ビルメンの年収だと生活できない?いいえ、食いっぱぐれない安定した仕事です!


ビルメンの給料じゃ生活できないって聞いたんですが本当ですか?
せっかくビルメンに就職しようかと思ったのに!

落ち着いてください。
確かにビルメンは薄給ですが、生活出来ないほど給料が安いことは無いと思いますよ!
ネットでビルメンのことを調べていると、「ビルメン 生活できない」、「ビルメン 食っていけない」なんてワードを目にすることがあります。
私がYouTubeで配信をしていても給料の質問は頻繁に頂きますし、これからビルメンに転職を考えている方には重要な問題だと思います。
この記事では、本当にビルメンは生活が出来ないほど給料が安いのか、実際に働いている人の年収などを比較して検証していきたいと思います!
ビルメンの年収を紹介

それでは最初に実際にビルメンで働いている人がどのくらいの年収を貰っているのか紹介します。
このデータは私のYouTubeチャンネルなどで、現役ビルメンや元ビルメンの方から提供して頂いた情報になりますので、リアリティのある金額となっています!

グラフの縦軸が人数、横軸が年収です。
正確な数値を出すのは難しいですが、中央値は350万円付近といったところでしょうか。
このデータを見てビルメンの年収が高い、もしくは低いと感じるかは前職で貰っていた給料や、育ってきた環境によって違うと思います。
しかし、ずっと底辺で過ごしてきた私からすれば、年収350万円貰えれば十分に生活出来ると思いますが一般的には低いですかね。
ちなみに年収350万円を貰うのに電験三種などの難しい資格は不要です。

ビルメンは実務経験と保有資格によって年収が変わります。
気になる方は以下の記事を見てね。
現役ビルメンの私の年収
参考までにビルメン会社を何社も転職してきた私の年収推移がこちらです。
1社目 独立系ビルメン会社 | 260万円 |
2社目 独立系ビルメン会社 | 300万円 |
3社目 系列系ビルメン会社 | 400万円 |
4社目 独立系ビルメン会社 | 400万円 |
5社目 系列系ビルメン会社 | 360万円 |
現在 自社系ビルメン会社 | 530万円 |
最初の会社でもらっていた年収260万円でも節約すれば生活は可能でしたが、やはり年収400万円程度まで貰えると生活にも余裕が出来ましたね。
なお、年収400万円くらいなら誰でも目指せると思いますが、資格取得や実務経験を増やすなどの努力は必要になってきます。
ビルメンに必要な資格を以下の記事にまとめています。
ビルメンでも住宅ローンは組める
私は持ち家に住んでいますが、約10年ほど前にローンを組んで購入しました。
その時に在籍していた会社は独立系の底辺ビルメン会社で、当時の年収は300万円です。
それでも銀行の審査は通りましたので、他に借金があったり過去にカードで事故とかを起こしていなければ、ビルメンの年収でも住宅ローンを組むことは可能です。
将来的にマイホームの購入を考えている方がいたら希望を捨てないでくださいね!
社会人の生活費とビルメンの給与を比較してみる

今は実家暮らしだけど、いずれは一人暮らししたいんだよね。
本当に年収350万円でも生活できるの?
このブログをご覧の方の中には、20代で実家暮らしの人もいると思います。
今後ビルメンに転職して1人暮らしをした場合に生活が成り立つのか不安だと思いますので、一般的な単身世帯の生活費を総務省統計局のデータを使って紹介します。
食費 | 35,801円 |
家賃 | 34,918円 |
水道光熱費 | 7,540円 |
通信費 | 6,882円 |
交通費 | 3,741円 |
娯楽費 | 27,942円 |
その他 | 38,748円 |
合計 | 155,572円 |
※総務省統計局「家計調査(単身)勤労世帯」(2022年)
2022年のデータなので現在はもう少し食費などが上がっている可能性もありますが、娯楽費などを入れても15.5万円程度で生活は可能です。

都内近辺に住むことを考えるともう少し家賃は高くなる気がしますが、その他支出を減らせば誤差の範囲だと思います。
月に15.5万円なので年間にすると、15.5万円×12か月=186万円。
一人暮らしなら186万円あれば生活が可能ということですね。
ちなみに年収350万円というのは税込み年収なので、会社から支給される際に厚生年金、健康保険、雇用保険・住民税・所得税などが控除されます。
これらの控除額は総支給の約20%くらいなので、350万円×0.8=280万円が実際の手取りだとお考えください。

生活費が年間で186万円なら、手取りで280万円あれば貯金もできるね。
当然ですが家庭を持つと支出が大きく増えますので、年収350万円では足りなくなります。
結婚願望がある人は、初めから待遇の良い系列系ビルメン会社に入っておくと安心ですね。
節約や副業をする?

もっと収入を増やしたい場合、副業をしているビルメンもいるようです。
ただし副業禁止のビルメン会社もあるため、気を付けなくてはいけませんけどね。

個人的には副業や残業で生活費を稼ぐくらいなら、資格を増やして待遇の良い企業に転職するか、支出を減らして節約することをオススメしたいです。
ビルメンの金策や節約について以下の記事にまとめていますので、良かったら参考にしてみてください。
まとめ(贅沢をしなければビルメンの年収でも生活は余裕)

今回はビルメンの年収で生活が成り立つのかをまとめてみました。
少なくとも都心でビルメンをやるなら、贅沢をしなければ生活には全く困らないと思います。
なお、地方でもビルメンの年収で生活は可能だと思いますが、そもそもビルメンの求人が少ないようなので何とも言えないですかね。
ですが、入社のハードルは低いですし、ある程度ビルメン関連の資格を持っていれば食いっぱぐれることは無いですね。
ちなみに生きる上で大切なことは、自分の年収に見合った生活をしていくことだと私は思っています。
安月給なのに娯楽にお金を使っていたら、生活もカツカツになるに決まっています。
ビルメンに転職する前に、自分の支出を見直してみることをオススメします。

お金が無いと言いながら、タバコやギャンブルをしているビルメンを何人も見てきました。
無駄遣いしてるんだから、そりゃお金無いでしょうよ。