電験三種の年収は?ビルメン業界での電気主任技術者の待遇を紹介します!
電験三種取得したけどビルメンじゃ年収期待できないですよね・・?
電験三種は難易度が高い資格です。
薄給のビルメン業界とはいえ、電験を持っていればそれなりの年収が貰えますよ!
電験三種を取得して年収を上げようと勉強を頑張っている方のために、ビルメン業界での電験三種所持者の年収相場を紹介したいと思います!
ちなみに電験三種はビルメン以外でも活かせますので、他の仕事も気になる方は以下の記事をご覧ください!
ビルメン全体の平均年収は?
そもそもビルメンの年収相場っていくらくらいなんですか?
電験三種の年収を紹介する前に、ビルメン全体の年収相場からお見せしたいと思います。
年収相場の算出にあたっては、当ブログで実施したビルメン年収アンケートを利用しています。
対象者は全部で185人となります。
ビルメン年収相場 |
338万円 |
あくまで平均年収なので、200万円台の人もいれば500万円を超える年収を貰っている人もいます。
日本経済がインフレ傾向にあるため、系列系ビルメン会社などは基本給のベースアップを実施しているようです。
そのため。今後はもう少し平均年収が上がることが予想されます。
電験三種保有者の年収相場は?
それでは電験三種保有者の年収相場を紹介したいと思います。
本データは、全体年収のアンケートと資格所持率アンケートの結果を使って算出した数値になります。
電験三種保有者の平均年収 |
367万円 |
ビルメンの平均年収が338万円でしたので、電験三種保有者は29万円ほど年収が高いことがわりました。
さらに3種の神器全てを所持していない人の平均年収も調べたところ、292万円という結果になりました。
電験三種保有による年収の違い(ビル管理士・エネ管所持者は除外) | |
電験三種有(全23人) | 電験三種無(全118人) |
平均年収:367万円 | 平均年収:292万円 |
ちなみに、別の記事でビル管理士の年収相場も特集しておりますが、電験三種の結果よりも高く383万円でした。
本来であれば電験三種のほうが難易度が高いため年収の相場も高くなりそうなところです。
しかし、この調査では3種の神器を複数所持している方を除外しているため、電験三種とビル管理士、もしくは電験三種とエネ管などの組み合わせで持っている人は対象外になっています。
おそらくビル管理士を持っていなくて、電験三種だけ持っている人は実務経験が少ない人の可能性が高いため、平均年収も低くなってしまっている可能性が高いのかなと思います。
ビル管理士を取得するにはビルメンの実務経験が必要ですからね。
ちなみに年収500万円を超えている方のほとんどは、ビル管理士か電験三種を保有していますよ!
逆に考えると電験三種を持っていれば、ビルメン経験が浅くても高めの年収を提示される可能性が高いということがわかります。
電験三種保有者の年収が高い理由
次に電験三種を保有しているビルメンの年収が高くなる理由を紹介します。
私は以下の3つの理由が年収に関係していると思っています。
- 電気主任技術者に選任したいorいずれ選任する予定がある
- 資格手当
- 努力が出来る人材という印象を与えられる
電気主任技術者に選任したいorいずれ選任する予定がある
ビルメン会社にとって電験三種保有者を雇用する一番のメリットは、電気主任技術者に選任できる人材が増えることです。
すぐに選任したいという会社もあれば、経験を積ませてゆくゆくは選任させる予定があるなど、会社によって方針は違いますが、電験三種を保有している以上は選任される可能性があるということです。
ただし、現実的にはビルメンが常駐しているビルでも電気保安協会などの外部委託の電気主任技術者を使っている場合も多く、選任されたくても難しいケースの方が多いです。
私も電験三種取得直後は選任されたい願望がありましたが、チャンスが巡ってこなかったですね・・。
また、最近の電験三種は難易度が低下しており、今後はさらにビルメン業界の電験三種保有率は増えると予想されます。
そのため、選任される可能性はさらに激減することが予想されます。
電験三種の資格手当は高額
ビルメンといえば資格手当ですが、電験三種は上位資格なのでかなり高額です。
当ブログでビルメンの方を対象にした資格手当アンケートを取ったところ、電験三種の資格手当の中央値は8,000円でした。
また、一番高い金額だと月に3万円支給する会社もあるようです。
これだけ高額な資格手当が支給されるので、年収が高くなるのは当然だといえます。
努力が出来る人材であるという印象を与えられる
電験三種は理論、電力、機械、法規と全部で4科目あり、全て合格しなければ免状が発行されません。
人によって勉強時間も様々ですが、簡単になったとはいえ数か月以上勉強をしなくては合格出来ません。
つまり、電験三種を持っているという事は、それだけ努力を継続出来る人材であるという証明になるのです。
どんな仕事において努力出来ない人よりは、努力出来る人材のほうが入社後に頑張って働いてくれる可能性が高いのは間違いないです。
そういった期待を込めて高い年収が提示されているようです。
以下の記事では、私が電験三種取得後に面接を受けた会社で提示された年収を紹介しています。
電験三種を保有している=一定レベル以上の知能があるという印象も与えられますね。
電験三種の難易度「簡単になりました」
先ほど少し触れましたが、電験三種は「理論、電力、機械、法規」と合計で4科目あり、全てに合格しないと免状が発行されません。
それぞれの科目のボリュームも相当なもので、電験三種の売れ筋テキストである「みんなが欲しかったシリーズ」の理論だけで800ページ以上あります。
それが全部で4科目あるのですから、異常な勉強範囲であることがお分かりいただけるとおもいます。
そのため、「以前まで」の電験三種は、初学者だと合格までに最低でも1000時間の勉強は必要であると言われていました。
以前まで??
なぜ「以前まで」なのかいいますと、これまで電験三種では過去問の類似問題が出ることはあっても、過去問と全く同じ問題が出ることはありませんでした。
また、試験も年に1回しか開催されていませんでした。
しかし、令和4年から試験回数が年に2回となり、かつ、過去問と全く同じ問題が7~8割くらい出題されるようになったのです。
これにより、合格率が2倍程度まで上昇し、合格者を大量に輩出するようになりました。
簡単になたっとはいえ、今のところビルメン業界での電験三種保有者の待遇に変化は見られず、高額な資格手当は支給されていますし、面接時の書類選考でも有利に働く事は間違いありません。
以下の記事では、最新のビルメン資格難易度をランキングを紹介していますので参考にしてみてください。
まとめ「電験三種で年収アップを狙おう」
この記事では電験三種保有者の年収を紹介しました。
低いと感じたかもしれませんが、あくまで最低ラインの年収であり、ビルメンの場合は実務経験や他の関連資格による相乗効果により年収を上げていけます。
ビルメンで高収入を狙う場合、電験三種を有無は大きく影響しますので、未所得の方は難易度が低下したこの機会に是非挑戦してみることをオススメします!
以下の記事では、最新の電験三種オススメ勉強方法を紹介しています。
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