本日(8/14)、第二種電気工事士「技能試験」の合格発表がありました。受験された方におかれましては本当におつかれさまでした。
受験者数や合格率などについても発表されていますので、当ブログでも紹介していきたいと思います!
また、関連資格でもある認定電気工事従事者の必要性についても紹介していますので、是非最後まで読んでいってください。
ヘタ・レイ試験結果は以下のリンクから確認できます!
https://moshikomi-shiken.jp/ecee/search/public/pbt_result/
※確認するには受験番号が必要です。
なお、正式な試験結果通知書は8月21日(金)に発送されますのでしばらく待ちましょう!
★第二種電気工事のことを知らない方は以下の記事を先に見てください↓


【令和8年上期】第二種電気工事士試験の合格率【2026年】
令和8年(2026年)8月14日に合格発表がありました。
| 第二種電気工事士(2026年上期)合格率 | ||
|---|---|---|
| 受験者 | 58,393人 | |
| 合格者 | 42,875人 | |
| 合格率 | 73.4% | |
第二種電気工事士(2026年上期)の合格率は73.4%でした!
ちなみに、前回の令和7年下期の合格率が71.4%でしたので、合格率は2.0%上がったようです。



73.4%は、ここ数回の中でも一番高い合格率です。前回発表された学科試験の合格率(62.2%)も高水準でしたので、上期は学科・技能ともに好調な回だったと言えそうです。
過去5回分の第二種電気工事士試験と比較(令和6年上期~令和8年上期)
以下は、過去5回分の第二種電気工事士試験の結果との比較です。
| 年度 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
| 令和8年上期 | 58,393人 | 42,875人 | 73.4% |
| 令和7年下期 | 48,034人 | 34,313人 | 71.4% |
| 令和7年上期 | 51,576人 | 37,158人 | 72.0% |
| 令和6年下期 | 43,570人 | 30,266人 | 69.5% |
| 令和6年上期 | 50,668人 | 35,949人 | 71.0% |
令和6年度以降の5回を並べると、令和8年上期がもっとも高い合格率でした。
★さらに過去の合格率を知りたい方は以下の記事をご覧ください。(学科試験の合格率も掲載しています)


第二種電気工事士の合格率推移(グラフ)
変化をわかりやすくするため、合格率の推移をグラフにしました。


見てわかるように今回の合格率は高いことがわかりますね。基本的に電工二種の技能試験は、大きなミスさえしなければ受かる試験です。
とはいえ、練習不足だと時間切れで終わってしまう人もいるようなので、まずは作品を完成させることを目標にしっかりと練習することが大事だと思います。
電工二種技能試験用のおすすめ教材は以下の記事で確認してください。


電工二種の受験者数の推移をグラフにしました。
電工二種の受験者数の推移をグラフにしました。


今回は受験者数も58,393人と、過去5回の中で最も多い結果となりました。基本的に受験者数に大きな変動は無く、上期下期を合算して年間で約10万人前後が受験しています。
【合格者の方へ】まずやるべきことを整理しておこう
合格発表を見て一安心された方も多いと思います。まずは本当におめでとうございます。
とはいえ、ここで気を抜くのはまだ早いです。合格発表はあくまでスタート地点で、実際に電気工事士として働くには「免状」を手にする必要があります。
免状取得までの流れは、ざっくり次の3ステップです。
・8月21日(金)発送予定の試験結果通知書(ハガキ)を受け取る
・ハガキに記載された案内に従い、住んでいる都道府県に免状の交付申請を行う
・申請から2〜4週間ほどで免状が届く
「思ったより時間がかかるな」と感じるかもしれませんが、これは全国共通の手続きなので焦らなくて大丈夫です。待っている間に、次の資格の勉強を少しずつ始めておくのもおすすめです。


ちなみに私が持っている免状は紙タイプですが、最近はプラスチックのカード型で交付する都道府県も増えてきているようです。このあたりは申請先によって差が出るポイントですね。
認定電気工事従事者、結局取ったほうがいいの?
電工二種に合格すると、次によく相談されるのが「認定電気工事従事者も取ったほうがいいか」という質問です。
先に結論を言うと、私は「自腹を切ってまで取る資格ではない」というスタンスです。理由を3点に整理してお伝えします。
理由1:ビルメンの現場では出番が少ない
認定電気工事従事者が対応できるのは「500kW未満の自家用電気工作物(低圧部分)」の工事に限られます。
ところが、我々ビルメンが勤務するオフィスビルや商業施設は、受電設備が500kW以上のケースが大半です。この規模になると、電気主任技術者の監督下であれば、資格を持たない人でも電気工事を行えてしまいます。
電気工事士法が定める各資格の工事範囲を見ても、「500kW以上」という区分自体が存在しません。つまり、大規模ビルの現場ではそもそも出る幕がない資格なのです。


例外は、巡回ビルメンが担当するような小規模ビル。受電設備が500kW未満であれば、低圧部分の工事に認定電気工事従事者が必要になる場面が出てきます。このあたりの制度は少しねじれた作りになっているので、詳しくは以下の記事で解説しています。


余談ですが、法律上は第二種電気工事士そのものもビルメンには必須ではありません(ビルは自家用電気工作物ですが、電工二種で工事できるのは一般用電気工作物のため)。それでも、電気の基礎知識を持っている証明として、採用条件に電工二種を挙げるビルメン会社は少なくありません。
理由2:講習だけで取れるぶん、履歴書での評価は限定的
認定電気工事従事者は、電工二種の免状さえあれば1日の講習を受けるだけで取得できます。採用側もその手軽さを分かっているため、「持っているから即プラス評価」とはなりにくいのが実情です。
もし資格でアピール力を高めたいなら、同じ勉強時間を消防設備士や危険物取扱者など、別系統の資格に振り向けたほうが市場価値の底上げにつながります。
私自身も認定電気工事従事者は持っていますが、取得自体は本当にあっさり終わりました。強いて苦労した点を挙げるなら、講習会場の椅子が硬くてお尻が痛かったことくらいです。
理由3:費用対効果が正直微妙
受講料は12,500円(税込)。これに交付手数料や証明写真代、会場までの交通費を加えると、トータルで1万5千〜2万円ほどかかります。
対して、この資格でできる工事範囲はかなり限定的です。自腹を切ってまで取りに行く価値があるかというと、正直なところ疑問が残ります。同じ2万円があれば、消防設備士の乙種を2つ取得できてしまう金額です。
まとめると、「会社が費用を負担してくれるなら受講、自腹なら見送り」というのが私の考えです。資格は数を揃えることより、実務に直結するものから優先して取っていくほうが、年収アップへの近道になります。
履歴書、免状が届く前でも電工二種って書いていいの?
「免状が手元に届くまで、履歴書には書かないほうがいいですか?」という質問もよくいただきます。
これも結論から言うと、合格の事実さえあれば履歴書に記載して問題ありません。ただし「免状申請中」であることは明記しておきましょう。
私自身、以前「第三種電気主任技術者合格(免状申請中)」と履歴書に書いた状態で選考を受け、内定をいただいた経験があります。待遇面でもマイナスに働くことはなく、むしろ書いておいてよかったと感じました。
記載例:第二種電気工事士合格(免状申請中)
このタイミングで転職活動を並行して進めるなら、電工二種の資格を条件に検索できる転職エージェントを併用するのも一つの手です。
合格した人も、そうでなかった人も:次に見据えたい資格
電工二種を手にしたことで、対応できる仕事の幅は確実に広がりました。ここで勉強を止めてしまうのはもったいないタイミングです。「勉強のリズム」ができている今のうちに、次の資格へ視野を広げてみましょう。
比較的取り組みやすいところでは、ビルメン4点セットや消防設備士がおすすめです。どちらも1か月程度の学習期間で合格を狙えます。すでにビルメン実務の経験がある方は、いわゆる「ビルメン3種の神器」に挑戦するのも良いステップです。
なお、今回思うような結果が出なかった方は、まずは試験という壁に向き合った自分自身をねぎらってあげてください。
不合格という結果は、決して無駄にはなりません。会場の空気感、問題の傾向、自分がどこでつまずいたか——これらは実際に受験した人だけが得られる経験値です。次の試験では、この経験が確実に武器になります。
電工二種は、正しく対策すれば十分に合格を狙える試験です。「何が足りなかったか」を振り返るところから、少しずつ次回に向けて動き出してみませんか。
・筆記でつまずいた方:計算問題や図記号を、まずは毎日5分だけ眺めることから再開しましょう
・技能でつまずいた方:欠陥事例を見直し、体が覚えるまで繰り返し練習あるのみです
次の試験では、皆さんが笑顔で合格を報告できるよう、私も引き続き応援しています。
★他のビルメン資格については以下の記事で解説しています。






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