危険物取扱者乙種4類はビルメン入門資格!ビルメン未経験者のために乙4を徹底解説します!

2022年7月26日

キヨシ

ワシ、ビルメンになりたいんやが、資格は何から取ればええんやろ?

ヘタ・レイ

ビルメン資格でおススメなのは危険物取扱者乙種4類です!
どういう資格なのかご説明しますね!

この記事では、ビルメン資格の中で一番最初に取って頂きたい危険物取扱者乙種4類について解説致します!

ブログの記事と合わせてこちらの動画も是非ご視聴ください
この記事はこんな人におすすめ!
  • 乙4が何なのか知りたい
  • ビルメンの仕事で使うことがあるのか知りたい
  • 資格はどうやったら取れ

★全てのビルメン資格一覧を確認したい方は以下の記事をご覧ください。

危険物取扱者乙種4類とは

危険物取扱者乙種4類は乙4(おつよん)というのは略称で呼ばれており、とても人気がある国家資格です。

消防法などでは、火災の危険性が高い物質を危険物として指定しており、それらの危険物を取り扱うためには国家試験に合格したものとするように限定しています。

この国家試験で取得できる資格が、危険物取扱者になります。

ヘタ・レイ

一般的には乙4って簡単な資格で価値が無いみたいなイメージかもしれませんが、危険物を取り扱うにはこの資格を保有していなければいけない規則があるため、検定試験の簿記なんかよりも価値がある資格だと私は思っています。
〇〇をするためには、この資格を所持していなければいけないというのを独占業務があるなんて言い方をします。
資格を取得するなら、独占業務がある資格を取るようにしましょう。

危険物には多くの種類があるため、それぞれの性質ごとに6種類に分類してあります。

以下にそれぞれの危険物取扱者資格の種類と代表的な危険物の名称を記載しておきます。

種第1類酸化性固体(塩素酸カリウム、過マンガン酸カリウムなど)
種第2類可燃性固体(硫黄、赤リンなど)
種第3類自然発火性物質及び禁水性物質(ナトリウム、リチウムなど)
種第4類引火性液体(ガソリン、灯油、軽油、重油、エタノールなど)
種第5類自己反応性物質(ニトログリセリン、トリニトロトルエンなど)
種第6類酸化性液体(過酸化水素、硝酸など)
丙種第4類に該当する危険物の中の一部だけ取り扱いが出来る。
甲種乙種1~6類全ての危険物の取扱いと立ち会いがが出来る。

上記の表を見ると乙種は6種類あり、その他として丙種甲種があることがわかります。

効力の強さで並べると、甲種>乙種>丙種となり、甲種は乙種の範囲全てをカバーしており、乙種は4類のみが丙種の完全上位となります。

ヘタ・レイ

丙種を取得するメリットは無いので、乙種4類を取りましょう。

危険物取扱者乙種4類はビルメン4点セット

危険物取扱者乙種4類はビルメン基本資格と言われているビルメン4点セットの一つです。

その他のビルメン4点セットの資格が気になる方は以下の記事をご覧ください。

危険物取扱者の試験概要

次に危険物取扱者の試験概要についてご説明します。

危険物取扱者試験をを管轄している団体

団体名一般財団法人 消防試験研究センター
URLhttps://www.shoubo-shiken.or.jp/kikenbutsu/

消防試験という名称ですが、危険物は消防法の管轄なので正しいです。

危険物取扱者試験の受験資格

乙種全類・丙種受験資格無し(誰でも受験可)
甲種学歴又は資格、実務経験などが必要
詳細はこちらで確認してください
ヘタ・レイ

ビルメンとして働くだけなら乙種4類があればOKなので、甲種のことは気にしなくても大丈夫です。

危険物取扱者試験の試験日程

地域によりますが、乙種4類は月1以上の頻度の開催されています。

危険物取扱者試験の試験内容

大きく分けて下記の3つの分野の問題が出題されます。

①危険物に関する法令(15問)

②基礎的な物理学及び基礎的な化学(10問)

③危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(10問)

試験は5択のマークシート方式で、以下のような問題が出題されます。

キヨシ

全くわからん・・

ヘタ・レイ

勉強してないのに解けるわけがありません。
市販の問題集を解いてれば自然に出来るようになりますよ。

危険物取扱者試験の合格率

30~40%程度です。(変動あり)

危険物取扱者の免状は更新が必要?

10年ごとに写真の書き換えが必要。(手数料1600円)

ただし、免許を使用していなければ書き換えをしなくても免許取り消しとかにはなりません。

ヘタ・レイ

私は危険物取扱者取得乙種4類を取得してから10年以上経過していますが、現在免許を使って働いていませんので写真の書き換えを行っていません。

ビルメンで危険物取扱者乙種4類が必要になる状況

先ほどの危険物一覧表から乙種4類は「引火性液体」であることがわかります。

該当する危険物は、ガソリン、軽油、重油など液体の燃料です。(他にも種類はあります)

ヘタ・レイ

ガソリンが危険な物質だというのは普通に生活してても耳にすることがあると思います。
なぜガソリンが危険なのかというと、ガソリンの引火点はマイナス40度なんです。
引火点とは、火を近づけただけで燃焼が始まる最低の温度のことで、家庭用のサラダ油の引火点は250度です。
サラダ油に直接ライターで火をつけても燃焼が始まらないのは引火点が高いからです。
マイナス40度で燃焼することが出来るガソリンがどれだけ危険かわかって頂ける思います。

これらの燃料は、ビルに設置してある非常用発電機やボイラーなどを運転するために必要になります。
(非常用発電機はビルが停電の際に自動で運転し、ビル内の重要な設備に電気を供給します。)

そして、燃料はいつでも使えるようにビル内に設置してある貯蔵タンクに大量に収められていますが、適切に取り扱わないと火災の発生に繋がるため、危険物取扱者の免許を所持した有資格者を設置することを義務付けているのです。

有資格者は現場に一人いれば良いので、大抵は現場の所長が名義を出しています。

注)燃料を保管する量が少量であれば有資格者は不要となっています。

危険物取扱者乙種4類の勉強方法

ここまで読んだ方なら、乙4の凄さがわかり資格が欲しくなったのでないでしょうか?

「でも、国家資格だし難しいんじゃ・・?」と思う方もいるかもしれませんがご安心ください。

乙4は勉強すれば誰でも受かります。

よく資格試験の講座の宣伝とかで、〇〇の資格は誰でも受かるから勉強しましょうとかいうのを目にします。

確かに時間をかけて勉強をすればいつか受かるかもしれませんが、人間には得意不得意があるので、資格の難易度によっては非現実的な時間がかかったり、最終的には受からないで諦めるということもありえます。

しかし、乙4の場合は勉強すればガチで誰でも受かります。

それくらい簡単な資格です。

おススメの勉強方法

さて、本題に戻りますが、私は以下の2パターンの勉強方法をオススメします。

  • 市販の問題集を2冊以上買って何度も問題を解く。
  • スマホで使える乙4のアプリで何度も問題を解く。

金銭的な負担を考えるとスマホのアプリは無料で提供されているのでかなりオススメですが、アプリの制作者が一般人だったりすると、問題に間違いがある可能性もあるため、市販の問題集の方が確実かなと思います。
※アプリでも合格出来ますけどね

ちなみに、テキスト(義務教育でいう教科書)は買わなくて良いです。

問題集には必ず解説が書いてありますので、問題集を解きながら解説を読めばテキストを読んでるのと同じ効力があります。

テキストを買うくらいなら、問題集にお金を回しましょう。

問題を解いてるうちに知識は脳に定着していきますので安心してください。

たまに勘違いする方がいるので書いておきますが、問題集に載ってる問題は完全に暗記するまで何度も繰り返し解いてください。一回解いたら終わりじゃないですからね!

ヘタ・レイ

繰り返し同じ問題を解くため、問題集に直接答えを書いたらダメですよ!

勉強期間

勉強期間ですが、最低2週間、できれば1か月程度見ておいた方が良いです。(合計40時間以上)

乙4は簡単なので、ネットだと1週間で合格とかいう情報を良く見ます。

確かに1週間で受かる人もいますが、それは運も味方していますので、運の要素を排除して完全に実力のみで受かるレベルまで持っていけるよう時間をかけて勉強することをおススメします。

正しい勉強量(問題集2冊以上、1か月程度勉強)を行えば落ちる試験ではありません。

おススメの問題集は以下の2つです。ユーキャンの方は一問一答形式の問題集で、正確に知識を定着していくのに有効な問題集です。

どうしても乙4に試験に受からない方へ

勉強の方法が間違えている可能性があります。

ビルメン資格の勉強方法をまとめた記事を書いていますので、良かったら以下のリンクから飛んでください。

私はビルメン資格に関しては全て1発合格しています!

危険物取扱者乙種4類以外もは取る必要ある?

結論から申し上げますと、ビルメンをやるなら乙種4類のみで良いかと思います。

ただし、会社によっては危険物の他の種類を所持していても資格手当が出たり、甲種を持っていると資格手当が出るなどの場合もあるため、入社した会社の条件によって他の種類の危険物を取っても良いかと思います。

例えば甲種を持っていたら毎月手当が3000円貰える会社があれば、年間で24000円になります。

稀にこういう会社も存在しますので、資格手当が貰えるなら是非勉強しましょう。

ちなみに、乙4を持ってると毎月1000円程度貰える会社が多いかと思います。

ビルメン資格手当の相場を以下の記事でまとめています↓

まとめ:まずは危険物取扱者乙種4類を取りましょう!

危険物取扱者乙種4類は簡単に取れる上に、ビルメンを続けていれば資格を使用する可能性もあるため、コスパの良い資格だと思っています。

もちろん乙4を持っていなくてもビルメンになることは出来ると思いますが、資格手当が支給されたり、実際に選任される可能性もある資格ですので、持っていれば面接官の印象はプラスになること間違い無しです。

以上より、ビルメンになる方で未所持の方は、今すぐにでも危険物取扱者乙種4類を取ることをおススメします。

2ちゃんねるのスレですが、危険物取扱者乙種4類の資格を活用する方法のまとめ動画を作成していますので良かったらご覧ください。