ビルメンに就職するだけなら第二種電気工事士だけで十分ですが、資格手当やスキルアップのために第一種電気工事士を取得したいと思う方も珍しくないようです。
この記事では、これから第一種電気工事士を取得しようと考えている方に向けて、近年の電工一種の合格率や受験者数を紹介します!
第一種電気工事士の「合格率」「受験者数」の推移
以下の表は、平成24年から最新までの第一種電気工事士の受験者と合格率の推移です。
左側が学科試験、右側が実技試験となっています。
年度 | 学科 受験者 | 学科 合格者 | 学科 合格率 | 実技 受験者 | 実技 合格者 | 実技 合格率 |
令和6年下期 | 23,323 | 12,918 | 55.4% | 16,783 | 10,397 | 61.9% |
令和6年上期 | 11,997 | 7,112 | 59.3% | 11,589 | 6,607 | 57.0% |
令和5年 | 33,035 | 20,361 | 61.6% | 26,143 | 15,834 | 60.6% |
令和4年 | 37,247 | 21,686 | 58.2% | 26,578 | 16,672 | 62.7% |
令和3年 | 40,244 | 21,542 | 53.5% | 25,751 | 17,260 | 67.0% |
令和2年 | 30,520 | 15,876 | 52.0% | 21,162 | 13,558 | 64.1% |
令和元年 | 37,610 | 20,350 | 54.1% | 23,816 | 15,410 | 64.7% |
平成30年 | 36,048 | 14,598 | 40.5% | 19,815 | 12,434 | 62.8% |
平成29年 | 38,427 | 18,076 | 47.0% | 24,188 | 15,368 | 63.5% |
平成28年 | 39,013 | 19,627 | 50.3% | 23,677 | 14,602 | 61.7% |
平成27年 | 37,808 | 16,153 | 42.7% | 21,739 | 15,419 | 70.9% |
平成26年 | 38,776 | 16,649 | 42.9% | 19,645 | 11,404 | 58.1% |
平成25年 | 36,460 | 14,619 | 40.1% | 19,911 | 15,083 | 75.8% |
平成24年 | 35,080 | 14,927 | 42.6% | 16,988 | 10,218 | 60.1% |
なお、令和6年度の試験より第一種電気工事士の試験は年2回実施されるようになりました。
★以下の記事で詳しく解説しています。

第一種電気工事士ー学科試験の合格率推移(グラフ)
こちらは第一種電気工事士の学科試験の合格率を見やすいようにグラフ化したものです。
近年では50%以上の合格率をキープしており、ビルメン関連の資格の中でも高い合格率となっています。
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第一種電気工事士ー学科試験の受験者数推移(グラフ)
こちらは第一種電気工事士の学科試験の受験者数の推移をグラフ化したものです。
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毎年3万5千人前後が受験していますね。
令和6年度より試験が年2回となりましたが、上期と下期を合算した受験者数は例年と同程度になっています。
ちなみに上期試験の受験者数が極端に少ないのは、CBT試験でしか受験できなかったことが理由だと思われます。

電験三種はCBT方式で受験するメリットが大きいのですが、電工はCBTで受験するメリットがほとんど無いため、あえてCBT方式を選択する必要はないですね。
第一種電気工事士ー実技試験の合格率推移(グラフ)
こちらは第一種電気工事士の実技試験の合格率の推移をグラフ化したものです。
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実技試験の合格率は60%前後を推移しています。
最近の試験だけみれば学科試験も実技試験も60%前後の合格率なので、取得しやすい資格という印象ですね。
第一種電気工事士ー実技試験の受験者数推移(グラフ)
こちらは第一種電気工事士の実技試験の受験者数の推移をグラフ化したものです。
学科試験の合格率が高くなっているためか、実技試験の受験者は増えていますね。
令和6年より試験が年に2回実施となっているため、受験者が上期と下期で分散していますね。
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まとめ
ビルメンの場合、第一種電気工事士の必要性は低いため、取得するかどうか悩むところです。
一応、電工一種の資格手当の相場が4000円程度なので、ここにメリットを感じることが出来る人は取得を考えても良いのではないでしょうか。

合格率からみても難しい試験とはいえませんし、令和6年度から試験が年二回実施となりますのでさらに取得しやすい資格になることでしょう。
第一種電気工事士が必要かどうかについては以下の記事で解説していますので、こちらも見てから判断してみてください。

★第一種電気工事士の合格率は以下の記事で紹介しています。


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