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消防設備士はやめとけ?仕事内容はきつい?底辺ってホント?

消防設備士,仕事全般ビルメンからの転職,消防設備士

キヨシ
キヨシ

ビルメン飽きました。メーター検針と巡回の毎日。このままじゃ将来が心配です!
せっかくを消防設備士を取ったので、この資格を活かして転職したいです!
でもネットには「消防設備士やめとけ」って書いてあります・・・。大丈夫ですかね?

ビルメンからの転職に消防設備士はオススメです。
仕事は大変になりますけどね・・。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

消防設備士は、普通にサラリーマンをやっている人だとほとんど関わることが無い職業だと思います。

しかしビルメン(設備管理)をしていると、消防設備士とは確実に関わることになるため嫌でも業界の情報が入ってきます。

この記事では、そんな消防設備士に関して仕事内容や雇用条件などを解説したいと思います。

ビルメンと深く関係する職業なので、どんな仕事をしているのか理解しておくと良いと思います。

★5ちゃんねるの消防設備士まとめ動画もありますので、良かったらご覧ください↓

目次

消防設備士とは

消防設備士は、消火器やスプリンクラー設備などの消火設備、自動火災報知設備などの警報設備、救助袋などの避難設備の設置工事、点検整備を行うことができる「消防法」を根拠とする国家資格の名称です。

また、この資格を使って点検などの業務にあたる人のことも「消防設備士」と呼びます。

資格を取得するためには国家試験に合格する必要がありますが、無資格でも採用してくれる消防設備会社はあります。

消防設備士の難易度は?

消防設備士は、技術系の資格の中でも難易度が低い資格です。

レベル的には第二種電気工事士と同程度か少し難しいといったところです。

1か月程度勉強すれば誰でも受かる国家資格なので気軽に挑戦することが出来ますよ。

なぜ消防設備士が必要なの?

キヨシ
キヨシ

なぜ資格が必要なんですか?

消防設備士が必要な理由は、点検対象となる消防用設備が重要なものだからです。
※スプリンクラーや消火器などの事を「消防用設備」と呼称します

消防用設備は建物に火災が発生した際に、「火災の発生を人に知らせる」「人を安全な場所に避難させる」「火災を食い止める」などの役割を持っています。

有事の際にこれらの機能が正常に働かなかったら人命に関わります。

そこで国家試験に合格した正しい知識を持つ消防設備士だけに、消防用設備の点検や設置工事をすることが許されているのです。

消防設備士の種類

消防設備士の資格には、扱える消防用設備の種類に応じて分類があります。

消防設備士の分類
1類(乙・甲)屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、屋外消火栓設備
2類(乙・甲)泡消火設備
3類(乙・甲)不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備
4類(乙・甲)自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、消防機関へ通報する火災報知設備
5類(乙・甲)金属製避難はしご、救助袋、緩降機
6類(乙)消火器
7類(乙)漏電火災警報器
特類特殊消防用設備

なお、1~5類までは乙・甲と種類が分かれており、乙種では点検と整備しか出来ませんが、甲種の資格を持っていると点検・整備のほかに工事まで出来るようになります。(甲種は乙種の完全上位のため、甲種を取れば乙種は不要です。その代わり試験の難易度が上がります)

全ての消防用設備の点検や工事をするためには、上記の表全ての分類をコンプリートしなければいけないため、何回も試験を受けなくてはいけません。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

消防設備士を取得するおススメの順番

キヨシ
キヨシ

消防設備士の資格は種類が多いですね。
オススメの順番はありますか?

消防設備士は種類が多いため、どれから取得して良いか迷いますよね。

個人的にオススメの順番は、6類⇒4類⇒1類⇒その他の順番が良いかなと思います。

6類は試験の難易度も簡単で、しかも消火器という基本的にどこにでもある消防設備なので需要が高いです。

次に取得する4類は、6類よりも難易度は上がりますが、自動火災報知設備という多くのビルやマンションに設置されている消防設備なので、こちらも需要が高いです。

4類、6類を揃えたら、水系消火設備の1類を取得してその他の資格を取得していくのがオススメです。

最初は焦らずにゆっくりと資格を増やしていきましょう!

★以下の記事では、各種消防設備士の人気度や難易度を調べた結果を紹介しています。

消防設備点検資格者

試験が苦手な人は消防設備点検資格者という逃げ道もあります。

この資格は消防設備の「点検」しか出来ませんが、講習を受講すれば取得出来るため消防設備業界への入門におススメです。

ただしデメリットもありますので、詳しくは以下の記事をご覧ください↓

勉強が苦手な方は、まずはお試しで消防設備点検資格者を取得してみてもいいかもしれませんね。

ヘタ・レイ
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消防設備士の仕事内容

消防設備士は、一般住宅、ビル、商店、学校、病院など様々な建築物において、消防用設備の点検や工事を行います。

以下の写真は消防設備士が点検する対象の機器です。この他にも様々な設備を点検しています。

以下の表は点検員の一日のスケジュールです。

7時~8時会社に集合~社用車で現場へ移動
8時30分点検現場に到着(小規模オフィスビル)
9時点検開始
11時30分点検完了
12時~13時昼食
13時次の現場へ移動
13時30分点検現場へ到着(マンション)
14時点検開始
16時点検完了~会社へ戻る
17時会社で事務作業(報告書作成など)
18時何も仕事が無ければ退勤

点検は基本的に2人以上で行います。

今回紹介したケースのように、小規模物件であれば1日に複数個所を回って効率よく点検する場合が多いです。

また大規模施設となると、複数人を動員して数日掛けて点検することもあります。

キヨシ
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消防設備士はチームワークが大切な仕事なんですね!

消防用設備の設置工事

甲種の資格を持っていれば、消防設備の設置工事も出来るようになります。

新築物件の工事であれば工期も長くなりますので何日も同じ現場で作業することもあります。

また、スプリンクラーヘッド、感知器、非常放送のスピーカー、消火器などは決められた範囲ごとに正しい個数を設置する必要があるため、これらの設置個所を考え図面を作成する作業なども消防設備士の仕事です。

消防設備士の年収は?

消防設備士の年収は入社する会社の規模や保有資格、実務経験の年数によって大きく違います。

未経験の場合は年収300万円前後が多く、経験を積み資格を増やしていくことで年収400万円以上も狙っていけます。

また、甲種を取得して設置工事まで出来るようになると、様々な手当込みで年収500~600万円程度になるようです。

年収:300~600万円

未経験でも大手防災機器メーカーの消防点検部署に入社出来ればもっと高い年収が貰えるようです。
【関連記事】消防設備士大手メーカー系3社をランキング

ヘタ・レイ
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消防設備士はココがきついからやめとけ!

ここでは消防設備士がきついと感じる理由を紹介します。

仕事選びはデメリットを先に知ることが大事です。

耐えられそうに無い場合は消防設備士への転職をやめておきましょう!

キヨシ
キヨシ

無理ならやめとけ!

コミュニケーションが苦手なら消防設備士はやめとけ

消防設備士は技術職ですが、お客さんと会話する機会が多いです。

私はビルメンなので管理しているビルの消防設備点検を消防設備会社に委託していますが、点検結果の報告を受けるときにコミュ力の高い消防設備士の人の説明はわかりやすくて助かります。

また、ビルやマンションの専有部を点検するときはテナントや入居者の協力が必要です。

このときも円滑なコミュニケーションが出来ていないと仕事になりません。

営業をするわけではないので高いコミュ力は不要ですが、社会人としての最低限のマナーは必要だと思います。

なお、入居者やテナントに対して火災時の避難誘導や、消火器の使い方などをレクチャーする場合もあります。

労働時間が長いから消防設備士はやめとけ

現場系の職業の中では、消防設備士の点検員はわりとワークライフバランスが良い方です。

しかし、点検する現場によっては早朝や夜間など時間が指定されていたり、もともと人気が無い職種のため人手不足の会社が多く休日出勤や残業が発生しやすい傾向にあります。

また、工事担当になると常に工期のことを意識しながら働かなくてはいけないため、工期を間に合わせるために休日出勤や残業は当たり前になります。

私が担当しているビルで保守契約をしている消防設備士の工事担当の方は、2週間近く休みが取れていないと言っていました・・。
工事担当になる場合は、ワークライフバランスが壊滅する覚悟をしたほうが良いかも・・。

ヘタ・レイ
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体力仕事だから消防設備士はやめとけ

消防設備士は現場仕事です。

点検対象が大規模なビルになると、相当な距離を歩くことになります。

テナントの専有部(マンションなら居室内)はもちろん、共用部(階段や廊下)、建物の外周にも消防設備は設置されています。

これらを全て点検するため、かなり体力を消耗します。

また、期限切れの消火器を交換する場合は基本的に手で持ち運びしますし、古いスプリンクラー制御弁のバルブなどは操作性が悪く回すのにかなりの力を使います。

小さなビルの点検であれば歩く距離は少なくなりますが、その代わり一日で複数のビルを回らなくてはいけないので結局歩く距離は多くなりますね。
1日で2万歩は歩くと思っておいた方が良いですね!

ヘタ・レイ
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覚えることが多いから消防設備士はやめとけ

消防設備士の会社に入社するだけなら、無資格でも可能です。

しかし資格を持っていないと出来ることが限られてしまい、いつまでも見習いのような状態になってしまいます。

そのため、働きながら資格の勉強をしなくてはいけません。

また実務に関しても消防設備の種類はとても多く、それぞれ点検方法も違いますので覚えるのが大変です。

それに消防法は定期的に改正されるため、新たな知識も増やしていかないといけません。

非常用発電機や、防火扉・シャッターなども点検の対象です。
これらの設備も点検項目が改正されたりしています。

ヘタ・レイ
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給料が安いから消防設備士はやめとけ

先ほど未経験の消防設備士だと年収が300万円前後と紹介しました。

ビルメンの私が言うのもアレですが、消防設備士の年収もかなり低いと思います。

しかも消防設備士の場合は仕事がきついことが確定してますし、最低限取らなければならない資格もビルメンより多いです。

経験を積めば給料は上がりますが、修業期間の安月給に耐えられない人は消防設備士を選択しないほうが良いかもしれません。

キヨシ
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お金を稼ぎたいなら消防設備士やめとけ!

消防設備士として働くメリット【底辺じゃない理由】

次に消防設備士で働くメリットを紹介します。

消防設備士のことを底辺とか言う人もいますが、これらのメリットを見てもそんなことが言えるでしょうか?

どちらにしても「消防設備士やめとけ」とは思う人はいると思いますけどね・・。

ヘタ・レイ
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消防設備士の仕事は無くならない「将来性抜群」

消防設備士の仕事は安定しており、将来性も抜群です。

一定規模以上の建物には必ず消防設備士の点検が必要な消防用設備が備わっており、「消防法」で定められた定期点検が義務付けられています。

そして、消防法は大きな火災事故が発生する度に厳しくなっています。

法律が厳しくなると防災設備の点検項目が増えますので、今後も消防設備士の仕事が増えることはあっても、減ることは考えにくいです。

ちなみに私がビルメンを始めてからも、2016年の「建築基準法」の改正により防火シャッターや防火扉の点検をする「防火設備定期検査」が追加されました。(建築基準法ですが、消防設備の会社が点検することが多いです)

AIの発展により無くなる仕事がある一方、今後も仕事が無くならないということは、その仕事を目指すうえでとても大切なことです。

うちのビルで委託している消防設備業者さんはいつも忙しそうです。

ヘタ・レイ
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★消防設備士と同様にビルメンも安定した仕事です(詳しくは以下の記事で)↓

消防設備士は副業でも働ける

経験と資格が必要になりますが、消防設備士は副業も可能です。

本業で正社員の仕事に就いて、休日だけ消防設備士の手伝いをするような人も多いようです。

月に4,5回の出勤で5万円以上稼ぐことも出来るようなので、お金が欲しい人にはおススメです。

最初に技術を身に着けるのは大変ですが、副業として働く分には面倒な人間関係で悩む必要も無いのでメリットは大きいはずです。

最近は自分のスキルを活かして副業をしている人が多いので収入源を複数持つことはおススメです!
>>副業(クラウドワークス)についてはこちらで解説

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ
例えばこんな働き方も・・・

①消防設備士を1年くらい経験(仕事は大変だけど耐える)

②休みが多くマッタリできるビルメン会社へ転職

上記のような経歴なら、間違いなく消防設備士点検員の副業は可能です。

そんなにお金が欲しいならもっと高い給料を貰える会社に転職しろよって話かもしれませんが、薄給でもいいから責任を伴う仕事はしたくないって人にはメリットがある働き方だと思いますね。

消防設備士は成長できる

消防設備士は成長を感じられる職業です。

実務に関しても様々な消防設備の仕組みや点検方法を覚える必要がありますし、関連する資格もかなりの数があります。

大変な仕事だからこそ、自分の成長を実感できるのだと思います。

保有資格や出来る業務が増えれば収入もアップしますので、そういった部分にメリットを感じて長く続けている方も多いようです。

私のビルを担当している消防設備士の人たちは熟練の人が多いせいか、毎回同じ人達が点検しているので離職率は低そうです。

見習いで一回だけ来て速攻で辞めてる人もいますけどね笑

キヨシ
キヨシ

仕事に対してやりがいや成長を求める人って結構多いですから、そういう人たちに消防設備士は合ってそうですね。

消防設備士は社会貢献できる

消防設備の点検をしているだけだと実感しづらいかもしれませんが、消防設備は人命や建物などの資産を守るための重要な設備です。

火災発生時にこれらの設備が正常に機能すれば、人命を救えますし建物の被害も最小限で済みます。

間接的ではありますが、社会貢献できる仕事であることは間違いありません。

逆に言うと適当な点検をしていたら、有事の際に機器が正常に動かずに被害が拡大します。

最悪人命を失う可能性もありますので、責任が重い仕事であることを覚悟してくださいね。

キヨシ
キヨシ

「前回の点検はOKだったから今回も問題無いよね!」はダメってことですね。

消防に提出する点検報告書には、点検者の氏名が記載されます。
横着は許されない仕事だと思ってくださいね。

ヘタ・レイ
ヘタ・レイ

以下の内容は広島県にある消防設備会社「株式会社プロテック」さんに勤務している社員の方が話していた消防設備士の社会貢献や「やりがい」です。

防災・防犯設備の保全という仕事を通して、間接的にですが社会貢献できていることに、やりがいを感じています。仕事のなかで特に好きなのは、お客様とお話しをする時間です。自分の説明を熱心に聞いてもらえるとうれしいですし、そのことが仕事の意欲にもつながっています。
また職場の雰囲気が非常に良く、さまざまな経験を積ませてもらえる点も、この仕事の魅力だと思っています。これまで経験した現場の中で、特に印象深いのは、初めてリーダーを務めたときのことです。規模の大きな現場でしたが、スタッフ一人ひとりと密にコミュニケーションをとることができたため、チームの結束も高まり、スムーズに現場が回りました。そのときの喜びと達成感は、今も励みとなっています。

引用元:株式会社プロテック

消防設備士は女性も多い業界

消防設備士は現場仕事の中でも女性が多い業界です。

これまでに何人も消防設備士の女性を見てきました。

年齢層も20~40代くらいまでと幅広い方が活躍されています。

キヨシ
キヨシ

なんで女性が多いんだろ?

現場仕事のわりに力が必要な業務が少ないですし、マンションの女性一人暮らしの部屋に入室して点検する場合なんかは、女性スタッフが重宝されるなどの理由があるからだと思います。
とはいえ、子育てしながらだと厳しいかもしれませんが・・。

ヘタ・レイ
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消防設備士に転職を考えている女性の方へ

消防設備点検をしている会社はピンキリです。

零細企業だと男性しかいない会社がほとんどだと思うので、社員数が100名以上のそこそこ大きな会社を選びましょう!

男性しかいない会社だとセクハラなどを受ける場合がありますからね・・。

消防設備士は独立も可能

消防設備士は個人事業主として独立も出来ます。

もちろん独立する前に消防設備会社に就職して修行する必要がありますが、経験を積んで資格を取得すれば個人事業主になれるのです。

働いた分だけ収入を増やせるため、独立する消防設備士も珍しくないようです。

そのかわり仕事の責任は増えますが、会社員特有のストレスから解放されるのは大きなメリットです。

ちなみに消防設備士は資格という参入障壁があるため、誰でもなれるわけではありません。

そのため飲食店などの独立開業と比べると安定しているといえます。

独立した方は前に勤めていた会社から仕事を貰ったりもするようなので、サラリーマン時代から適当な仕事はしないほうが良いですね!

ヘタ・レイ
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やめとけと言われる消防設備士に向いてる人3選

キヨシ
キヨシ

色々と話聞いてて消防設備士がやめとけと言われる理由がよくわかりました。
でも、消防設備士で働いてる人はたくさんいますよね?
どんな人に消防設備士は向いてるんでしょうか?

これまでの説明で「消防設備士はやめとけ」と言われる理由がよくわかって頂けたかと思います。

しかし、デメリットが多そうな消防設備士でも、何十年も仕事を続けている人は大勢います。

というわけで、「こんな人なら消防設備士に向いてるかも?」という特徴を3つ選んでみました。

消防設備士に興味があって、一つでも該当するなら消防設備士を就職先の候補に入れてみてください!

真面目な人に消防設備士は向いてる

消防設備士の基本となる業務は機器の点検です。

点検というのは、既に設置してあるモノが正常に動作するか確認する行為です。

ということは、実際に点検せずに報告書に点検済みと記載してもバレないということです。

もし点検を横着した結果、故障していた機器を発見出来なかったら・・・。

想像もしたくない結果が待っていることでしょう。

仕事なので当たり前のことなのですが、手抜き出来そうな仕事でも真面目に出来る人に消防設備士は向いています。

勤勉な人に消防設備士は向いてる

「消防設備士やめとけ」でも説明しましたが、消防設備士は覚えることが多いです。

休日などを利用してコツコツと資格を増やし、同時に業務知識も増やしていけるような勤勉な人に消防設備士は向いています。

むしろ、専門職でもないビルメンですら消防設備士の資格をコンプリートしてる人もいるくらいなので、本職の消防設備士として働く以上は消防設備士の全類をコンプリートするのは当たり前であるといえます。

もちろん入社後に数年かけて全てを取得すれば良いと思いますが、ベテラン消防設備士が全類コンプリートしてないのはマズイんじゃないかなと思いますね。

ヘタ・レイ
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毎日同じところで働きたくない人に消防設備士は向いてる

消防設備士は毎日違うビルやマンションを点検しています。

一般的なサラリーマンのように毎日同じ事務所に出社して退勤まで会社にいるわけではありません。

ずっと同じところで働くのが苦痛に感じる人もいると思いますので、そういう人には消防設備士は向いているといえます。

ただし報告書作成などは事務所でやることが多いため、全く会社に行かなくて良いというわけではありませんのでご注意ください。

私は一つのビルに常駐して設備管理の仕事をしていますが、ずっと同じところにいるので飽きるんですよね。
それにビルに待機することが仕事なので、自由にビルの外に出ることも出来ないため、外回りの仕事がたまに羨ましくなることもあります。

ヘタ・レイ
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消防設備士は人手不足だから穴場の業界

先ほど「消防設備士やめとけ」の際にも紹介しましたが、消防設備士は常に人手不足です。

そもそも現場仕事は人気が無いということも理由の人ですが、消防設備士の役割が増えている点も大きいと思います。

消防法は大きな火災事故などが発生するたびに厳しくなっており、それによって新たに設置が必要な消防設備が増えたり、点検項目や点検頻度が増えることがあります。

点検対象や点検頻度が増えるという事は、これまで通りの人数では仕事を回すことが出来ず消防設備士の人数を増やさなくてはいけませんよね。

以上の事から、今後も消防設備士の需要はさらに上がって行くことが予想されます。

このように、消防設備士は常に人手不足な状況なので、訳あり人材でも参入しやすくなっています。

まあ、人手不足の一番の原因は仕事が大変とかそういったところが大きいと思いますが・・。

ヘタ・レイ
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消防設備士に就職したいなら大手ホワイト企業を選ぼう

冒頭で消防設備士は無資格でも就職出来ると説明しましたが、資格が重要視される業界である以上は何かしらの関連資格を取得してから就職活動をするべきです。

オススメの資格は消防設備士乙種4類、消防設備士乙種6類、第二種電気工事士です。

どの資格も1~2か月程度で取得出来ますので、本気で就職したいなら資格取得から始めてみてはいかがでしょうか。

★各資格の取得方法などは以下の記事で解説しています↓

★とりあえず消防設備士の勉強をしたい方は、公論出版の書籍がおススメです。ほとんどの受験生がこのテキスト・問題集で合格しています。

消防設備士第6類 令和6年版 / 公論出版 【本】

★以下の記事では消防設備士試験に合格するためのオススメの教材をコスパ重視で紹介しています

★独学で勉強が厳しいという方は職業訓練も視野にいれましょう。入校するのに条件はありますが、無料で資格の勉強を教えてもらえます。

ホワイト企業に入社したいなら転職サイト選びが重要

消防設備の仕事を探すなら転職サイト選びも大事です。

ハローワークだと企業は無料で求人が掲載出来るためブラック企業が多いので、それ以外の転職サイトを選びましょう。

私のお勧めは転職エージェントです。

優良なホワイト企業の紹介や、職務経歴書や面接の対策などを全て無料でやってもらえます。

狙うべき会社は大手の消防設備メーカー、又はメーカーと取引のある消防設備の点検会社です。

おすすめの転職エージェント

ホワイト消防設備点検会社の求人紹介「大手消防設備メーカー」

建設・設備求人データベースでは、以下のような求人を扱っています。

  • 能美防災株式会社
  • ホーチキ株式会社
  • ニッタン株式会社
  • ヤマトプロテック株式会社

一例なのでこの他にも求人はあります。【令和5年11月現在】

消防設備士として長く働くつもりなら、高い給料を支給してくれる大手メーカー系のホワイトな消防設備会社に入社しましょう!!

給料がたくさん貰えれば仕事に対するモチベーションアップにつながりますし、周りから底辺と思われることもありません。

つまり、消防設備士がやめとけと言われている理由の一つである「給料の安さ」が、大手メーカー系の消防設備士なら気にならなくなるということです!

ちなみにどの会社に入っても、消防設備士である以上は仕事が楽ということはありえません。
どうせ忙しいなら年収や福利厚生が整っている会社に入った方が良いという考えで紹介しています。

ヘタ・レイ
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能美防災株式会社【大手消防設備メーカー】

消防設備機器メーカーでお馴染みの能美防災です。

ビルメンランキングで例えるとSランクの系列系といったところです。

入社できれば将来安泰ですね。

この求人は長野県での募集ですが、全国展開している企業です。

能美防災株式会社
年収450~800万円
年間休日125日
従業員数単体:1,742名 連結:2,673名(2023年)
売上高単体:813億3700万円 連結:1,055億3,700万円(2023年)
関連記事能美防災を調査しました

※年収・年間休日は令和5年11月時点での建設・設備求人データベース様からの引用です。詳細情報を確認したい場合は以下のリンクからどうぞ!

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ホーチキ株式会社【大手消防設備メーカー】

こちらも消防設備機器メーカーであるホーチキです。

当然、消防設備メンテナンス会社としてもSランクです。

全国展開している企業ですので、千葉県以外でも募集はあります。

ホーチキ株式会社
年収450~750万円
年間休日124日
従業員数単独1,449名、連結2,184名 (2023年3月31日現在)
売上高812億5,100万円[連結] 665億5,500万円[単体] (2022年3月期)
関連記事ホーチキを調査しました

※年収・年間休日は令和5年11月時点での建設・設備求人データベース様からの引用です。詳細情報を確認したい場合は以下のリンクからどうぞ!

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ニッタン株式会社【大手消防設備メーカー】

ニッタンも防災設備のメーカーです。

この会社も自社で消防設備点検を請け負っています。

エリア限定採用もあるようなので、転勤したくない方にピッタリかもしれません。

下の求人では埼玉の募集ですが、千葉、愛知、大阪など様々なエリアの求人がありました。

ニッタン株式会社
年収400~750万円
年間休日123日
従業員数単体1,209名 連結1,426名(2023年4月1日現在)
売上高単体410億9900万円 連結437億1700万円(2023年3月期)
関連記事ニッタンを調査しました

※年収・年間休日は令和5年11月時点での建設・設備求人データベース様からの引用です。詳細情報を確認したい場合は以下のリンクからどうぞ!

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ヤマトプロテック株式会社【大手消防設備メーカー】

ヤマトプロテックは主に消火器などの消火設備の製造をしているメーカーです。

この会社も消防設備点検を請け負っています。

年間休日も多くホワイト企業だといえますね。

ヤマトプロテック株式会社
年収340~600万円
年間休日127日
従業員数350名(2023年1月現在)(男251名/女99名)
売上高301億円(2022年12月実績)

※年収・年間休日は令和5年11月時点での建設・設備求人データベース様からの引用です。詳細情報を確認したい場合は以下のリンクからどうぞ!

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まとめ「本当に消防設備士はやめとけ?」

この記事では「やめとけ」と言われている消防設備士についてまとめてみました。

消防設備士はビルメンから転職しやすい業界の1つです。

そのためビルメンの仕事にやりがいを感じられない方は、消防設備士の資格を増やして転職してみても良いかもしれません。

安定した業界ですし入社のハードルも低いため、40代のおじさんにもおススメできる職業です。

それに、先ほど紹介した能美防災やホーチキなど入社出来れば、Sランクビルメン会社の年収も超えられます。

ただし、仕事量はビルメンと比べて確実に増えますので覚悟は必要ですからね!

仕事で楽をしたいならビルメン一択です。
【関連記事】ビルメンとは?
しかし、40代以降からビルメンになっても年収はあまり期待出来ません。
扶養家族がいる人は消防設備士という道を選んでもいいかもしれません。

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キヨシ
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消防設備士やめとけは嘘ですね!
消防設備士も転職先の候補に入れてみます!