。

私が乙4を一番最初に取得することを推奨している理由を説明します。

最初に取る理由①「資格を使う可能性がある!」

理由の一つ目は実際にビルメンとして入社してから使う可能性があることです。

では、どんな時に使うかというと・・・、皆さんは発電機というものをご存じでしょうか?

我々ビルメンが勤務するビルには、非常用発電機といわれるビルが停電した時に応急的にビルへ電気を供給する設備が備わっています。

発電機の写真

発電機は内臓されているエンジンが回転することによって電気を作っており、エンジンを動かすためには燃料が必要になります。

燃料には重油や軽油等が使わているのですが、これらは可燃性の液体ですので安全に保管をしないと危険です。

そこで大量の燃料を保管する施設には、危険物取扱者の有資格者を選任させることを消防法で義務付けているのです。

キヨシ
キヨシ

なるほど。使う可能性があるなら取得したいンゴね。

ただし発電機のサイズが小さく、保管する燃料が少ない場合などは有資格者の選任が不要になる場合もあります。

いずれにしましても、これから紹介する他の資格と比べると乙4は実際に使う可能性が高い資格であることは間違いないです。

最初に取る理由②「簡単!」

理由の二つ目は乙4の難易度が低いことです。

ビルメンを志す人は、学業から遠ざかっている中年男性が多いと思います。

そんな人たちが、いきなり難易度の高い資格や計算を多用する資格試験を受けようとしても脳が拒絶反応を起こしてしまうことでしょう。

そこで、これから様々な資格を取得するための練習として一番難易度が低い乙4で勉強に慣れることが大事だと私は思っています。

勉強期間も2週間から1か月程度で合格出来ますので、ダメ人間でも余裕で勉強を続けられる期間だと思います。

簡単な資格から確実に取得して自分に自信をつけておくと、就職活動のときに有利に働きますよ!

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

最初に取る理由③「試験が多い!」

理由の三つ目は試験回数の多さです。

試験センターで確認して頂ければわかると思いますが、乙4の試験は年に何度も実施されています。(一部地域除く)

国家試験は年に1,2回しか受験チャンスが無いものが多いので、仮に落ちても気軽に再受験できる乙4は資格試験の練習に持って来いの資格であると言えますね。

できれば一発合格してくださいね!

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

最初に取る理由④「ビルメン以外でも使える!」

理由の四つ目はビルメン以外でも活用方法があることです。

例えば深夜のセルフガソリンスタンドで働くことが出来ます。

深夜のセルフガソリンスタンドの監視業務は、楽な仕事の1つと言われています。

収入は底辺レベルですが、ストレスフリーで働けるのことは大きなメリットであると言えます。

2chのガソスタ質問スレのまとめ動画です

最初に取る理由⑤「一生有効!」

最後の理由は一生有効な資格であることです。

これは、4点セット全ての資格に共通していえることですが一度取得してしまえば一生有効です。

更新するために有料の講習を受けたりする必要もありません。

試験に受かってしまえば、一生有効な国家資格をゲットできるのです。

ちなみに10年ごとに1回、免許の写真の書き換えをする必要がありますが、乙4を使って仕事をしていない場合は書き換え不要です。


乙4を一番最初に取りたい理由は、思いつくだけでも5つありました。

なお、年に何回も試験が実施されている点は、他の資格の受験日と調整して試験を受けられることもメリットであると言えます。

ビルメン求人では応募条件に乙4を求めている会社もあり、入社後に毎月資格手当が貰える場合もあります。

実用性もあるため、本当におすすめの資格です。

以下の記事では乙4の情報や勉強方法などをまとめていますので、参考にしてみてください。

【関連記事】危険物取扱者乙種4類を徹底解説!

【関連記事】危険物取扱者乙種4類オススメ問題集

私は乙4を一番最初に受験して本当に良かったと思っています。
もし難易度の高い資格から受験して試験に落ちてしまっていたら、やる気を失くしてしまいビルメンになることを諦めてしまっていたかもしれません・・。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

二番目に取るビルメン資格は第二種電気工事士!

2番目に取る資格は第二種電気工事士(以下 電工)です。

ちなみにビルメン会社に就職することが目的なら、電工だけ取れば大丈夫という意見もあります。

確かにそれは間違いではないのですが・・。

そもそもビルメン会社に就職するだけでしたら資格は絶対に必要というわけではなく、資格が多ければ多いほど面接に受かりやすいというだけです。

そのため電工ですら取得しなくても、面接を受けるタイミング次第ではビルメン会社に就職することは可能です。

しかし資格を一つでも多く取得しておけば面接を通過しやすくなることは間違いないので、私は資格の取得を強く勧めております。

このような面接を突破しやすくするための資格の中で、電工は最も効果的な資格だと私は思っています。

資格の重要度は乙4より上なのですが、難易度が乙4より上で上のため、勉強に慣れるためにも先ほどの乙4から取得することをお勧めします。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

実際にビルメン会社の求人を見ても、以下のように電工を求めている会社を頻繁に見かけます。

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このようにビルメン求人の応募条件にも載っているので、電工を持っていれば気持ち的にも応募しやすくなると思います。

第二種電気工事士はお金がかかる

電工の試験で唯一難点を挙げるとすれば、資格の取得にお金がかかることです。

他の資格試験の場合、取得するために必要なお金は、受験料、テキスト、問題集、交通費くらいなので高くても1.5万円程度で取得できます。

しかし電工の場合、筆記試験合格後に実技試験を受ける必要があり、この実技試験のために工具や配線などの材料を購入して練習する必要があり、総額で5万円くらいみておかなくてはいけません。

実技試験ではこういったものを作成します

しかし取得すれば一生有効な資格ですので、上記のことを加味してもおススメできる資格です。

以下の記事では電工二種の情報や勉強方法などについて解説しています。

【関連記事】第二種電気工事士を徹底解説!

【関連記事】電工二種・筆記試験オススメテキスト&過去問

【関連記事】電工二種・技能試験オススメテキスト&工具セット

三番目に取るビルメン資格は3冷か2級ボイラー

3番目に取得する資格は第三種冷凍機械責任者(以下 3冷)か2級ボイラー技士(以下 2ボ)になります。

この二つの資格は、どちらも同じくらいの優先順位であると私は考えています。

というのも、どちらの資格もビルメン就職後に使う機会がほとんどなく、ビルメン求人でも必須にしている会社が少ないためです。

私の勤務してきた現場にも冷凍機とボイラーはあったのですが、どちらも免許が不要なタイプのもので資格を活かすことは出来ませんでした・・

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

しかし、3冷、2ボを取得してビルメン4点セットを揃えることがビルメン業界でのスタンダードであり、職業訓練校(ビルメン科)でもこれらの資格取得を勧めています。

そのため時間とお金に余裕がある方は、出来ればこの二つも取得をしましょう。

2ボと3冷で大きな違いがあるとすれば、2ボは月に1回試験が開催されているのに対して、3冷は年に1回(11月ごろ)しか受験のチャンスが無いことです。

ということは、3冷の受験日に影響しないように2ボの勉強をすれば効率よく資格の取得が出来ると言えます。

また、3冷は試験に出てくる科目を免除できる講習制度(確認テストあり)があります。

今回は講習については語りませんが、講習を受けることで本試験に受かりやすくなりますので、お金に余裕がある方は受講を考えてみてください。

ちなみに、冷凍機は1~3種まであり、どの種別でも受験資格はありません。

私は2種から受けていますので、勉強が得意な方はいきなり2種、1種に挑戦しても問題ないと思います。

最後にボイラーは筆記試験に受かっただけでは免状を貰うことが出来ず、免状化するためには実務経験が必要になります。

ただし実務講習を受けることで、実務経験の代わりとすることが出来るため、免状化したい方は好きなタイミングで実務講習を受講すると良いでしょう。

以下の記事では、2ボと冷凍機についての情報や勉強方法について解説していますので、良かったら見ていってください。

【関連記事】冷凍機械責任者を徹底解説!

【関連記事】第三種冷凍機械責任者おすすめ教材

【関連記事】2級ボイラー技士を徹底解説!

【関連記事】2級ボイラー技士おすすめ教材


ここまでで紹介してきた4つの資格はビルメン4点セットと呼ばれており、ビルメン入門資格となっています。

とりあえず4点セットを持っていれば、中高年でもどこかしらのビルメン会社へ入社することが出来ると思います。

他のビルメン資格を取る順番は?

さて、4点セット以外の資格については、受験資格があって簡単に受けられない、実用性が低い難易度が高いなどの理由から、取得するかどうかはご本人の判断にお任せしたいです。

資格を取得する判断基準
  • 配属されている現場で使う可能性がある
  • 自分の学力で取れる資格である
  • 取得するために必要な勉強時間を確保できる

学力に関しては底辺普通科高校が最終学歴の私でも取得出来ていますので、努力次第で何とかなりますよ。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

建築物環境衛生管理技術者(ビルメン最強資格)

優先順位:★★★★★

最優先で欲しい資格は、建築物環境衛生管理技術者(略称 ビル管理士)です。

この資格さえあればビルメン業界なら食いっぱぐれることはないでしょう。

しかしこの資格は受験するためにビルメンとしての実務経験が2年必要なため、すぐに取得することは出来ません。

そのため4点セットを取得してビルメンに就職出来たら一旦ビルメン実務の勉強だけに集中してもいいかもしれません。(勉強をし続けることは大変ですので・・)

ちなみに勉強が苦手な人であれば講習で取得する方法もあります。

講習で取得する場合はは実務経験が5年必要です。

第3種電気主任技術者(難しいけど転職で効果抜群なビルメン資格)

優先順位:★★★★☆

先ほどのビル管理士と同様にビルメンをやるなら是非取得したい資格です。

この資格の難点は難易度が高いことです。

初学者であれば最低でも半年から1年近く勉強をする覚悟が必要になります。

ただしビル管理士と違い受験資格が無いため、4点セットを取得してビルメン会社に入社した直後でもすぐに勉強を開始することが出来ます。

消防設備士乙種(資格手当で稼ぐならこの資格)

優先順位:★★★☆☆

消防系の資格ですが、乙種の消防設備もおススメです。

※消防設備士には甲種もありますが、私は不要と判断しています。

消防設備士をおススメする理由を以下にまとめました。

消防設備士をおススメする理由

①受験資格無し(甲種は受験資格あり)

②簡単(2級ボイラー技士くらいの難易度です)

③資格手当の支給対象としている会社がある(相場は1500円くらい)

④全部で7種類あるため、飽きずに勉強できる

⑤年に数回受験するチャンスがある

ビルには必ず消防設備が必ず設置されていますので、学習した知識は実務で必ず活かせるはずです

ただし、ビルメンがこの資格を使って仕事をすることはほぼ無いですけどね・・。

資格マニア向けかな・・・。
でも資格手当の対象となってるのは大きいですよね。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

おススメする理由の中にも書きましたが、消防設備士は全部で7種類ありまして、別々に受験することになります。

おススメの取得する順番は、6類⇒4類⇒1類⇒その他ですかね。

※本当は4類から取りたいところですが、6類の方が簡単なので6類からの取得を勧めております。

6類は消火器、4類は自動火災報知機、1類は消火栓などを学習することになります。

キヨシ
キヨシ

消火器とか簡単そうやん!

ビルメン4点セット上位資格

優先順位:★★☆☆☆

4点セットにはそれぞれ以下のような上位資格があります。

①第一種電気工事士

②第二種冷凍機械責任者、第一種冷凍機械責任者

③一級ボイラー技士、特級ボイラー技士

④危険物取扱者甲種

冷凍機以外の資格は受験資格が必要だったり、取得しても実務で使う可能性も低いため、先ほどまでにご紹介した資格と比べると優先順位が下がるかなと思います。

こちらも資格マニア向けですかね。
資格手当が貰えるなら取得すれば良いと思いますよ!

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

資格手当の金額で判断するといいかも

取りたい資格が決められない場合は、所属している会社から支給される資格手当で決めることをおススメします。

以下の記事では私のYouTubeチャンネルのリスナーさんを対象に、ビルメン会社の資格手当をアンケート調査した結果を載せていますので資格取得の参考にしてみてください。

【関連記事】資格手当相場アンケート

キヨシ
キヨシ

お金貰えるなら頑張れるよね。

ビルメン資格4点セットを取得する順番の具体例

条件)1月から動き出すことを想定して書きます。

1月~2月  乙4の試験申し込み+試験勉強(1か月程度勉強する)
3月上旬乙4受験
3月下旬電工の試験申し込み+筆記試験の勉強(1か月から2か月程度かけて勉強する)
5月下旬電工の筆記試験を受験
6月~7月電工の実技試験を勉強(1か月くらい練習する)
7月中旬電工の実技試験を受験
7月下旬2ボの試験申し込み+試験勉強(1か月くらい勉強する)
8月3冷の受験申込(忘れないように!)
9月2ボ受験
9月2ボ受験後、3冷の勉強開始
11月3冷受験
12月お疲れ様でした。3冷の合格発表は年明けになりますが、自己採点は可能ですので、合格見込みの方は楽しいクリスマス、年末年始を過ごしてください。

今日(8/7現在)からビルメン資格の勉強をするというのであれば、ちょっと大変ですが電気工事士の下期の試験と第3種冷凍機械責任者の勉強に集中するのがベストだと思います。

電気工事士の受験申込開始は8月22日(金)~9月8日(木)、筆記試験が10月30日(日)、技能試験が12月24日(土)
または12月25日(日)となっております。

3冷(11月試験開始)とかなり試験日が近いですが、他の資格試験の勉強をしないのあれば、無理なスケジュールではないです。

気軽に相談してください

上記は1月開始を例にしていますので、勉強を開始する時期によって取得する順番を変えていく必要があります。

自分で決めることが出来ない方は、お気軽にコメントで相談してください。

4点セットが揃ってから就職活動を始める際は、是非以下のビルメンおすすめ求人サイトで仕事探しをしてみてください。

>>ビルメンおすすめ転職サイト6選

計画的な順番でビルメン資格を取りましょう

長々と書いてきましたが、資格取得をするのであれば計画的な勉強が必要ですので、この記事をよく読んでご自身のスケジュールを立てていただければと思います。

ビルメン未経験の方で資格取得や就職に関してご質問等がありましたら、YotuTubeで生配信をやってますのでチャット欄にコメント頂ければ丁寧にご説明致します。(ゲーム配信のときとかでもお気軽にコメントしてください)

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下記の記事で全国のビルメン会社を一覧にしているので、会社選びの参考にしてください!

この記事を書いた人

ヘタ・レイ(ビルメンYouTuber&ブロガー)
経歴:20代はニート・フリーター、その後ビルメンに転職して業界歴は10年以上
保有資格:電験三種、ビル管理士、行政書士、宅建士、電工一種、危険物乙4、消防設備士、2級ボイラー技士、2種冷凍機械、日商簿記2級、FP2級など。