【2024年最新】電気工事（サブコン）売上高・平均年収ランキング！有給消化率や勤続年数からホワイト企業を探そう！

2024年10月13日仕事全般,サブコン会社電気工事会社,ランキング

この記事では電気工事業界で働きたい方のために、大手の電気工事会社（サブコン）を売上高と平均年収に分けてランキング形式で紹介します！

ちなみに売上高が多いということは、その市場のシェアの占有率が大きいことを意味し、企業は有利な条件で事業を展開していけます。

また、会社の規模が大きく雇用も安定もしているため、労働者からすれば定年まで安心して働ける魅力的な企業であるといえます。

そのため、長く勤められるような企業を探す場合、売上高に着目することはとても大事なことだと言えます！

なお、厳密に言うとここで紹介している企業は電気工事以外の事業も幅広く手掛けていますので、電気工事はあくまで事業の一部です。その点、ご了承ください。

サブコンとは「電気設備工事以外にもある」

企業のランキング紹介の前に、サブコンについて詳しく解説しておきます。

サブコンとは、Subcontractor（サブ コントラクター）の略語、建設工事において、電気、水道、空調、ガス、通信などの各種設備の設置やメンテナンスを専門的に行う企業のことを指します。

例えば、ビルの建築プロジェクトがあったとした場合、ゼネコン業者が元請けとなり、施主（工事を発注する人）と工事請負契約をします。

サブコンは、元請けとなったゼネコンの下請けとして工事に参加し、それぞれのサブコン企業が得意とする電気や空調などの設備工事を請け負います。

このように、それぞれの工事に関して専門性の高いサブコン企業に業務を分散することで、コストを削減することも出来ますし、工事を効率良く進めることが可能となります。

なお、この記事で紹介するのは、サブコンの中でも「電気工事」「電気通信工事」を主な事業として行っている企業になります。

電気工事（サブコン）30社の売上高ランキング【ホワイト企業中心】

それでは、大手電気工事会社（サブコン）売上高ランキングの結果を公開します。

なお、本ランキングで掲載している売上高は、各企業の2023年度（2024年最新）の有価証券報告書などの数値を参考にしています。

※一部の企業は2022年度のデータを使っています。

また、グループ企業との連結売上高を公開している企業については、連結の金額を優先しています。

	会社名	売上高（連結優先）
1位	株式会社きんでん	6545億円
2位	エクシオグループ株式会社	6140億円
3位	株式会社関電工	5984億円
4位	株式会社ミライト・ワン	5183億円
5位	株式会社九電工	4690億円
6位	日鉄テックスエンジ株式会社	3116億円
7位	株式会社明電舎	2878億円
8位	株式会社トーエネック	2528億円
9位	株式会社ユアテック	2431億円
10位	株式会社中電工	2010億円
11位	ダイダン株式会社	1974億円
12位	日本電設工業株式会社	1940億円
13位	住友電設株式会社	1855億円
14位	日新電機株式会社	1452億円
15位	太平電業株式会社	1293億円
16位	栗原工業株式会社	1041億円
17位	富士古河E&C株式会社	1036億円
18位	東光電気工事株式会社	1022億円
19位	株式会社四電工	921億円
20位	株式会社東京エネシス	884億円
21位	北海電気工事株式会社	600億円
22位	北陸電気工事株式会社	533億円
23位	新生テクノス株式会社	522億円
24位	田辺工業株式会社	518億円
25位	株式会社サンテック	509億円
26位	西日本電気システム株式会社	429億円
27位	株式会社弘電社	348億円
28位	川北電気工業株式会社	256億円
29位	JESCOホールディングス株式会社	111億円
30位	株式会社ETSホールディングス	80億円

電気工事サブコン売上高1位は関西電力グループの「きんでん」で6545億円でした。

なお、昨年度2022年度の決算データでは、「エクシオグループ」が1位でしたので順位が入れ替わったようです。

3位以降は東京電力系の関電工、電気通信設備の工事に強いミライト・ワンとなっていました。

電気工事（サブコン）23社の平均年収ランキング【ホワイト企業中心】

次に電気工事会社（サブコン）の平均年収をランキング形式で紹介します。

なお、掲載している年収は各企業が公開している最新の有価証券報告書より引用しているため、非上場の企業に関してはランキングから除外しています。（非上場の企業には有価証券報告書が無いため）

	会社名	平均年収
1位	ダイダン株式会社	905万円
2位	住友電設株式会社	861万円
3位	株式会社きんでん	848万円
4位	株式会社関電工	818万円
5位	日本電設工業株式会社	811万円
6位	富士古河E&C株式会社	798万円
7位	株式会社東京エネシス	783万円
8位	太平電業株式会社	761万円
9位	エクシオグループ株式会社	745万円
10位	株式会社中電工	740万円
11位	株式会社明電舎	735万円
12位	株式会社ユアテック	711万円
13位	株式会社トーエネック	707万円
14位	株式会社九電工	700万円
15位	株式会社ミライト・ワン	698万円
15位	株式会社四電工	698万円
17位	株式会社弘電社	680万円
18位	田辺工業株式会社	653万円
19位	北海電気工事株式会社	611万円
20位	株式会社サンテック	608万円
21位	JESCOホールディングス株式会社	602万円
22位	北陸電気工事株式会社	569万円
23位	株式会社ETSホールディングス	524万円

電気工事サブコンの平均年収1位は、大阪に本社を置く総合エンジニアリング企業のダイダンで、平均年収は905万円でした。

2位は住友電で861万円、3位は売上高で1位だった「きんでん」で848万円となっています。

以下の表は、リクルートエージェントに掲載されている建設業の求人から、業界の想定年収をデータ化したものです。

建設業の想定年収は501～600万円が最も多く、その次は401～500万円が多い結果となっていました。

ランキング上位の企業は、建設業の平均年収を大きく超えていることがわかります。

電気工事会社（サブコン）の詳細情報

ランキングで紹介した企業の詳細な情報を掲載しておきます。

簡単に事業内容を紹介していますが、どの企業も複数の事業を手が掛けているため、ここに記載されているのは本当にごく一部だと思ってください。

なお、平均有給消化率と平均残業時間は、会社のクチコミサイト（openwork、enライトハウス、転職会議）に投稿されていたデータの平均値を載せておりますので参考にしてみてください！

当然ですが残業が少なく、有給消化率が高い企業の方がホワイト企業である可能性が高いです。

九電工は福岡県に本社を置く、大手電気設備工事企業です。

配電工事、電気工事、空調、情報通信など幅広い事業を展開しています。

中電工は広島県に本社を置く大手の設備工事企業です。

電気・空調・給排水設備、情報通信・環境分野などの他に、建築や設備設計なども手掛けています。

ダイダンは大阪府に本社を置く、総合設備企業です。

電気工事、空調工事、水道衛生工事、消防施設工事、機械器具設置工事の設計、監理、施工などを手がけています。

ランキング上位の電気工事会社（サブコン）の就職にオススメの資格

ここではランキング上位の電気工事会社に入社するためのオススメの資格を紹介します。

電気工事関連に詳しい方なら当たり前の資格ばかりですが、念のためご確認ください！

電気工事士

電気工事の仕事がしたいわけですから、電気工事士は必須といえるでしょう。

電気工事士は第二種と第一種にわかれていますが、第一種を取得するためには実務経験が必要なので、まずは入門用の第二種電気工事士を取得して就活を勧めることをオススメします！

ちなみに、現在の電気工事士試験は一種、二種ともに年2回実施となり、かなり取得しやすくなっています！

電気工事士関連の記事をいくつか執筆していますので、この記事と一緒に読んでおいてください。

【関連記事】第二種電気工事士について取得方法などを徹底解説

【関連記事】第一種電気工事士の必要性について解説します

電気施工管理技士

大手の電気工事会社では、慣れてくると施工管理でのポジションで働く業務も任されます。

電気工事施工管理技士は、そんなときに役に立つ資格です。

1級、2級と分かれており、1級電気工事施工管理技士の資格を取得している場合には、一般建設業及び特定建設業の営業所で専任技術者の職につくことができます。

また2級電気工事施工管理技士の資格を取得している場合には、一般建設業の営業所で専任技術者の職につくことができるようになります。

しかも、1級電気工事施工管理技士、2級電気工事施工管理技士ともに、建設工事現場に必ず置かなければならない主任技術者の有資格者としても認められているが、監理技術者は1級電気工事施工管理技士の資格を有するものでなければならないという決まりがあります。

電気主任技術者

電気主任技術者は工事関連の資格では無く維持管理の資格になりますが、高圧電気設備の知識を有する証明にもなり、かつ大手の電気工事会社では維持管理も担っている企業もあるため、何かと役に立ちます。

この資格は3種、2種、1種と分かれており、それぞれ扱える電気設備の規模が変わります。

難易度が高い資格なので、就職後に取得することをオススメします。

【関連記事】電気主任技術者はすごい資格！取得方法など徹底解説します！

ランキング上位の電気工事会社に転職するオススメの方法

サブコンの求人は、ハローワークで検索すれば簡単に見つかります。

しかし、今回のランキングで紹介したような福利厚生の整った大手企業はハローワークに求人を出していないことが多いため、サブコン業界に強い転職エージェントを利用されることをオススメします。

転職エージェントは無料で利用出来ますので、会社選びで失敗したくない方は是非使ってみてください。

• 自分の希望にあった求人を探してきてくれる
  例）残業が少ない、休日が多い、年収は〇〇円以上など
• 履歴書や職務経歴書作成のサポートをしてくれる
• 面接で聞かれる質問などを事前に教えてくれる※情報が無い場合もあります
• 面接日の日程調整を企業との間に入ってやってくれる
• 市場に出てこない非公開求人を紹介してくれる
• 内定後には企業に年収の交渉をしてくれる

働き方改革などと言われていますが、建設業界はまだまだブラック企業が多いためハローワークを使った転職活動はオススメできません。

ちなみに、当サイトおすすめは建設・設備求人データベースです。

私も使ったことがありますが、求人数が豊富ですし担当者の対応も丁寧でこちらのペースに合わせて対応してくれたので気持ちよく転職活動することが出来ました。

無料で登録出来るので、転職サイト選びで悩んでいるいる方は是非使ってみてください。

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まとめ「電気工事会社に就職するならホワイト企業を選ぼう」

この記事では大手の電気工事会社を「売上高」順にランキング形式で紹介しました。

地元だけで営業しているような小さな電気工事会社と違い、大手では大規模な工事に携わることができる点や、年収・福利厚生の良さなどはとても魅力的だと思います。

また大手企業は中小零細と違い、人材も豊富なので一人一人にかかる労働負荷も少ない場合が多いです。

その反面、「定期的に転勤がある」、「マネジメント能力が必要」など大手ならではの大変さもありますので、会社選びは自分一人で決めずに知り合いに相談するなどして慎重に決めたほうが良いかなと思います。

先ほど紹介した転職エージェントでも、こういったキャリアプランの相談に乗ってくれますので、自分にとってのホワイト企業探しのために是非活用してみてください。